ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 2日目 ~低木刈込(アベリア)編~
10月に入り、スタートした第4期ガーデナー養成講座。
初日となった前回は座学。
基本的な道具の使い方、そうじや養生の方法からスタートし、刈込の基本も学んでいただきました。
2回目の今回から、早速実技に突入します。
テーマは、「低木の刈込」。
『アベリア』という低木の植込を題材に、刈込の実技にチャレンジしていただきました。
まず、講師の細川から、簡単なレクチャー。
今回のポイントは、とにかく『鋏に慣れる』こと。
刈込において、刈込鋏の使い方は、非常に重要です。
(スポーツでも、道具の使い方ひとつで出る結果が変わったりしますよね。)
刃の当て方。
刃の傾き。
いかにバウンドさせずに刃を安定させるか。
このあたりの基礎を疎かにし、意識せずに刈込を行うと、一見スピーディに刃を動かすことができ、刈り進めていることができているように見えても、実は全く刈れていない、なんてことが起こりかねません。
ですので、細川が、気になる点があれば都度、受講者さんの鋏を止めて、何が課題で、どう改善すれば良いのかをお伝えしていきます。
自分の姿勢や切り方は、自分では客観的に見ることができないので、なぜうまくいくのか、どうすればうまくいくのかを自分で判断するのはなかなか難しいですよね。
そのあたりを客観的に指導していきます。
慣れないうちは、切っている最中に、気が付くと刃が動いてしまい、不安定になっていることが良くあります。
それを都度確認し、補正して、を繰り返していくことによって、少しずつ型ができていきます。
徐々に刃の位置が安定していくに従い、皆さんの刃を動かすペースも上がっていきました。
まず一部を刈り、ベースを作ったら、その範囲を広げていきます。
あちこち刈っては、面が揃わなくなるので、基準を作ったら広げていくのがポイントです。
今回はとにかく刈込鋏に慣れることをテーマにひたすら刈っていただきました。
こちらが刈込前の写真。
こちらが刈込後の写真。
もちろん、刈って終わりではありません。
きちんと掃除をして締めます。
最後は、道具のメンテナンス。
こちらも座学で学んだ内容を実践していただきます。
こうして、最初の実技が終了しました。
次回も刈込の実技。
テーマは、「コニファーの刈込」を予定しています。
受講者の皆さんには、どんどん経験を積んでいただき、技術を身に付けていただきたいと思いますし、今後もそのための場づくりをしていきます。
★今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。
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