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合計種族値6840と共に挑んだ『セイムビート』

 6月18日〜6月21日まで行われた公式インターネット大会『セイムビート』に参加しました。今回はポケモンおよび道具重複可という特殊なルールだったので、その特殊ルールに則ったパーティーで臨んでみました。

……ということで使用したのはドラパルト6体(+ドラパルト1体に格納されているドラメシヤ2体×6)の

合計種族値6840=(600×6)+(270×12)
のパーティーです。


……最も合計値だけ見たら一番高いのは設定上メタング12体が使われているメタグロス×6だと思いますが、自分が当時考えうる上で最も種族値合計の高いパーティーだと思います。
 ただ、ぶっちゃけて言うとこれだけ見たら某超有名ポケモン実況者の方の名言「なんやこの厨パァ!!」の謗りを受けること間違い無いでしょう。なので単にドラパルト6体を育てるのではなくちょっとした遊び心を入れてみようと思いました。

1.使用個体紹介

性格:意地っ張り
持ち物:弱点保険
特性:クリアボディ
実数値(努力値)
175(92)-179(182)-101(44)-108(4)-102(56)-179(132)
調整詳細
H:16n-1
A:残りを振れるだけ
B:ダイマックス時陽気スカーフ一撃ウーラオスの暗黒強打確定耐え
C:4余ったので一応
D:ダウンロード対策でD>B
S:最速110族抜き

 剣盾発売当初に流行った弱保ドラパルトの努力値を振り直した型です。両壁を貼って耐久を確保し相手の攻撃を耐えて弱保を発動させて全抜きを狙う型です。本来ランクマッチで使用していた個体であるため、仮想敵がいなかったルールではありますが問題なく活躍してくれました。
 しかし、壁貼りの時点で感づかれていたのか、弱保警戒して抜群技で殴ってこない相手も多かったですし、弱保に依存した型なので弱保が発動していなければまるで火力がありませんでした。ただ、それを差し引いてもほぼ全試合で選出した今回のMVPだったと思います。

性格:臆病
持ち物:拘り眼鏡
特性:すり抜け
実数値(努力値)
163(0)-×-95(0)-152(252)-96(4)-213(252)
調整詳細
CSぶっぱ
BD:ダウンロード対策

 オーソドックスな眼鏡を持った特殊アタッカー。唯一の炎技持ちなのでナットレイやエアームドなどの鋼に対する対策枠として用意しましたが、あまり選出機会は多くありませんでした。10万ボルトの枠はカバルドンに撃ち込めるハイドロポンプかソーラービームの方が良かったんじゃないかと思いました。

性格:意地っ張り
持ち物:命の珠
特性:クリアボディ
実数値(努力値)
169(44)-185(234)-95(0)-×-96(4)-191(228)
調整詳細
H:珠ダメ最小となる10n-1
A:余り
BD:ダウンロード対策
S:最速アーゴヨン抜き

 恐らく現環境のドラパルトで最もポピュラーな型と言えるであろう珠竜舞型です。これもランクマッチで使用しているため、今回のルールでは使用不可のアーゴヨン抜きまで振っています。
 身代わりを入れることでラッキーやドヒドイデなどの火力の低い耐久型を起点にして積むことができます。実際ドヒドナットラッキーみたいなパーティーと当たった時はその意図通りにすることもできました。
 ただ珠と身代わりでHPがゴリゴリ削れていくので珠はラムでも良かったと思います。珠の自傷ダメによる自滅で相手のダイマ技を透かすこともあったのでこれでもよかったとは思いますが。

性格:臆病
持ち物:気合の襷
特性:すりぬけ
実数値(努力値)
163(0)-×-95(0)-152(252)-96(4)-213(252)
調整詳細
CSぶっぱ
BD:ダウンロード対策

 いわゆる鬼火祟り目型です。鬼火で相手の物理アタッカーを機能停止させ、高打点の祟り目を撃ち込んだり後続の弱保型や竜舞型につなげる役割がありました。無双体勢に入った相手のダイジェッターの攻撃を襷で耐えて電磁波で麻痺を撃ち込んだりすることもできましたが、先頭以外で出すと砂霰ステロで襷を潰されることも少なくなかったのがネック。

性格:陽気
持ち物:拘り鉢巻
特性:クリアボディ
実数値(努力値)
163(0)-172(252)-95(0)-×-96(4)-213(252)
調整詳細
ASぶっぱ
BD:ダウンロード対策

 積まずとも上から鉢巻による高い打点で押していくことを意図した拘り鉢巻型。しかし、弱保型珠竜舞型と違ってほとんど選出できませんでした。
 持ち物をチョッキに変えて特殊に厚くするか、準速スカーフにしてダイジェット2回積んだ最速80族の上を取れるようにした方が良かったのではないかと思っています。

性格:陽気
持ち物:光の粘土
特性:すり抜け
実数値(努力値)
195(252)-140(0)-95(0)-×-96(4)-213(252)
調整詳細
HSぶっぱ
BD:ダウンロード対策

 基本的に初手もしくは2番手で起用する壁貼り型。両壁を貼って呪いで自主退場して後続に繋ぐタイプのポケモンで、前述の弱保型を活かすのに大きく貢献してくれました。
 しかし、技構成で大きなミスを犯しており、物理アタッカーに対しての妨害役として入れた唯一の攻撃技・ワイドブレイカーが全くと言っていいほど機能しませんでした。
 そもそも対ドラパルトに出てくるであろう物理アタッカーの筆頭がミミッキュというワイドブレイカーが通らない相手だったため、化けの皮を剥ぐすらできませんでした。そのため後続の弱保型に皮が残ったまま繋いでしまい、結局ダイマターン2ターンをミミッキュ1体に消費させられる結果になってしまうことも多かったです。性格補正を臆病に変更し、ワイドブレイカーの枠はミミッキュに抜群を取れるシャドーボールか呪いと合わせての定数ダメで削れるまとわりつくあたりに変える予定です。

2.苦手だったポケモン


・ミミッキュ
 タイプ相性もそうですが、このポケモンを得意なポケモンなんてそれこそ竜王戦ルールでもない限り存在しないのではないでしょうか。アタッカーさせてもよし、サポートさせてもよし。そして何よりも大正義化けの皮。

・ポリゴン2
 タイプ相性でも不利であり、積んでも硬すぎて安定して突破できませんでした。攻めに転じても積み殺しのイカサマやアナライズで強化されたダイアイスなどで無双されてばかりでした。次の世代での進化の輝石弱体化を強く願います。

・ラプラス
 キョダイセンリツという壊れ技。センリツは漢字で書くと旋律なのでしょうけど、私にとっては旋律というよりかは戦慄でした。

・オーロンゲ
 タイプ的に天敵。有効打が鋼の翼しかない現状がきついです。壁貼りかと思ったら尻尾トリックするのやめてください。

・トゲキッス
 上位禁止ルールでのランクマが復活した場合、大暴れするポケモン筆頭なのではないでしょうか。サンダーがいないこのルールではずいぶんと羽を伸ばしていた印象を受けます。

・カイリュー
 竜舞かダイジェット積まれるとそれだけでゲームエンドに持っていける無慈悲なムー○ン。ステルスロックの偉大さがよくわかるポケモンです。


3.総評


 1日目の勝ち数負け数は数えていませんでしたが、2日目は10戦で7-3、3日目も10戦で2-8という戦績でした。2日目はあまり苦手な相手とは当たりませんでしたが、3日目は上記の天敵入りと悉くマッチングしたり、状態異常の追加効果をこれでもかと引いたりと2日目のお釣りが来た感じです。
 最もそれらの敗因もタイプ相性などの良し悪しはともかくプレイングスキルおよび技や道具の選択でなんとかできたものもあったので単純に自分の研鑽不足も感じられた大会でした。

4.おわりに

 ここまで読んでいただきありがとうございます。初めて書く構築記事ということもあって所々読み辛いところもあったと思いますが、後々何かしらの役に立てていただければ幸いです。
 ちなみに冒頭で述べた「遊び心」ですがお気づきになられましたでしょうか。Switchの画面をスクショしたものを貼り付けたので、気づいて頂けたとは思いますが、今回使用したドラパルト6体。

いずれも異なる言語の個体でした。

 日本語版、英語版、フランス語版、ドイツ語版、中国語版、ハングル版の計6つの言語版でゲットしたドラメシヤを進化させたものです。6→3ルールのため実際に対戦した場合は気付きにくいものですが、こういった形で言語の壁を越えることができるのもまたポケットモンスターというゲームの良さなのかもしれませんね。  

 ちなみに今回は育てませんでしたが、マジカル交換で回ってきた中にスペイン語のドラメシヤもいたのでその子も育ててみたいと思います。なので何か面白い型のドラパルトを知っているという方がいらっしゃいましたらご教授頂ければ幸いです。

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