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【月刊/iDeCo】資産運用通信簿 2024/11(Vol.014)

運用実績は2ヶ月連続で好調を維持、
利益率は過去最高を更新して60%に迫る勢い。
インフレへの備えにもなる iDeCo 。


皆さんこん〇〇は。
独立系 FP 事務所、ガーデン・イールズのふじおかです。
今日この1日も24時間しかない中、本記事をお選び頂き本当に有り難うございます。


プロローグ

今月は読者の皆さまに共有しておきたいトピックが幾つかありますので、ダイジェスト形式で取り上げていきたいと思います。

iDeCo 初心者向けセミナー

国民年金基金連合会が主催する、「始めてみようかどうしよっかな?」な方向けのオンラインセミナーが開催されるようです。

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非常にぶっちゃけた話をしますと、本当に最初の段階での情報収集って、こういったお硬めのセミナーより、Youtube で再生回数の多い動画を順番に視聴した方が分かりやすかったりはします笑。
ただ、あの辺りの動画で割と理解出来た “ような気分” になれるのは、結構大事なポイントであっても、少しでも難解な部分は豪快に端折った説明をしているから、であることも多い印象です。
一度くらいはきちんと順を追って、総ざらい的な解説を行っているものにも触れておいた方が良いように思いますので、カジュアルさが薄いこちらへの参加も検討されてみて下さい。

掛金拠出限度額の見直し①

2024年12月より、条件にあてはまる一部の加入者を対象に、拠出限度額の引き上げが行われます。
詳細は証券会社が出している以下の記事をご確認頂きたいのですが、iDeCo とその他の確定給付型各制度を併用されている方は要チェックです。

【SBI証券】iDeCo 拠出限度額の見直しに伴う掛金額変更について

現在各運用管理機関で、この改正を受けての掛金額変更手続を受付中… という状況ですね。
初月から掛金を上積みされたい場合は、ご自身が利用している金融機関での事前受付期限を確認するなど、スケジュール感を抑えた上で検討しましょう。
但し、現役中(60歳未満)は引き出しが出来ない iDeCo への投入額アップは慎重に。

掛金拠出限度額の見直し②

同じ見出しで二つ目、こちらは今、検討が進められている方の上限額見直しに関する続報です。
当通信簿でも、 2024/06(Vol.009) の投稿で取り上げていますね。

【NHK】iDeCo 掛金の限度額引き上げ検討 厚労省

こちらの記事によりますと、受給開始年齢上限の引き上げは一旦棚上げ、でも掛金限度額上限の引き上げは検討継続しますよ… ということみたいです。
他媒体の情報も見ていると、今回の検討はほぼ全て? の iDeCo 加入者が対象となる方向で行われている様子。
個人事業主なら一月で10万円以上の拠出を可能にする… なんて、かなり攻めた案もあるようですよ。
進展があればまた、私の解釈なども加えた上でさらに続報させて頂くつもりです。

それでは続きまして本編、 2024年11月 の通信簿に参りましょう。

2024年 11月 20日 時点の運用実績

①資産状況(前月比 2ヶ月連続 資産残高:↑ 損益率:↑ )

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  • 2012年 に企業型 DC への加入にて掛金の拠出を開始。今年で運用13年目

  • 13年の間に個人型(iDeCo)へ移行したり、運用機関を銀行系からネット証券系へ移管するなどの変遷アリ
    ※詳細は連載第1回(2023/10)を参照

  • 現在の一月当たりの掛金は iDeCo で設定が可能な最小の拠出額である 5,000円(2023/4~)。
    ※新しい NISA が始まった為バランスを見直し(拠出金の変遷に関する詳細は 2024/5 の通信簿を参照)

  • 運用による保有資産の価値の増減が無い場合、資産残高は毎月単純に 5,000円ずつ増加するということ
    ※厳密には事務手数料として、171円が当月拠出分より差し引かれている(手数料の詳細は 2024/2 の通信簿を参照)

  • 資産残高は前月より約 137,300円増えており、つまりこの1ヶ月間の運用で約 132,300円、含み益が多くなったことを示す

  • 直近3ヵ月の損益率は 44.0% ⇒ 53.9% ⇒ 58.5% と推移。前月から 4.6%の伸び、過去最高を更新

②前年同月(2023/11)との比較

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  • 資産残高はこの1年で 1,340,204円増加(4,516,505 - 3,176,301)

  • 利益率はこの1年で 25.0% ⇒ 58.5% へ、30%超の上昇

  • 対象1年間の総拠出額は 30.8万円

③資産推移(年次 / 月次)

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  • 線グラフは拠出金総額。拠出金は毎月定額なので、月次推移上は基本的に上り幅が一定
    ※今年度の拠出金は 5,000円/月 と少ないので、グラフのスケールでは増加がほぼ分からない

  • 棒グラフは資産残高、つまり資産の総額。運用好調なら伸び幅が大きくなり、不調なら伸びない、または短くなる場合もある

  • 資産残高の増減があっても、青点の拠出金総額を下回らなければ利益(含み益)は出ている状態

  • 年次のマトリクスでは 2021年に約 170万円を拠出した体になっているが、これは先の移管にて、それまでの資産が今の運用管理機関へ移ってきたことを示す

  • 年次グラフから分かることとして、2023年度は拠出額、資産残高とも大幅に増加した

  • 2023年度からの資産残高急増については、2022年までの積立済資産があったことによる利益と見るべき部分が大きい

エピローグ(使えそうなものは使う)

日銀はこの1年でゼロ金利を解除し、続けて 0.25% の利上げを行いました。
そして来月、今年最後の日銀政策会合では、ここからさらにもう 0.25 ~ 0.5% の利上げが決断されるであろうとの推測が強まっています。
30年以上続いた金融暗黒時代を脱し、金利のある世界を取り戻そうとしているのが今の日本。
資本主義の元では緩やかなインフレが継続していることが理想なのですが、超低金利下での暮らしに慣れきっている私たちにとって、今後も物価は継続的に上がっていくとされる事実には恐怖を感じます。
iDeCo や NISA での資産運用は、そんなインフレの不安に対抗する為の手段として、かなりの優れものであることには間違いありません。
今、既に自分の手元にあるお金をどう増やしていくかということについて、絶え間無く関心を持ち続けるようにしましょう。


X(旧 Twitter)ではさらに踏み込んだ話や、時にはクセの強い持論を書き殴っていることもありますので笑、プロフィールページのリンクよりチェック&フォローをお願いします。

それではまた次回、お楽しみに。

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