ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第10日~剪定(斑入りマサキ)編~
とても嬉しいことがありました。
ガーデナー養成講座のために必須なのが、当然ですが、受講生の皆さんに剪定をしていただく樹木たち。
その場を用意するために、「お庭のカットモデル」という企画を実施しています。
先週の午後に剪定の講座で利用させていただいたカシも、カットモデルとして場をご提供いただきました。
そちらのお客様に仕上がりの確認のご連絡をした際に、「とても綺麗ですね。これ、本当にカットモデルですか?」とおっしゃっていただけたんです。
講座としては9回目でしたが、剪定はまだ2回目!!
にもかかわらず、そのようなお声をいただけたことは、本当に嬉しい。
もちろん、カットモデルとして無料で実施させていただいていますから、「無料でこんなに綺麗に??」という部分もあったかもしれません。
それでも、わずか2回目の剪定へのチャレンジで、受講生の皆さんの仕上がりにご満足いただけたことは、私たちはもちろん嬉しかったのですが、受講生の皆さんにとっても、少し自信につながったのではないかと思います。
皆さんがさらにスキルアップできるよう、引き続きサポートしていきます。
そして、今回も引き続き剪定。
チャレンジしていただくのは、こちらの斑入りマサキ。
生垣上ではあるのですが、刈り込むのではなく、適度に透かしながら剪定をして、生垣ではありつつ、透け感を残す剪定をしていただきます。
いつも通り、まずは講師の細川から、基本的な進め方をご説明します。
そして、早速皆さんに剪定を進めていただきます。
今回のテーマは、間引きと切り詰めのバランスです。
これまでの2回の剪定は、間引きによって整えることがメインで、最後の仕上げで少しだけ切り詰めをする、という内容でした。
そのため、切り詰め剪定をする機会はとても少なかったんですね。
ですが、今回の剪定は、植えてからの年数もさほど経過していない樹木ということもあり、間引きは少なめで、切り詰めでいかに軽くして透け感を出していくかが重要。
皆さん、最初はそのギャップに戸惑っておられました。
それで良いんです。知らないこと、やったことながいことにトライしているわけですから。
そうやってギャップを感じるときが、新たな知識やスキルを修得するチャンス。
そのタイミングで、細川からポイントをお伝えしていきます。
最初は、間引きをしすぎてしまいそうになる局面もありましたが、そのときどきで鋏を止めて、講師が指導してくれる。ほとんどが実技というこの講座ならではの学びの機会だと思っています。
実際の樹木を前にして、
「どこで切ったら、どこから出てくるのか?」
「前回、ここで切っているから、逆に今年、新しい芽が出てきていない」
と具体的にお伝えしていきます。
やはり、知識だけでなく、リアルな場での学びがあってこそ、理解はより深まります。
今回も、皆さん無事時間内に仕上げることができました。
こちらの生垣は、定期的にメンテナンスをして、良い形に仕立てていく予定です。
最後はそうじと道具メンテナンス。
今回は、生垣の足元の雑草も除去し、綺麗にします。
3回にわたって進めてきた剪定は、これでひとまずお休み。
次回からは、刈込に戻ります。
刈込に戻るといっても、単に刈込を行うだけでなく、そこに「施工管理」のエッセンスを組み込んでいきます。
わずか20回の講座ですから、休むことなくステップアップしていきます。
引き続き、皆さんのスキルアップをしっかりサポートしていきます。
★今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。
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