ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第17日~登り込み剪定編 vol.3~
前々回・前回と2回の講座を通じて、『登り込み剪定で1本の樹木を仕上げる』ことにチャレンジしていただきました。
午前の部の方に仕上げていただいたマテバシイ。こちらは剪定前。
そして、剪定後。
こちらが、午後の部の方に仕上げていただいたクスノキ。剪定前。
そして、剪定後。
そして、登り込み剪定3回目となる今回は、「1日で1本を仕上げる」がテーマです。
午前の部の方にはカシ、午後の部の方にはケヤキにトライしていただきました。
まずは、今回の剪定のポイントを、講師の細川から解説。
その上で、早速皆さんに剪定を進めていただきます。
これまで、剪定の経験はなんども積んでいただきましたし、登り込み剪定についても今回で3回目。
ですので、皆さんの剪定を進める様子を見ていると、剪定自体のポイントは理解されているな・・・というのは感じられました。
ここ2回の登り込み剪定では、木の中から、仕上がりの輪郭イメージを立体的に描くことが課題で、その難しさを感じながら進められていました。
今回は、そこに新たな課題が加わった印象。特に、午前・午後、それぞれに異なる課題と向き合うことになりました。
午前の方は、頭が吹いているカシでした。
そのため、仕上がりの輪郭イメージに対して、頭をつくるのか。残す枝・切り落とす枝をどう選択していけば良いのか。ここに非常に苦労されていました。
午後の方は、初めての落葉状態の落葉樹の剪定。
対象樹木がケヤキだったこともあって、これまでの樹木と比較して、縦にスラっと枝が伸びていくタイプの木ですから、登り込む際の足場をどうとるかが難しかったようで、皆さん、なかなか脚立から登り込みに移行することができず、脚立から外側を剪定することに時間をかけすぎて、最終的に時間が足りず、1本仕上げることができなかった方が多かった。
ですが、克服すべき課題が明確ということは、それをクリアすることで次のステップに進むことができるということ。
細川が繰り返しお伝えしていることですが、剪定は自分との対話。悩みながら答えを出し、自身の引き出しを増やしていくことが大切。
第4期の講座も残りわずかとなりましたが、最後まで悩み、知識を習得し、そして技術を高めていただけたらと思います。
※今後の体験講座の情報は、ガーデナー(庭師)養成講座Twitterで告知予定です。
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