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【徹底解説】【徹底比較】とかいう記事、お前たちは全員回れ右をせい!!

「徹底的に掃除をやれ!!」

「〜を徹底しろ!!!」

「徹底」という言葉は、後ろに命令形は当たり前、更にはセットで「!」や「(怒)」みたいな嬉しくないハッピーセットがついてくるようなすごく強い言葉のイメージがあります。


この言葉は言われたら最後、言われた側は完璧にそれをこなさなければ

「徹底的にしろって言っただろ!(怒)」

とスキを与えてしまう、言ったもん勝ちなずるい言葉だなと個人的に思っています。

しかも言った側は特にリスクがない、というのが本当に良くない
穢土転生か?


言った側は「徹底しろと言ったのにやらなかった」と怒るのは簡単ですが、本来は相手に対して「徹底してる」と思えるレベルになるまでのやり方を伝えたり、その方法を一緒に考えるべきだと思うんですよ。


辞書によれば徹底の意味はこう。

てっ‐てい【徹底】

読み方:てってい

[名](スル)《底までつらぬき通ることの意》

 中途半端でなく一貫していること。「—した利己主義者

 すみずみまで行き届くこと。「会の趣旨を—させる」「命令が—しない」

weblio辞書

「底まで貫き通すことの意」です。


底の超浅い人生送っている私ですが、そんな浅い底の私でも

「それに関しては底まで貫き通しましたが?」
「あ〜それは底まで貫き通せてますね。」

と言えるようなことはしていません(底の浅い自分だからこそ、何かを成し遂げられていないのかもしれませんが)。


とにかく「底を貫いた」と言えるようなレベルで何かをなす、というのはとても難しいことだと思うんです。


なので、『「徹底しろ」などの言葉は人にはあんまり言ってはいけないよね、でも自分に言う分には自分がしんどくないならいいのでは?』派閥に私は属していました。

最近まで。


しかし最近変化が。


きっかけがこんなネット記事。

【徹底解説】5分で分かる〜の仕方
サクッとわかる〜徹底解説


・・・。

いい加減にしろ!どんな分野でも徹底的に解説してるものが5分とかサクッと終わるわけないだろ!!


この【徹底解説】と言う言葉を使っていて、本当に役に立つな〜、まさに徹底解説だな〜と思ったことがほぼない。

深く考えないでなんとなくつけているのが多い気がする。


【徹底比較】についてもそう。
徹底的に比較するなら、それら全部使っているのが大前提だと思うんですが、アフィリエイト目的でサービス全部使ってなさそうな人が、他の「徹底解説」の記事を参考に書いていそうなものばかり


底の浅い「徹底解説」がさらに底の浅い「徹底解説」を産むと言う残念のウロボロス。これもう半分ホラーですよ。


徹底してないなら「そこそこ比較」とか「徹底解説(嘘だよ あんまり徹底的じゃないよ)」とかに改名していただきてえ


と思いましたが、「徹底」という言葉そこまで深く使ってないだけなのかもしれませんね。「神!!」「最高!!」とかみたいに。


そうなると辞書的に

3 そこそこなこと。
   あまり調べられていないが、記事タイトルに困ったときによく使われる。「—比較おすすめ動画比較サービス」

みたいな意味が追加される日も近いかも。


代わりと言ってはなんですが、「私がわかっていないだけかもしれませんが・・・」とくる質問は大抵みんなもわかってないです!

私の説明が下手なだけなので、ごめんなさい!!


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