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ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第19日~登り込み剪定編 vol.4~
先週は、雨の残るお天気。
木々が湿った状態での登り込み剪定は危険ですので、残念ながらお休みとさせていただきました。
逆に今週は、少し暖かくさえ感じる剪定日和。
何よりです。
19日目を迎えた第4期の講座も残り2回を残すのみとなりました。
なんだか名残惜しいです。
前回は男結び&南京結びという、剪定ではないですが、庭師として必要な技術について触れる回となりました。
そして、残り2回は登り込み剪定に戻ります。
実技メインのこの講座にふさわしく、最後まで登り、木に触れ、ひたすら剪定して終わりを迎えることができればと思います。
今回の対象樹木は、スダジイです。
こちら。
見ての通り、脚立では届かないサイズ感です。
今回も、講師・細川のワンポイントレクチャーから。
そして、早速登っていただきます。
剪定を進めます。
今回は、茂っているスダジイだったことも影響してか、皆さんかなり悩んでおられました。
見ていて感じたことは、仕上がりのイメージを持ち切れないまま、剪定を進めてしまっていたのかな?という点。
登り込み剪定を進める中で、序盤に自身が作業しやすい環境をつくるために枝を払っていくことに行き過ぎて仕上がりのイメージへの意識が弱くなってしまい、結果としてあちこちに手をつけることになり、どこに向かって仕上げているのかがわからなくなってしまっていました。
地上での剪定や、脚立の上からの剪定であれば、外から常に仕上がりをイメージすることができます。
ですが、ひとたび登り込み、木の中に入り込んでしまうと、意識が様々な方向に向いてしまって、最も大切な仕上がりのイメージへの意識が薄れてしまう。
途中、休憩を挟んで、そのあたりを細川がアドバイスしていきます。
最初からそう簡単には行きませんね(笑)
でも、そうやって自身が実践を通じて悩んだこと、それに対して考えて結論を出したこと、そしてそれを実践して体で覚えたこと、それらは必ず血肉になっていくはず。
第4期は次回で終了になりますが、少しでも技術をモノにして、この講座を終えていただければと願っています。
※今後の体験講座の情報は、ガーデナー(庭師)養成講座Twitterで告知予定です。