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今年の年末は帰省する貴方が知っておくべき、負の遺産の相続に関するお話①

何かと避けられがちな縁起でもない話、相続。
後から後悔したくない方に読んでおいて欲しい、
負の遺産に翻弄されない為の心構え


皆さんこん〇〇は。
独立系 FP 事務所、ガーデン・イールズの藤岡です。
今日この1日も24時間しかない中、本記事をお選び頂き本当に有り難うございます。


さて今回の FP コラムは、前後編に分けての相続に関するお話です。
私も各 SNS で情報を発信していて常日頃から感じているのですが、相続関連のネタというのは本当にウケが悪い…。
このコラムのタイトルも、少しでも多くの人の気を引けるようかなり考えましたが、差し当たっては今、投稿を読み始められた貴方には刺さったということで笑、本編も張り切って書いていきたいと思います。

相続から目を背けてはいけない理由

皆さんが相続に興味を示さない訳、色々あると思います。

  • 無興味な訳では無いが、時間や心の余裕がない

  • 切り出すきっかけなど到底作れそうに無い

  • 面倒そうなので可能な限り関わりたくない

  • 自分には関係ない①
    どうせ実家には相続する財産など無い

  • 自分には関係ない②
    ある無しに関わらずもらうつもりが無い

  • 自分には関係ない③
    親や近親者との縁は切っている

  • 自分には関係ない④
    本当に天涯孤独の身

  • 全て当然のように自分のものになる

今時点でのスタンスについては、各個人で様々な事情・お考えがあってのことでしょう。

そこで相続から目を背けてはいけない理由、まずは一つ目。

①簡単には逃がしてくれないから

亡くなられた方(被相続人)の財産や権利義務、全て引き継ぐことを意味する相続には、結構な強制力が備わっています。
忘年会の出欠アンケートなら、提出しなければ何となく逃げることも出来るでしょうが、相続はそうもいきません。
縁を切っていようが無視していようが、故人が残したものは貴方のもとへやってこようとします。

そして理由、二つ目。

②突然始まり、そして止められないから

貴方の大切な人も貴方自身も、その最後は自宅の床で安らかに迎えて欲しい、迎えたいと願うもの。
ところがこれも、そうは問屋が卸しません。
人間の一生なんて儚いものです。
車に轢かれたり急な病魔に襲われたりで、誰にも予見し得ない、突然の終幕が訪れることだってあります。
そして、それがどんなに不意の事であっても、“相続タイマー” は直ちに動き始めます。
このタイマーに一時停止はありませんので、決められた期限を過ぎれば各種受付が終了したり、事によっては罰せられてしまったりもします。

勝ちにこだわる気は無くとも、試合開始の合図を見てから慌ててルールブックを開くようなお粗末さは避けたいものだと、そうは思いませんか。

最後に理由、三つ目。

③始まる前にしか出来ないことがあるから

いざこざ無し、トラブルフリーの相続に必須のピースが幾つかあるとすれば、そのうちの一つは周到な準備です。
少しご自身で勉強したり、士業の先生などの力を借りたりする必要はありますが、それで望ましい事前処置が打てていれば、相続が開始された後の結果が大きく変わってくることもあるのです。
二つ目の例えになぞらえて言い表せば、試合開始前に勝負を決めにいくイメージ。

勝ちにこだわる気があれば、勝負事の采配を分けるのは8割方、それまでの準備であると相場は決まっています。
そしておおよそ準備と言われるものは、事が始まる前にしか出来ないことを指すのですから。

相続に対峙するとはどういうことなのか

では、その来たる相続にきちんと向き合うというのは一体、どういうことでしょうか。
セミナーに参加したり、今まさにされておられるような、相続に関する記事を読んだりして勉強することももちろん大事。
しかしながら、それよりさらに重要なポイントがあるとすれば、それはチームワークです。
財産を明け渡す人、それを分けて受け取る人。
役割分担などすることはあっても、見る方向は同じであるとお互いが信じられなければ、それまでの段取りなど音を立てて崩れ去ります。
両親に対しては話に応じてもらえる雰囲気作りをしたり、皆のためになることだからと理解してもらわなくてはなりません。
受け取る側も同じく、関係する全員が納得することを心からの目標にしないと、ほころびが生じやすくなるでしょう。

ルールを完璧に把握し、準備を万端に整えても、一枚岩になる努力を怠れば全ては水の泡です。

早いに越したことは無い

コラムのタイトルに込めた思いとして、ご両親とお会いするのが “帰省” という、ちょっとしたビッグイベントになる貴方には、そろそろ腹を括ってこの難題に着手して頂きたく… とまぁ、そういう感じです。
相手が相続に関する話を毛嫌いすると分かっているなら、なおのこと。
少しずつでも、そして粘り強く、諭していく必要があります。
メンバーが直接顔を合わせる年末年始は、チームワークを良くする絶好のタイミングなのです… なんて、言うまでもありませんよね。

急がなければならない理由は他にもあります。
同じくタイトルにありますように、本コラムのテーマは “負” の遺産の相続です。
そして先に述べました通り、相続という問題からは簡単には逃がれられません。
相続は貴方に財をもたらすものだとは決まっておらず、それどころか “” と化して棍棒を振るってくる可能性すらあるのです。


今回の相続コラム前編では、貴方がそろそろ相続に向き合っていくべき理由について、脅しを交えてお話させて頂きました笑。
後編は、その鬼にどう備えていくか? についてのお話です。
一度なってしまった鬼は退治するだけが対処法となりますが、鬼の血には触らせまいとすることだって、出来るのです。
より具体的な解説となっていきますので、どうぞ楽しみにお待ち下さい。

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