ガーデナー(庭師)養成講座 第5期 4日目 ~コニファー刈込(エレガンティシマ)編 その2~
今回は、前回同様『エレガンティシマ』の刈込が題材。
ちなみに、前回刈込を行ったエレガンティシマがこちら。
そして、今回トライしていただいたのが、こちら。
高さも、ボリュームも異なります。
前回は、「刈込鋏をきちんと使うこと」でした。
しっかりと面を作り、一太刀一太刀できちんと刈れていることを意識しながら刈り込むことを強く意識していただきました。
今回は、前回学んだその基本を活かし、ボリュームがあるコニファー(エレガンティシマ)をしっかり刈って仕上げることができるかがテーマです。
ステップアップですね。
まずは、講師の細川から、前回の復習と今回のポイント解説。
今回は、脚立を使用することが必要なサイズ。
そのため、座学でも一度学んでいる脚立の使用方法について、実物を使用しながら、使用方法や使用の際の注意点を解説します。
それから、実際の刈込の実演。
古っ葉を取り除きながら刈り込むラインを見極めていくこと、見極めたラインに向けてどう鋏を入れていくのか、解説します。
解説が終わったら、早速皆さんに実践していただきます。
まずは養生から。
刈込は特に刈った葉が細かくなりますので、掃除のしやすさの観点では養生が重要です。
いざ、刈込。
皆さん、前回のポイントを意識できていて、特に「面で刈る」ことはできていました。
ただ、意識はできていたものの、ちょっと作業がやりにく姿勢になったり、目の前のことに意識が向きすぎると、刃が”入りすぎて”しまって、刈りすぎる場面も見られ、その点は今後も要注意です。
刈込鋏の「シャッシャッ」という刃の音が鳴っていることと、刈れていることはイコールではありません。
今はスピードは重要ではない。自分の狙ったところに鋏を入れて、自分の狙い通りに刈ることができるかが重要です。
とかく今はその意識を持って刈り込むことを徹底していただきます。
最後はいつも通り掃除と、
道具のメンテナンスをしながら振り返りをして終了です。
高さがあるエレガンティシマを刈り込んだので、腕を上に上げたままで刈り込み続けることを継続する必要があったため、皆さん「腕が張りそうです」とおっしゃっていました。
『職業病』というと言いすぎかもしれませんが、今後、色々な技術を学び、実践していく過程で、こういったことはちょくちょくあるかもしれません。
コニファーの刈込は、これで終了。
受講生の皆さんはまだ実感はないかもしれませんが、客観的に見ている私たちからすると、明らかに刈込鋏を使う上で重要なポイントは意識できています。あとはこれを忘れずに継続して、自分のモノにすることが大切です。
次回からは、同じ刈込でも『生垣の刈込』にテーマが変わります。
まずは座学から。
着実にステップアップしていきましょう!
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