【ポケモンSV】エアプじゃ勝てないよねそりゃ【トリックマジック】
みなさま『トリックマジック』おつかれ様でした。ルールは剣盾の時のインターネット大会『ウォーターパラダイス』と同じように特定のタイプのポケモンのみが使えるもので、元々のタイプがゴーストタイプのポケモンのみ使用できるというルールでした。
私は仕事の都合で1日目と2日目の30戦しかできませんでしたが、思っていたより戦えたとも思えば思っていたより負けていたな、とも思いました。
とはいえ、ランクマではマスボ級に上がることすら厳しく、最終順位も5桁後半が定位置ということもあったので、成績を残すことはあまり重要視していませんでした。
今回使ったポケモンたち
ミミッキュ@いのちのたま
現在のランクマにおいてはミミッキュやトリックルームの始動役や電磁波による麻痺撒きなどのサポーターとしての役割が多いですが、このルールでは変に奇をてらうよりかは普通に使った方がいいのでは?と思ったのでオーソドックスなアタッカー型に。
ばけのかわで行動保証があるので使いやすいのですが、ミミッキュ同士の同速対決に負けてかげうちで倒される、命中率90%で外れる確率が10%のじゃれつくを一日で5~6回外すなど要所要所でゲーフリの介入ミスしまくったしたこともあり、思いの外活躍できた印象はありませんでした。
ハバタクカミ@こだわりメガネ
現行のランクマッチでもよく見かけるオーソドックスなメガネアタッカー。
基本的には終盤に出してメガネムンフォorシャドボで締める型……というのを想定していたのですが、相手がラス1にミミッキュやソウブレイズといった素の攻撃種族値が高めのかげうち持ちや適応力アクアジェットが強力なイダイトウのような物理アタッカーを控えさせていたことも何気に多かったので、こちらもあまり活躍させることはできませんでした。
ランク戦でもメガネ型は紙防御から返しの一撃でけっこう落とされるので、耐久に振りつつブーストエナジーを持たせた電磁波型でも良かったのかな、とは思いました。
サーフゴー@こだわりスカーフ
こちらも主に終盤のスイーパーとしての採用。流行るのでは?と思っていた悪戯心ヤミラミに対するメタ役としての役割も持っていました。しかし、6体の中で一番選出しなかったですし、正直採用した型も間違えたな感がすごかったですね(そもそもランク戦でもあまりサーフゴー使ったことがなかったので、いまいちサーフゴーというポケモンを理解できていなかったのもありますね)。
このルールで使うならばゴースト耐性を付与できるノーマルテラスか炎耐性を付与できる水テラスで使うべきでした。一番当たった相手のサーフゴーはHB特化(?)でわるだくみを積みつつ、たべのこしとじこさいせいで回復する型だったので、このルールで使うならその型が使いやすかったかもしれません。
ヒスイゾロアーク@きあいのタスキ
このルールが発表されてからというものの、ゴーストの弱点であるゴーストを無効にできる唯一無二の耐性から界隈で話題になっていたポケモン。
ゴースト技を専用技のうらみつらみにしてしまうと、一発でゾロアークとバレてしまうので、ハバタクカミやサーフゴーに変化してるように見せかけて実は本物なのでは?という可能性を相手に残させるためにゴースト技にはシャドーボール、そして同種対決に備えてあくのはどうを持たせました。
しかし、ハバタクカミやドラパルトなどSで抜かれている相手を出されてしまうと上からボコられてしまうため、S操作のできるこごえるかぜを持たせたり、最後っ屁としてきあいのタスキやばけのかわを剥がせるはたきおとすやかげうちを物理型で使ったほうが強かったのでは?とこの記事を書いていて思いました。
ちなみにレート1500↑の人は初手ゾロアークを警戒してかハバタクカミやミミッキュに化けていても悪技や無効にされないタイプの技を撃ってくるので、イリュージョンって本当に意味あったのかな?と思いました。
ドラパルト@こだわりハチマキ
拘り鉢巻+ドラゴンテラスタル+ドラゴンアロー=最強!という単純なことをしたかったポケモンですが、案の定ミミッキュ・ハバタクカミ入りとの遭遇率が体感9割近くあったのであまりやりたいことができませんでした(何気にはがねのつばさを覚えられなくなったので、ハバタクカミの弱点を突くのが非常に難しく……)。
ただ、それらのポケモンがいない希有なパーティーにはドラゴンアローで圧をかけることができましたし、初手に出てくることの多いタスキゾロアークを襷ごと貫通できたことも多かったので、ミミッキュ・ハバタクカミがわんさかいる環境の割には活躍できた方なのかな、とは思います。
ドラゴンアローの威力重視ということで拘り鉢巻を持たせましたが、ミミッキュに持たせていた珠を持たせて撃ち分けできるようにしても良かったと思います。
ミカルゲ@とつげきチョッキ
SVにおいてはメジャーポケモンではないものの、ゴーストを等倍にしつつ一致悪技でゾロアークの弱点を突けるポケモンということで直前に採用を決めたポケモン。
ハバタクカミとミミッキュをとても呼ぶポケモンなので、それらのポケモンに勝てるようテラスタイプを鋼にし、とつげきチョッキを持たせたフルアタ型に。
一見ネタ枠かと思いきやこのパーティで一番活躍してくれたポケモンであり、鋼テラバーストで突っ込んできた多くのハバタクカミを返り討ちにしてくれました。補助技のイメージが強いのか、ちょうはつを撃たれることも多く、特性のすりぬけが知れ渡っていないからか、みがわりごとサーフゴーをしっぺがえしでワンパンしたこともありました。
ただ、特化したところで素のA種族値が92のため火力はそう高くなく、ビルドアップ+むねんのつるぎで永久機関の作れるソウブレイズやフレアソングで火力を上げ続けるラウドボーンに撃ち負けるなど、きついところも多かったことは事実ですが。
ただ、Youtubeで動画を投稿しているランカーの方々があまり取り上げていないポケモンでしたが、そんな前評判の割にかなり結果を出してくれたポケモンだとは思います。
このパーティーを使っていてきつかったポケモン
ソウブレイズ(ノーマルテラスタル)
普段のランクマではそれほど遭遇率の高いポケモンではありませんが、このルールにおいてはノーマルテラスタルでゴースト弱点を消しつつ、ビルドアップorつるぎのまい→むねんのつるぎ・かげうちがとても嫌らしかったです。炎複合のためミミッキュ・ハバタクカミのフェアリー技、サーフゴーの鋼技を半減できるのがポイント。
型としてはオボンの実かたべのこしを持ったビルド耐久型と砕ける鎧でSを上げられる襷持ちのアタッカーをよく見かけました。
ラウドボーン
ソウブレイズと同じ複合タイプであり、こちらもフェアリーと鋼を半減できるポケモン。鈍足かつD種族値が低めということもあって、ソウブレイズほどの怖さはありませんでしたが、物理耐久でははるかに勝っており、なまけるという安定した回復技があるのでこちらの選出を物理に偏らせるor特殊アタッカーが落とされた後に出されると詰まされることが多かったです。
フワライド
当たった回数自体は片手で数えるほどでしたが、回避率無視のガチグマ(アカツキ)や必中かつ弱点の突けるドドゲザンのいないこのルールでは一回でもちいさくなるを一度でも使われると一気に脅威に。
先鋒ハバタクカミでミストフィールド→ミストシードフワライドでちいさくなる連打→わるだくみサーフゴーにバトンタッチ、という鬼畜コンボをされた時は泣きました。
反省点
前述したように、それほど結果を求めていなかったので反省点も何もないのですが、ミラー用に技構成を変えたヒスイゾロアークとミカルゲ以外は普通のルールのランクマッチで使っているポケモンを流用しただけのものだったので、この手の特殊ルールにおいてはそれ専用のポケモンを育てることが大事ということを改めて学びました。
ちなみに今回採用しようかしないか迷ったポケモンは以下の通りです。いずれも道具やタイプの兼ね合いで採用に至りませんでしたが、これらのポケモンを育てていたらどうなっていただろう、とは思いました。
ヤミラミ
同種のヤミラミ、同タイプのミカルゲ以外に通る特性・いたずらごころが強力で先攻で壁を貼ったりおにびで火傷を撒くなどすることができるポケモンでした。このポケモンで起点を作りつつ、ドラパルトでりゅうのまいをするという戦い方も取れたかもしれませんが、同じタイプ構成で既にミカルゲがおり、ハバタクカミやミミッキュに不利を取られかねないこともあって不採用に。
ユキメノコ
S種族値がヒスイゾロアークより早く、ゲンガーと同速のS110。でんじはを覚えるので先発で出して麻痺撒き→きあいのタスキで耐えてからのみちづれができるポケモン。ただ、ヒスイゾロアークを使いたかったのでタスキ枠が被ることを危惧して不採用。