auカブコム証券のクレカ投信積立ポイント還元率が改定。積立継続可否の判断は 12/5(木)までに
月10万円まで1%還元の大盤振る舞いが終了。
続けるかやめるか?
特に NISA 利用中のユーザは迅速な決断が必須。
皆さんこん〇〇は。
独立系 FP 事務所、ガーデン・イールズのふじおかです。
今日この1日も24時間しかない中、本記事をお選び頂き本当に有り難うございます。
今回はタイトル通り、クレジットカードを用いた投資信託の積立に関するニュースを受けての投稿です。
ネット専業系証券大手の一角である auカブコム証券 より、利用時ポイント還元率の変更(低下)が発表されました。
概要
【11/26 プレスリリース】
「au PAY カード決済による投資信託の積立」に関する
ポイント還元率等改定のお知らせ
詳細は上記リンクをご確認頂きたいのですが、重要な点をまとめますと以下の通りです。
対象は通常グレードの au PAY カードを用いた積立(をしている方々)
私もその一人2025年1月の積立より、加算される Ponta ポイントの還元率が(従来の1%から)0.5%に半減
積立上限額(10万円)には変更無しポイントの加算時期が毎月中頃から月末頃に変更
au PAY カードの締め日・支払日は 1パターン 。よって全ユーザーにとって加算日が遅れる方向での変更と思われる
auカブコム証券としては、代わりにグループのサービス強化(マネ活プラン+)で帳尻を合わせていると言いたげですが、これは au の回線を使っていないユーザーには無関係。
先の SBI証券 の改定も然りですが、今後は NISA 顧客の奪い合いから手を引いた金融機関の、
「手厚くもてなして差し上げるのは太客だけになりますよ…」
な路線変更がトレンドとなっていきそうです。
悲しいですが、これはもう仕方の無い流れなのでしょう。
スケジュール感を整理
12月積立買付分のクレカ利用は既に終わっています(11/8)ので、つまり年内の買付を中止する手立てはありません。
もっとも、そこまでのポイント還元率は従来通り1%であり、これを問題と感じる方はおられないかと思います。
改定が適用される来年1月分から積立を中止したければ、12/5(木)までに積立設定中止の操作を行う必要があります。
auカブコム証券の NISA でクレカ積立中の方への注意喚起
今回の還元率改定などが決め手となっての NISA 口座移管を年内、もしくは来年中に完了されたい場合は、12/5(木)までに積立設定の中止を必ず行って下さい。
これを怠ると翌日、12/6 に 2025年1月買付分のクレカ利用が発生してしまい、2025年中の NISA 口座移管が出来なくなってしまいます。
その他移管時の注意点なども含め、詳細はガーデン・イールズの 過去コラム をご参照下さい。
積立設定変更(中止)の実施手順
①PC ブラウザから
②スマホ(アプリ or ブラウザ)から
スマホで設定変更する場合は、ブラウザまたは専用アプリ、どちらでログインしても、その後の表示画面はほぼ同じです。
末席 FP の所感(独り言)
リリース発表日に垣間見えるモラルの低さ
ポイント還元率の改定が発表されたのは 11/26(火)。
その影響を受けないように積立設定を解除したい場合、変更は 12/5(木)までに済ませる必要があり、つまりこの間の猶予は10日間しかありません。
先にも述べました通り、auカブコム証券で NISA 口座を開設している場合、この解除機会を逃すと来年中の移管も不可能となります。
ポイント付与率の改定時期を翌年の移管受付が開始される11月からとし、発表をその半年前に行った SBI証券 とは極めて対照的な対応です。
「弊社としても還元率の引き下げは苦渋の決断であり、ギリギリまで検討した結果、発表がこのタイミングとなってしまった。
利用者の皆さまにご迷惑をお掛けしてしまったことは誠に申し訳無く、今後の対応改善にて顧客の信頼回復に努めたい」
指摘されるようなことがあれば、おおよそ上記のようなスッとぼけた文章を出して謝罪を行ったりするのでしょうが… 違うんですよね。
お分かりになっていない。
もう、そういう時代じゃないんです。
こういった文言でその場での追及は逃れられても、モラルが低いと一度でも感じてしまった企業からは静かに離れていくのが現代人です。
せっかく今まで多くの人の気を引いていたのに… 勿体無い。
今時のカスタマーファースト、もう少しお勉強なされた方が良いかと思います。
操作性が改善されている
私はauカブコム証券を特定口座でのクレカ積立でのみ利用していましたので、操作に慣れるほどのログイン頻度はありません。
ただそれを差し引いても、この証券会社の PC サイト操作性はかなり悪いと感じていました。
それが今回、手順指南の為にスマホアプリやスマホ向けサイトの確認をしてみると、こちらの GUI はかなり使いやすく整理されているということが判明。
PC サイトも同じテイストへの早期刷新を期待したいところです。
最新のポイント還元率一覧表
最後に、ネット専業大手4社のクレカ積立還元率、最新の一覧表を掲載しておきます。
5万円までの還元率が驚異の 1.1% を誇るマネックス証券、いつまでもこのままで頑張って欲しいところ。
来年には松井証券も、還元率 0.5% でのクレカ積立サービスを開始するようですね。
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最後までお読み頂き、有り難うございました。
それではまた、次回のコラムでお会いしましょう。