【月刊/iDeCo】資産運用通信簿 2024/02(Vol.005)
プロローグ(iDeCo の運営管理機関選び①)
iDeCo 編の資産運用通信簿、年明け2発目をお送りします。
まずは前回予告しました、iDeCo を始める際の運営管理機関(金融機関)選びについて。
どこで iDeCo 口座を開設するのが良いか、というお話ですね。
iDeCo 口座の維持コスト①事務手数料
実は NISA と比して不利な iDeCo の特徴として、口座を持つとランニングコストが発生するという点があります。
例えば私が口座を開設している証券会社ですと、赤囲みの通り、毎月171円の事務手数料が掛かっています。
私は月に 67,000円を拠出していますが、実際は手数料が引かれた 66,829円で投資信託の買付を行っている、という訳です。
この事務手数料についてはどこの金融機関を選択しても免れませんので、みんなが払うお布施であると考えて下さい。
iDeCo 口座の維持コスト②口座管理料
一方でランニングコストにはもう一つ、口座管理料という名目のものがあります。
こちらについては運営管理機関が独自に設定する費用で、つまりどの金融機関を選ぶかによって差が出る部分ということ。
私が利用する証券会社ではこの口座管理料は生じませんが、金融機関によっては毎月、数百円を申し受けるところもあるようです。
資産運用を開始するにあたり、ランニングコストを少しでも安く抑えようとする意識はとっても大切。
インターネットを検索すれば、コスト面を含めた様々な視点で運営管理機関を比較した情報サイトがあります。
安易にお付き合いのある銀行などに申し出るようなことはせず、人気のある金融機関がなぜ選ばれるのか、軽くでもお調べになった上で検討されることをお勧めします。
iDeCo 開設機関選びにはもう一つ、重要なポイントがありますが、それについては次月の通信簿にてお話させて頂くこととします。
それでは 2024年2月 の通信簿、いってみましょう。
2024年 2月 21日 時点の運用実績
①資産状況(前月比 四月連続で 資産残高:↑ 損益率:↑ )
2012年 に企業型 DC への加入にて掛金の拠出を開始。今年で運用13年目
13年の間に個人型(iDeCo)へ移行したり、運用機関を銀行系からネット証券系へ移管するなどの変遷アリ
※詳細は連載1回目を参照現在の1月当たりの掛金拠出額は 67,000円(2023/3~)。新 NISA が始まった為バランス見直し、来月より大幅減額
運用による保有資産の価値の増減が無い場合、資産残高は毎月単純に 67,000円ずつ増加するということ
※厳密には事務手数料として、171円が当月拠出分より差し引かれている
資産残高は前月より約 221,700円増えており、つまりこの1月の運用で約 154,700円の利益(含み益)が出ていることを示す
直近3ヵ月の損益率は 25.8% ⇒ 29.2% ⇒ 34.1% と大きく伸長を続けている
②資産推移(年次 / 月次)
線グラフは拠出金総額。拠出金は毎月定額なので、月次推移上は基本的に上り幅が一定
棒グラフは資産残高、つまり資産の総額。運用好調なら伸び幅が大きくなり、不調なら伸びない、または短くなる場合もある
資産残高の増減があっても、青点の拠出金総額を下回らなければ利益(含み益)は出ている状態
年次グラフから分かることとして、2023年は拠出額、資産残高とも大幅に増加した
直近半年(2023/09~)の動きを見ると最初の2ヵ月が不調、以降は順調に伸び続けている
資産の増加については、2022年までの積立済資産があったことによる利益と見るべき部分が大きい
※おいおい解説します
エピローグ(調子の良い時ばかりではない)
ここ最近は日米とも株価絶好調で、筆者の iDeCo 運用成績も順調に推移しています。
ただ、iDeCo は年金積立ですから、今グイグイと資産総額が上昇していても、それをすぐ現金化して手に出来るわけではありません。
今後もこの通信簿をチェックして頂ければ、今とは逆、続落や暴落局面での様子もご覧頂けることでしょう。
各場面、その時でこそお読み頂きたいトピックを適切に盛り込んでゆきますので、これからもどうぞご期待下さい。
X(旧 Twitter)ではさらに踏み込んだ話や、時にはクセの強い持論を書き殴っていることもありますので笑、プロフィールページのリンクよりチェック&フォローをお願いします。
それではまた次回、お楽しみに。