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エスカレーターに感情があるなら、多分1こ上のやつと動く歩道の話をするときかなり楽しい

エスカレーターというやつは、毎日毎日同じ動きをしています。

それをいうならエレベーターも同じだし、人間も広い意味では飽きもせず会社に行ったり、学校に行ったりしているのですが、一応我々は行った先では何かとイベントがあったりすることもあるので、まだマシと言えるでしょう。


ただ、エスカレーターはそれがなさそうです。


1階から2階を運ぶだけで、昇進したからといって2階から3階を運ぶエスカレーターになれるわけでもない。

割とエレベーターと言い間違えられるのは地味に腹が立つんだよな〜とかも思っていてもおかしくないでしょう。


ということで、エスカレーターに感情があるなら多分こんな時が嬉しい/楽しいだろう、について考えてみました。

正解は教えてくれないでですし、そんなことを書いている記事はないはずなので、実質これが正解みたいなもんですね、きっと。


というわけで考えてみたのが以下の2つです。

  1. エレベーターをエスカレーターと言っているのを聞いたとき

  2. 動く歩道の話を1個上の階のエスカレーターと話すとき

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1.エレベーターをエスカレーターと言っているのを聞いた時

これは嬉しいですね〜。
やったー!というわけではないですが、ほくそ笑むような感じで嬉しいやつです。

エスカレーターにとって、最大のライバルがエレベーターなのはいうまでもないでしょう(階段については横にいることが多いので、仲間みたいなもんだとします)。

「言い間違えられることが多い」
「共に上の階に行くための機械」
「エスカレーター置いてあるところ、大体エレベーターもある」

などなどの点から、エスカレーターがライバル視するのも当然のことでしょう。


しかし、エレベーター目線からすると、

「エスカレーターないところにもいる」
「しゃべるやつもいます」
「屋上はRと横文字で表現しちゃいます」
「ベビーカーも車椅子もどんと来い」
「なんなら専属のエレベーターガールがいる時もありますけど?」

のような形で、明確に上なポイントがあっさり存在することもあり、イメージとしては帰国子女のホスピタリティ溢れる生徒会長タイプなやつで、エスカレーターもライバルとは思っているけど、そこまで気にはしていないような雰囲気がありますね。

対して、エスカレーターは

「並ばない」
「1個上の階にはすぐ行ける」

など素早いところを売りにしている庶民派的なやつのイメージが皆さんもあるでしょう。

そんな状況なので形成はやや苦しいですが、
「エレベーターをエスカレーターに言い間違える」
というのは

「あれ、俺の方がもしかしてよく使ってもらえてんじゃね・・・?俺の方が人気者なんじゃね・・?」

となり、嬉しくなってしまうのには十分かもしれません。

多分これは地味に嬉しい。


2.動く歩道の話を1個上の階のエスカレーターと話すとき

これもなかなか楽しそうですね。

人間が喋っているのを聞いていると、聞こえてくると思うんですよ、たまには「動く歩道」という言葉も。

どうやら内容を聞いてみると、エスカレーターの親戚みたいなもので、階は跨がないようだが人間の動くスピードを早めてくれるらしい、と。

「どんなけ人間はものぐさなんじゃい!」

など思っているでしょうが、エスカレーターチームの強力な新人()ですね。

各階のエスカレーターも盛り上がっているかも。

「動く歩道とかいうやつが最近はできてるらしいぞ・・・。」
「なんでも空港や大きい駅にしかなくて、スタイリッシュなんだとか。」
「おいおい、エスカレーターチームにも来たか!ついにスタイリッシュな新人が!」
「「ヒュー!」」

のような感じで。

大谷翔平を応援する日本人のようなものですね。
共通の人気者の話題はいつでも盛り上がるものです。

なお、少し調べたところ、エレベーターは1900年ごろから、動く歩道は1970年ごろからということで2つともそれなりに歳ですね。

上の話は、エスカレーター(124)、スタイリッシュな新人(54)と読んでください。

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あとは、掃除されるときや、警備員の人が鼻歌を歌いながら止まったエスカレーターを下りるとき、人間が並んででも乗ってくれるとき、階段では上の階に行くことができない人乗ってくれるとき、とかでしょうか。

私個人ではエスカレーターもエレベーターも好きなので仲良くやってもらえればと思います。

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