ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第6日~立木刈込(単木コニファー)編~
先週は雨のため、座学に変更となりましたが、今週は晴れてくれ、無事実技を実施することができました。
今回の実技は、前回の実技と同じく、テーマは「コニファーの刈込」。
コノテガシワ(エレガンティシマ)というコニファーを題材に、刈込にチャレンジしていただきます。
前回と異なるのは、対象のコノテガシワのサイズ感。
前回がこちら。
今回がこちら。
茂り具合が全く異なりますし、高さも異なります。
前回は、とにかく刈込鋏の使い方、刈り揃える面に対する当て方にフォーカスして、実技を進めました。
今回は、刈り位置を見極め、いかにその刈り位置まで、最短距離で刈り進めるかがポイントになります。
ということで、まずは講師の細川から、前回の復習も兼ねてレクチャー。
今回は、脚立も使用しますので、その使用方法もお伝えします。
安全に刈込を進める上で、非常に重要なポイントです。
実際に、どのように刈り進めていけば良いのか、見本をお見せしたら、
早速、皆さんに実技に入っていただきます。
皆さん苦労されていたのは、『前回の刈り位置の見極め』。
最初ですから、仕方ありません。
ですが、その見極めができるようになれば、刈る回数も減りますし、剪定くずも細かくならず、掃除も楽になります。
そして、見極めることができるようになってくると、次に迷うのが、どこまで刈って良いのか。
前回の刈り位置(といっても、そこからの成長分を考慮して、もう一歩深く刈るのですが、今回はその説明は割愛します)を見極められたとして、そのラインまで本当に刈り込んでしまって良いのか、凄く悩んでおられました。
攻めすぎるとリスクがあるのですが、とはいえ思い切りも大切。
最初は慎重になってしまい、必要以上に鋏を入れる回数が増えてしまうかもしれませんが、その経験を経て、少ない手数で仕上げる技術を身につけていただきたいと思います。
また、不慣れな脚立を使用しての刈込、さらに一部狭い場所があったりで、体の使い方にも難しさを感じておられました。
しかし、実際の現場では、そんなことばかり。同じ環境ということはほとんどありません。
ですから、場面に応じた体の使い方も重要になってきます。
そのあたりも、細川から都度、指導させていただきます。
大変ではありましたが、皆さん時間内に、ひとり1本、無事完了させていました。
こちらが施工前。
こちらが施工後。
受講者さんに、「納得いくまで刈れましたか?」と質問したところ、「まだまだやれる気がする。だから面白い。」とおっしゃっていたのが印象的でした。既に奥深さを感じておられるようです。
そして、今回も最後には、そうじと
道具メンテナンスをして、終了です。
次回からは、刈込の次のステップ、「生垣の刈込」にチャレンジしていただきます。
毎回毎回、新たなステップに進んでいきますので、そのステップを通じて、着実にスキルアップしていただければと思います。
★今後の体験講座等のご案内は、ガーデナー養成講座Twitterでも告知予定です。