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【遊戯王マスターデュエル】結局使い慣れたデッキが一番だよね【フュージョンフェスティバル】

 皆様フュージョンフェスティバルお疲れ様でした。フュージョンフェスティバルは文字通り融合モンスターしかEXデッキに入れられないレギュレーションのイベントです。
 融合召喚のテーマは比較的強力なテーマが多く、新しいカードが追加された【デスピア】やレンタルデッキのある【裏サイバー】【HERO】が多い印象でした(逆に【シャドール】【召喚獣】には全く当たらず。偶然かもしれませんね)。
 前回のシンクロフェスティバルで使用率の高かったEXデッキを使用しない【真竜】も未だに多く、普段融合召喚をしないデッキでも『D-HERO デストロイフェニックスガイ』およびその召喚のために必要なカード(ダッシュガイ、ディバインガイ、フュージョン・デスデニー)を入れたデッキがほとんどでした。
 実際デストロイフェニックスガイはよほどの理由がない限りは入れ得と言っても差し支えないカードであり、EXデッキの枠も余りがちなので入れない理由はないと言っていいでしょう。最も流行りすぎてるが故にメタカードも溢れているのですが。

融合いらずの融合デッキ

 そんなフュージョンフェスティバルで自分が使用しているのは【サンダー・ドラゴン】デッキです。
 何故【サンダー・ドラゴン】を使っているかと言いますと、単純にマスターデュエルで普段使いしているデッキなので回し方をよく知っているというのもあるのですが、エースカードである『超雷龍-サンダー・ドラゴン』が出しやすさと強さを両立したカードというのがあります。

 またもう一つの追加融合モンスター『雷神龍-サンダー・ドラゴン』も正規融合以外の出し方があるので重さを感じにくく、元祖『サンダー・ドラゴン』のサーチ効果を2回に分けて使うだけで2発の除去が、『雷電竜-サンダー・ドラゴン』『雷源竜-サンダー・ドラゴン』なら相手ターンの除去が可能になるため、相手の盤面を荒らすアタッカーとして非常に強力なモンスターです。

 この2体を並べているだけで一気に勝負を決められることも多く、先攻で超雷竜を出しただけでサレンダーされることも少なくありませんでした。

使用デッキレシピ

 普段使いの【サンダー・ドラゴン】は『混沌領域』と『輝白竜ワイバースター』『暗黒竜コラプサーペント』を入れたカオス型になっていましたが、2体の白黒竜から『ユニオン・キャリアー』などのリンクモンスターを採用できないため、それらの要素を抜いてデスフェニ出張セットや『超融合』を投入。EXデッキも主要モンスター以外は専ら超融合用のモンスターになります。
 メインデッキの動かし方自体は通常の【サンダー・ドラゴン】と大差なく、先行を取った場合は最低でも超雷竜1体は出すことを考え、後攻になった場合は超融合による相手モンスターの利用や雷神龍による捲りを目指しました。
 幸いこのデッキは複数体モンスターを並べることはさほど得意ではないので『原始生命態ニビル』の直撃を受けにくく、逆に展開しすぎると超融合の素材や『溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム』にリリースに利用されてしまうので展開力の低さが逆に活きていたりもします。 
 ちなみに属性・種族共にあまりシナジーのない『海亀壊獣ガメシエル』は雷神龍を打点で上回るモンスターや【時戒神】のような耐性持ちのモンスター、なぜか【真竜】以上に当たることの多かった【ウィッチクラフト】の『ウィッチクラフトマスター・ヴェール』と『魔術師の右手』の封殺コンボをリリースで崩すために採用しました。

EXデッキのモンスター

※以下のモンスターの詳しい説明は割愛させて頂きます。

・超雷竜-サンダー・ドラゴン
・雷神龍-サンダー・ドラゴン
・D-HERO デストロイフェニックスガイ

 サンダー・ドラゴン2種に関しては前述している通りであり、デスフェニに関してはもはや語るに及ば(ry

対【デスピア】用モンスター(デスピアン・プロスケニオン、デスピアン・クエリティス、赫灼竜マスカレイド)

 現状実装されている【デスピア】の融合モンスター3体。
 前述の通り【デスピア】は【相剣】を組むためにパックを開けていたらいつの間にかデッキを組めるほど揃っているケースが多いため、今回のイベントでは比較的多く見かける相手でした。そのため、超融合の素材に利用しやすく、特に600バーンでちまちまと削ってくるマスカレイドあたりを素材にしこちらもマスカレイドを出すことで相手に嫌がらせをする圧力をかけることができます。
 最もマスカレイドは緩い条件で墓地から戻ってくるので融合素材にしたら『墓穴の指名者』あたりで除外してしまいたいところ。

対【シャドール】用モンスター(エルシャドール・ネフィリム、エルシャドール・ミドラーシュ)

 デッキ融合の元祖とも言える『影依融合』を引っ提げ、新世代の融合テーマとして登場した【シャドール】も登場からだいぶ経ちますがストラクが作られるなど根強い人気の誇るテーマです。
 しかし、このイベントにおいては1回も当たりませんでした。自分のマッチングでたまたま当たらなかっただけで、実はそこそこ使われていたということもあったのかもしれませんが。

対闇属性用のモンスター【捕食植物】2種セット(スターヴヴェノム・フュージョン・ドラゴン、捕食植物ドラゴスタペリア)

 フィールドの闇属性モンスター2体を融合素材に指定している『スターヴヴェノム・フュージョン・ドラゴン』はデスフェニをはじめとした闇属性モンスターを超融合の素材にして融合召喚が可能です。チェーン不可の速攻魔法のため、ほぼ確実に厄介なモンスターを融合素材にする形で除去することができます。
 また、融合モンスター+闇属性モンスターの組み合わせで出せる『捕食植物ドラゴスタペリア』も優秀なモンスターで、相手モンスターに捕食カウンターを置くことでそのモンスターのレベルを1にすることができます。
 SモンスターやXモンスターが使えないルールなので、レベル操作の旨味は少ないですが、レベル○以上という条件を持つ融合モンスターの融合召喚を阻害することが可能です。変わった使い方ではデスピアン・クエリティスの打点ダウン効果にチェーンして発動すればクエリティスなどの最上級融合モンスターも同時に弱体化させることが可能です(実際使われて驚きました)。

対【HERO】用モンスター(『鋼鉄の魔導騎士-ギルティギア・フリード』)

 たまたまレガシーパックを回していたら出てきた1体。地味にURなので手に入れるのが難しいカードです。融合素材が属性の異なる戦士族モンスターということで相手が【HERO】の時に超融合で出せる融合先として採用しました。
 とはいえ、このカード自体は耐性を持たないので言うほど制圧力が高いとは言い切れないのがネック。

『簡易融合』用モンスター(『雷神の怒り』『サウザンドアイズ・サクリファイス』

 こちらの2種は主に『簡易融合』で出すために採用したモンスターです。『雷神の怒り』はレベル5の雷族のバニラ融合モンスターであり、雷神龍を特殊召喚するためのコストとしては最適と言えるモンスターでしょう。
 手札に簡易融合と雷電竜があれば簡易融合で出した雷神の怒りと雷電竜を除外することで雷神龍を特殊召喚しつつ、雷電竜の効果で『雷鳥竜-サンダー・ドラゴン』をサーチすることができるので、雷神龍と超雷竜を並べることが可能です。
 『サウザンドアイズ・サクリファイス』は通常ルールであれば相手モンスターを吸収した後に『リンクリボー』のようなリンクモンスターに変換することで間接的なモンスター除去として使うことができましたが、リンクモンスターを採用することができない以上、使い切りのカードとしての採用になります。出す機会はほとんどありませんでしたが……
 ちなみに雷神の怒りを出すために使うのであれば、融合召喚可能なモンスターが通常モンスターに限られますが『簡素融合』でも代用可能です。

※ここに挙げなかったカードは持っていなかったので入れませんでしたが、他に入れられるカードとしては同属性・種族違いのモンスター2体で融合できる『沼地のドロゴン』やこのデッキにおいて棒立ちになりがちな『孤高之獣』を融合素材に使える『ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン』は入れてもよかったかもしれません。

このルールにおいて当たった主なデッキと対戦成績

対【デスピア】

 自分が記憶している限りでは一番遭遇したデッキ。『烙印劇城デスピア』『赫の烙印』と豊富な融合手段を持っており、先攻を取った場合は効果を発動する度に600バーンダメージを与える赫灼竜マスカレイドを融合召喚して相手にプレッシャーに与え、後攻の場合も『アルバスの烙印』など実質超融合を内蔵したモンスターの存在から捲りも得意なデッキです。
 先攻を取れた場合は超雷竜で『デスピアの導化アルベル』『烙印開幕』のサーチを封じることで相手の動きを抑制できますが、手札次第では超雷竜のサーチ封じをすり抜けてくるので油断は禁物です。
 後攻の場合はマスカレイドのバーンに注意しつつ反撃の手段を整えました。超融合でマスカレイドとデスピアモンスターを退かしてしまいたいところですが、マスカレイドは非常に緩い条件で帰還してくるので墓穴の指名者などで処理しましょう。『フュージョン・デスデニー』を素引きできていれば、デスフェニを出して烙印劇城デスピアあたりのキーカードの除去を狙っていきたいですね。

対【HERO】

 デスフェニの存在とレンタルデッキがあることからデスピアと並んで見かけたのが【HERO】デッキ。フュージョン・デスデニーの発動後の【D-HERO】特殊召喚の縛りを無視できるので、他のデッキのようにフュージョン・デスデニー→デスフェニ融合召喚後の展開手段がない、ということがありません。
 またリンクモンスターである『X・HERO』は使えませんが、汎用性の高い『E・HERO』や同じ闇属性である『E-HERO』『V・HERO』を混ぜたデッキも多く、複数体の融合モンスターを並べることが可能です。
 先攻超雷竜を立てられれば、『E・HEROエアーマン』などのサーチ効果を封じることができますが『ヒーローアライブ』や『V・HEROヴァイオン』など超雷竜の影響を受けない初動札も多いので、かなり苦戦を強いられたデッキでした。

対【サイバー】

 ストラクの販売も相まってこちらも数が多かった【サイバー】。しかし、ストラクの【裏サイバー】は『サイバネティック・ホライズン』などのカードを止めてしまうと意外と動けなくなるケースが多く比較的汲みしやすい相手でした。
 どちらかというと敢えて後攻を取り、高い攻撃力でワンキルを狙う【表サイバー】の方が厄介な相手であり、制圧役の『サイバー・ドラゴン・インフィニティ』がいなくとも『パワーボンド』で融合召喚した『キメラテック・ランページ・ドラゴン』の連続攻撃が非常に強力なのでふとした時に当たって後攻ワンキルというケースも少なくありませんでした。
 幸い相手側から積極的に後攻を選んでくれるので先攻有利の【サンダー・ドラゴン】ならば破壊耐性を持つ超雷竜を守備表示で立てておけばキメラテック・ランページ・ドラゴンの連撃でのダメージを抑えることができます。

EX0枚のデッキ(【真竜】【時戒神】【ウィッチクラフト】【ベンケイ1キル】など)

 この手のイベントにはすっかりお馴染みですがEXデッキを使わないデッキも非常に多く、前回のシンクロフェスティバルでは『スキルドレイン』や『帝王の溶撃』を採用した【真竜】が活躍しました。今回のイベントではスキルドレインが制限カードになりましたが、それでも真竜デッキは非常に多かったそうです。
 私が多く当たったのは【ウィッチクラフト】デッキであり、『ウィッチクラフトマスター・ヴェール』と『魔術師の右手』でモンスター効果と魔法カードを無効にしてくるコンボが非常に厄介でした。
【時戒神】デッキは基本的にライフ半減の『時戒神ミチオン』やバーン効果持ちの時戒神と『仕込みマシンガン』などのカードを組み合わせたバーンデッキが多いように思えました。
【ベンケイ1キル】は決まると強いデッキの代表格で、手札誘発がほとんど刺さらないため気づいた時には手遅れというケースが多かったですね。

このデッキの改善点

 自分で言うのもなんですが、今回のイベントに関してはデッキの完成度は高い方だったと自画自賛しております。それだけに欲しい、と思ったのが上2枚のカードです。
 このイベントに限ったことではありませんが、これらのカードは正直3積みしたいレベルでした。しかし、ピックアップもないURカードなので生成ポイントがまるで足りません。なので確定パック販売してくださいorz


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