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ポケモン屋敷の出現ポケモンとリージョンフォーム

ポケモン屋敷(カントー)とは

 ポケモン屋敷は初代赤緑青黄版、リメイク作であるファイヤレッドリーフグリーン、2回目のリメイクであるレッツゴー!ピカチュウ・イーブイで登場したダンジョンで、幻のポケモン・ミュウおよびミュウと子供として生み出されたミュウツーについての記録が残されているのが特徴です。
 ポケモン屋敷があるのは火山島であるグレンタウンであり、ジムリーダーのカツラの得意タイプも炎タイプであったりと炎タイプと縁の深い街です。そのため初代におけるポケモン屋敷の出現ポケモンは炎タイプが多めです。
※ちなみに(カントー)とついているのは、第四世代のシンオウ地方にも同名の建物が存在するので区別のためです。

ポケモン屋敷の出現ポケモン


○赤緑青黄版
コラッタ・ラッタ(黄のみ)
ロコン(緑のみ)
ガーディ(赤・青)
ポニータ
ベトベター・ベトベトン
ドガース・マタドガス
ブーバー(緑のみ)
メタモン

 バージョンごとに出現するしないが分かれているポケモンが多く、特に緑版のみでしか手に入らないブーバーが唯一出現するダンジョンです。また、ベトベトンとマタドガスは対の関係になっていますが、完全に出ないというわけではなく差があるのは出現率のみです。
 そしてリメイク作であるファイヤレッド・リーフグリーンでは以下のポケモンが出現します。

コラッタ・ラッタ
ロコン(LGのみ)
ガーディ(FRのみ)
ベトベター
ベトベトン(LGのみ)
ドガース
マタドガス(FRのみ)
メタモン

 初代にはなかった火山のダンジョン(ナナシマのともしびやま)が追加されたため、ポニータとブーバーが出現しなくなった以外は黄色版の野生ポケモンがそのまま引き継がれています。
 そしてSwitch版でのリメイクに当たるレッツゴー!ピカチュウ、レッツゴー!イーブイでは出現ポケモンが以下のポケモンに変更になりました。

コラッタ・ラッタ
ベトベター・ベトベトン(ピカチュウのみ)
ドガース・マタドガス(イーブイのみ)
ブーバー
メタモン

 ナナシマがマップとして存在しないことで、ブーバーが再度出現するようになり、ベトベター系統とドガース系統が完全にバージョン別に分かれました。ピカチュウ側にベトベトンが出るのはピカチュウが相棒のサトシにゲットされているからでしょうか?
 また過去作に出現していたロコンとガーディが出現しなくなり、炎タイプのダンジョンというよりは毒タイプのダンジョンになりました。
 ちなみに地下一階の最深部に実験機械のようなものが設置され、そこにミュウツーやミュウを連れて行くと特別な反応を示すなどその2体との関わりがより深くなりました。

リージョンフォームのポケモン一覧

 ポケモンには第七世代にあたる『サン・ムーン』バージョンから『リージョンフォーム』という既に存在するポケモンと同じ名前を持ちながら、姿形の違うポケモンが登場しました。
 リージョンフォームよ初出である第七世代のサン・ムーンの舞台であるアローラ地方には以下のポケモンがリージョンフォームとして登場しました。

コラッタ/ラッタ(ノーマル→ノーマル・悪)
ライチュウ(電気→電気・エスパー)
サンド/サンドパン(地面→氷・鋼)
ロコン/キュウコン(炎→氷/氷・フェアリー)
ニャース/ペルシアン(ノーマル→悪)
ディグダ/ダグトリオ(地面→地面・鋼)
イシツブテ/ゴローン/ゴローニャ(岩・地面→岩・電気)
ベトベター/ベトベトン(毒→毒・悪)
ガラガラ(地面→炎・ゴースト)
ナッシー(草・エスパー→草・ドラゴン)

 アローラ地方のモチーフがアメリカ合衆国ハワイ州とだけあって、ライチュウが日焼けしたサーファーのようになったり、ガラガラがファイヤーダンスのような踊りを踊ったりと(ファイヤーダンス自体はハワイではなく同じ太平洋の島国サモアのものですが)ハワイ要素が濃いポケモンも見られます。
 この時点ではリージョンフォームのポケモンは全て第一世代である赤緑版が初出のポケモンでしたが、第八世代の剣盾では初代以外のポケモンにもリージョンフォームの姿が登場しました。

ニャース(ノーマル→鋼)
カモネギ(ノーマル・飛行→格闘)
ポニータ/ギャロップ(炎→エスパー/エスパー・フェアリー)
ヤドン/ヤドラン/ヤドキング(水・エスパー→エスパー/毒・エスパー)
マタドガス(毒→毒・フェアリー)
バリヤード(エスパー・フェアリー→氷・エスパー)
フリーザー(氷・飛行→エスパー・飛行)
サンダー(電気・飛行→格闘・飛行)
ファイヤー(炎・飛行→悪・飛行)
サニーゴ(水・岩→ゴースト)
ジグザグマ/マッスグマ(ノーマル→ノーマル・悪)
ダルマッカ/ヒヒダルマ(炎→氷)
デスマス(ゴースト→地面・ゴースト)
マッギョ(電気・地面→地面/鋼)

 また、これまでのリージョンフォームとは違い、リージョンフォームのポケモンでないと進化できない新しい進化形も登場しました。

ニャイキング(ガラルニャースのみ進化可能)
ネギガナイト(ガラルカモネギのみ進化可能)
バリコオル(ガラルバリヤードのみ進化可能)
サニゴーン(ガラルサニーゴのみ進化可能)
タチフサグマ(ガラルマッスグマのみ進化可能)
デスバーン(ガラルデスマスのみ進化可能)

 ガラル地方のモチーフがイギリスであるためか、蒸気機関やイギリス出身のコメディアンやロックバンド、騎士などイギリスにゆかりのある見た目のポケモンが増えました。
 そして2022年1月に発売予定のポケモンレジェンズアルセウスでは過去のシンオウ地方であるヒスイ地方にもリージョンフォームが登場することが判明しています。

ガーディ(炎→炎・岩)
ウォーグル(ノーマル・飛行→エスパー・飛行)

 また、タチフサグマやネギガナイトなどと同じようにその地域の進化形として以下の2体も登場。エゾシカとイトウという北海道ならではの進化を遂げています。

アヤシシ(ヒスイ地方でオドシシが進化)
イダイトウ(ヒスイ地方でバスラオが進化)

 進化前にあたるオドシシとバスラオ、ワシボンにもリージョンフォームが存在するかは不明ですが、先行登場のこれらのポケモンのみではなく更にヒスイのすがたのポケモンは増えそうで楽しみですね。

これは偶然?

 先の項で紹介したリージョンフォームのポケモンで一部のポケモンは太字にしてありますが、太字のポケモンの共通項にはお気づきでしょうか。初代のダンジョンなので、皆初代のポケモンであることはそうですが……

太字のポケモンは過去にポケモン屋敷に出現したことがある

 厳密に言うとキュウコン・ウインディ・ギャロップは野生の出現がなく、進化前のドガースにはリージョンフォームは存在しませんが、系列で括ればポケモン屋敷に過去野生で出現したポケモンではブーバーとメタモンを除いてリージョンフォームが存在しています。
 これは意図されているのではないかと思ってしまうのは自分だけでしょうか?

この画像の汎用性の高さは異常

……正直ゲーフリや株ポケの方がそこまで意識しているとは言い切れませんが、妄想をするだけなら自由ですよね。
 ちなみに初代で登場した炎タイプのうち1回のプレイで複数入手が不可能だった御三家のヒトカゲ系列とイーブイの進化形であるブースター、そしてブーバーを除いた炎タイプのポケモンには全てリージョンフォームが存在することになりました(準伝のファイヤーにまでリージョンフォームが登場するのはさすがに予想外)。また、毒タイプも初代で登場した単毒タイプはアーボ系統を除いてリージョンフォームが登場しています。
 そう考えるとアーボもしくはアーボック、ブーバーの系統にもリージョンフォームが登場する可能性が高そうですね。アーボックに関しては設定でお腹の模様が異なる個体がいることも報告されているので……どちらにせよ、過去のポケモンにこういった形で新しい魅力が付与されるのは一ポケモンファンとしては楽しみです。

【遅報】ストライクさん、進化先が増える

 ヒスイ地方の時代にはメタルコートは存在しないのでしょうか。ということはイワークもハガネールにならない可能性が。

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