【月刊/NISA】資産運用通信簿 2024/06(Vol.009)
プロローグ(ドルコスト平均法)
皆さんこんにちは。リマックスエージェント、そしてファイナンシャル・プランナーの藤岡です。
今月もこの通信簿をご覧頂き、有り難うございます。
今号ではドルコスト平均法について触れることを予告しておきましたが、皆さん下調べはお済ませ頂けましたでしょうか。
NISA つみたて投資の仕組みを利用し、初めに決めた設定のままで金融商品の自動買付が続けられているのであれば、それはドルコスト平均法という買い方を実践している状態になります。
ドルコスト平均法を用いれば、例えば保管のきく日用品を、安売セールを待ってまとめ買いするのと同じような振る舞いが自然と行えている状態になります。
自身が購入を続ける投資信託の価格が上がれば「よしよし儲かってる」と素直に喜び、逆に下落すれば「来てるなまとめ買いのチャンス…」と、むしろほくそ笑むことが出来るくらいになりましょう。
なにかしっくり来ずとんちを仕掛けられているような気分になったとしたら、引き続きドルコスト平均法に関する様々な説明記事を見られるのが良いかと思います。
ドルコスト平均法は身近な何かに例えて明快にすることが難しいので、グラフを用いた解説に出会ったら、それにもちゃんと向き合ってみて下さい。
ただ筆者としましては、ドルコスト平均法が理解出来なければ投資、NISA は出来ませんよ… などと断じる気も毛頭ありません。
分からなければ、取り敢えず勉強代として、無くなっても仕方無いと思える金額で NISA を始めてみるのも、全く問題は無いものと思います。
世の中には、身銭を切っての観察を経てこそ見えてくるようなことも沢山あります。
NISA なら、月額100円からの投資でもスタート出来ますからね。
それでは 2024年5月末日 時点の運用実績、いってみましょう。
2024年 5月 31日 時点の運用実績
①資産推移(前月比:含み益 ↑ / 利益率:↑)
つみたて投資枠は年間120万、月額10万ずつの積立(買付)が上限
“取得額” は、これまでに買い付けた投資信託の買付総額
“評価額合計” は、買い付けた投資信託の現在の価値を示す
評価額合計が取得額を上回っていれば、運用状況として利益が出ている状態。この見込利益を “含み益” と言う
上記、逆に損失が出ている状態ならば、その見込損失を “含み損” と言う
“評価損益” は、取得額に対する評価額合計の増減の具合を記した数字。含み益なら赤い字、含み損の状態に陥れば青い字になる
評価損益のカッコ内、%の数値は “評価損益率”。例えば100万円投資して125万円になっていれば25%、50万になってしまうと-50%
最新の運用成績として、これまでの投資額(500,000円)に対し 45,030円 の含み益(赤い字)が出ており、その結果、評価額合計が 545,030円 と増加
含み益は前月の 34,071円 から約 10,900円 増えて 45,030円に、評価損益率も 9.06% ⇒ 8.51% ⇒ 9.00% とおおよそ同等で推移
②保有商品一覧(先月からラインナップに変更無し)
全世界株インデックス(ACWI:アクウィ)に連動する投資信託を集中買付
モニター目的で S&P500 指数連動、新興国指数連動、日経平均連動の各ファンドを小額買付
評価損益は現状、日経平均連動のものを除く投資信託がプラスで推移している(含み益が出ている)
③積立設定(2024/4 から3ヶ月間変更無し)
毎月8日、クレジットカード決済のみで10万円分を一気に買い付ける設定にて積み立てを継続中
インド株インデックスをモニターするのに丁度良い投資信託があれば加えたいと考えている。楽天プラスシリーズにラインナップされることを期待
※あくまでメインの買付は全世界株インデックス連動型。当面は方針の再考を迫られる世界情勢の変化なども生じないであろうとタカを括っている
エピローグ(ベストの投資信託って?)
今号ではドルコスト平均法を理解し、下落時も落ち着いて見守ることが出来るようになりましょう、というお話をしました。
但し、この理屈で心の安定を保つためには大事な前提があります。
自身がこれと選んで積み立て続けた投資信託が、いざ売ってお金に戻そうという時には必ず利益が出ている… と、そう確信出来ていなければなりません。
投資は自己責任、必ず儲かると決まっている金融商品などこの世には無いはずなのに?
次月からは少しずつ、投資信託の選び方に関するお話も展開していこうかと思います。
X(旧 Twitter)ではさらに踏み込んだ話や、時にはクセの強い持論を書き殴っていることもありますので笑、プロフィールページのリンクよりチェック&フォローをお願いします。
それでは来月の通信簿もどうぞお楽しみに。
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