ガーデナー(庭師)養成講座 第4期 第4日~立木刈込(列植コニファー)編~
第4期ガーデナー養成講座も4日目に突入。
今回のコンテンツは、先週の雨天により1週間スライドとなった「立木の刈込」の実技。列植のコニファーを刈り込んでいただきます。
対象樹木は『エレガンティシマ』。コノテガシワの一種です。
実技に入る前に、講師の細川から、刈込の方法のおさらい、
その上で、細川が実際に1本、刈込を実施しながら、やり方を説明していきます。
今回のポイントになるのは、「狙ったところに鋏を入れることができるか」。
前回は、「鋏に慣れる」ことがポイントでしたので、皆さんにはとにかくひたすら鋏を動かし、刈り込んでいただきました。
それに対して今回は、「どの角度から見ても綺麗に見えるように鋏を入れて仕上げることができるか」がポイントです。
まだ若木ですので、ラインを出したり、揃えたり、というのが難しい。
ですから、狙ったところに鋏を入れることができるかどうかが重要になってくる。
そのあたりをお伝えした上で、早速皆さんにトライしていただきます。
使用する道具については、「刈込鋏」を使用して刈り揃えていただきます。
「刈込鋏」に慣れるためにも、受講者の皆さんにはあえて、剪定鋏や木鋏といった「腰道具」は使わずに進めていただきます。ポイントポイントを切るだけだと、剪定鋏を握りたくなってしまいますが、グッとこらえて、刈込鋏で実施していただきます。
まずは養生から。
最初に絡んだ枝をほぐしながら古っ葉を取り除いていきます。
早速、刈込スタート!
今回は、フェンス際に生えている列植ということで、刈込がしづらい場所があり、苦戦されている場面もありました。
実際の現場でもそういった場面はあります。
ですから、体の使い方を含めて、細川からお伝えしていきます。
(2回目としては、ハードルが高かったかもしれません笑)
また、樹木を立体的にとらえることにも苦戦されていました。
たとえば、平面的に左右の仕上がりだけを見てしまいがちで、前後・奥行気に対する視点がおろそかになっていたり、
枝葉がない箇所について、どのように考えてどのように仕上げればいいのかに悩んでおられたり、
そうやって悩んだり、止まってしまったりするときには、講師の細川がアドバイス。悩んだことをその場で解決し、ご自身の学びにつなげていただくことができるというのが、実技を中心に設計しているこの講座の良さだと思っています。
無事、時間内に仕上げていただくことができました。
最後は、そうじと道具メンテナンスで締め。
終了後の振り返りで細川から皆さんに「いかがでしたか?」とお聞きしたときに、即答で「むずかしかった!」という返答があったのが印象的でした。
まだ2回目。鋏を使うこと自体にも慣れておられないので、当然のことだと思います。
ですが、私たちから見ると、明らかな成長が見て取れます。
今回は、初回の実技と比較して、明らかに刈込鋏の刃先が暴れなくなっていました。
刃先の安定は、刈込を進めていく上でとても重要なポイント。
こうやって基礎から1つ1つ積み上げていくことが大切です。
次回は、同じくコニファーのコノテガシワの刈込を予定しています。
今回刈込を実施していただいたものよりサイズが大きく、一部脚立の使用が必要な個所もあるサイズのもの。“刈りがい”があるはず。
さらにスキルを磨いていただきたいと思います。
★11月3日(水・祝日)に、体験講座を実施することになりました★
場所は、川崎市高津区です。ガーデナー養成講座Twitterで告知しております。プロフィールに固定したTweetに応募フォームのリンクを貼ってあります。参加をご希望の方はそちらからお願いします。
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