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【遊戯王OCG】ドラゴンテイルについて【ジャスティス・ハンターズ】
新テーマ【ドラゴンテイル】とは
【更新情報】「Vジャンプニュース」更新!
— 【公式】YU-GI-OH.jp (@yu_gi_oh_jp) February 8, 2025
Vジャンプ4月特大号掲載記事:第2回 『デッキビルドパック ジャスティス・ハンターズ』の収録カードを公開!#遊戯王 #OCGhttps://t.co/N0AEktEDGT pic.twitter.com/jSk5Ep1YRc
3月22日に発売されるデッキビルドパック『ジャスティス・ハンターズ』で登場する【ドラゴンテイル】の新カード10枚が公開されました。
テーマの特徴としてはドラゴン族と魔法使い族の混合の融合テーマであり、共通効果として融合素材として墓地に送られた場合に発動する効果を持っています。また、属性は現時点で光闇(神)以外の4属性のモンスターが存在しています。
テーマ名の『ドラゴンテイル』とは西洋占星術における「降交点」を指す言葉であり、天文学における「交点」の一種で、天体の軌道が、北半球から南半球に向かって南向きに交差する点のことを指すとのこと。
https://yugioh-wiki.net/index.php?%A5%C9%A5%E9%A5%B4%A5%F3%A5%C6%A5%A4%A5%EB
※遊戯王Wikiの更新がいつも早くて助かります。単純に竜の尻尾的だとか【妖精伝姫】的な意味だと思ってしまった自分はまだまだものを知らないのだと
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ちなみにモチーフには黄道十二星座も含まれています。漫画では『聖闘士星矢』、遊戯王では【セイクリッド】で使われるなど、創作においては多用される要素ですが、遊戯王においては2例目?と意外と少ないですね(忘れてるかもしれない)。
【ドラゴンテイル】カード解説
現時点では10枚のテーマカードが公開されています。共通して使用されている漢字は『星辰』(せいしん・星や星座を表す熟語)ですが、星辰+別の熟語も含めて一概に『ドラゴンテイル』というルビが振られています。
メインデッキの【ドラゴンテイル】モンスター
現状下級~最上級まで4体のモンスターが存在し、レベル4~5のモンスターは魔法使い族、レベル6~7のモンスターはドラゴン族に割り振られています。いずれも黄道十二星座がモチーフになっていると言われています。
星辰槍手ルキアス
効果モンスター
星4/地属性/魔法使い族/攻1800/守 700
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「星辰槍手ルキアス」以外の「ドラゴンテイル」モンスター1体を手札に加える。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
レベル4の地属性・魔法使い族モンスターであり、モチーフははっきりとはしていませんが、他のモンスターの法則から考えるとかに座がモチーフと推測されています。
召喚・特殊召喚時にルキアス以外のドラゴンテイルモンスター1体のサーチ、融合素材として墓地に送られた場合にデッキからドラゴンテイル魔法・罠1枚をセットする効果を持っています。
ドラゴンテイルで現状唯一の下級モンスターであり、初動を担う1枚(1枚初動にはなりませんが)。基本的に召喚権はこのカードに割くことになるでしょう。
①の効果で後述するファイメナもしくはドラゴン族のドラゴンテイルをサーチしつつ、ファイメナの効果もしくは融合効果を持つテーマ魔法で融合召喚を行うのが現状の基本展開になると思われます。
魔法・罠のセット効果はデッキから直接セットするため《灰流うらら》に引っかからない反面、召喚・特殊召喚時のサーチ効果は誘発の格好の的なので注意が必要ですね。
星辰砲手ファイメナ
効果モンスター
星5/水属性/魔法使い族/攻1300/守2500
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分・相手のメインフェイズに、このカードを手札から捨てて発動できる。自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、ドラゴン族・魔法使い族の融合モンスター1体を融合召喚する。
(2):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。
レベル5・水属性の魔法使い族モンスターであり、イラストの左側に瓶のようなものが描かれていることから、みずがめ座がモチーフでしょうか。
互いのメインフェイズ時に自身を手札から墓地に送ることで手札・フィールドのモンスターを素材にドラゴン族もしくは魔法使い族の融合召喚を行う効果、およびルキアスと同様にこのカードが融合素材になった場合にデッキからドラゴンテイル魔法・罠カード1枚をセットする効果を持っています。
融合召喚を行う効果はこのカードを融合召喚の素材にすることができないので、このカードとは別に手札およびフィールドにモンスターが1体ずつ必要になります。モンスターの種類は問わないので、ドラゴンテイル以外のモンスターも融合素材にすることはできますが、手札のモンスターのみで融合する場合はモンスターカードが3枚必要なのは若干重たいですね。
基本的にルキアスでこのカードをサーチし、このカードの効果でルキアス+手札のモンスターで融合召喚するというのが主な動かし方になるでしょう。
融合効果は相手のメインフェイズにも発動できるので、相手に《増殖するG》や《マルチャミー・〇〇》モンスターの効果を撃たれた場合は自分ターンでの展開を最小限にした上で相手ターンに動くことができます。
星辰竜パーン
効果モンスター
星7/風属性/ドラゴン族/攻2700/守1700
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。その後、フィールドのモンスター1体を破壊できる。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、自分フィールドの表側表示の融合モンスターが相手の効果で破壊された場合に発動できる。このカードをデッキの一番下に戻し、自分の墓地から融合モンスター以外の「ドラゴンテイル」モンスター1体を特殊召喚する。
レベル7・風属性のドラゴン族モンスターであり、その見た目と名前からやぎ座(やぎ座のモチーフがやぎに変身した牧神パーン)がモチーフになっています。
融合素材として墓地に送られた場合にドラゴンテイル魔法・罠1枚をデッキからセットする効果に加えてフィールドのモンスター1体を破壊する効果、このカードが墓地に存在する状態でフィールドの融合モンスターが相手の効果で破壊された場合、このカードをデッキの一番下に戻すことで墓地から融合モンスター以外のドラゴンテイルモンスター1体を特殊召喚する効果を持っています。
融合素材として墓地へ送られた効果だけみればルキアス、ファイメナと共通ですが、更にフィールドのモンスター1体を破壊する効果を持っています。これは対象に取る効果ではないので、対象耐性を持つモンスターも破壊することができます。先攻で素材にする場合は魔法・罠をセットする効果を、後攻で素材にする場合は除去効果を目当てに使う形になりますね。
ドラゴン族・非融合のドラゴンテイルモンスターは墓地効果も持ちますが、こちらは相手の効果で自分フィールドの融合モンスターが破壊された場合に発動という受動的な効果。蘇生先としては召喚・特殊召喚時効果を持つルキアスが第一候補。とはいえ能動的に動けないのが惜しいですね。
星辰竜ウルグラ
効果モンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2400/守1000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚の素材となって墓地へ送られた場合に発動できる。デッキから「ドラゴンテイル」魔法・罠カード1枚を自分フィールドにセットする。その後、フィールドの魔法・罠カード1枚を破壊できる。
(2):このカードが墓地に存在する場合、自分の墓地の魔法使い族の「ドラゴンテイル」モンスター1体を対象として発動できる。このカードをデッキの一番下に戻し、対象のモンスターを手札に加える。
レベル6・炎属性のドラゴン族モンスターであり、見た目からはわかりづいらいですが、イラストの背景に描かれている星座を見る限りしし座がモチーフと思われます。
融合素材として墓地へ送られた場合にドラゴンテイル魔法・罠1枚をデッキからセットする効果に加えてフィールドの魔法・罠1枚を破壊する効果、このカードが墓地に存在する場合、このカードをデッキの一番下に戻すことで墓地の魔法使い族ドラゴンテイルモンスター1体をサルベージする効果を持っています。
融合素材として墓地に送られた場合の効果は共通効果に加えて魔法・罠カードの除去。こちらも対象を取らない除去であり、とりわけフィールド魔法や永続魔法・罠などフィールドを離れると効力のなくなるカードを狙えるといいですね(ドラゴンテイル魔法・罠に被破壊時の効果があれば……)。
そして墓地の効果は魔法使い族のドラゴンテイル1体のサルベージ。サルベージ先としては手札効果を持つファイメナが有力。先攻1ターン目でファイメナの効果などでこのカードを素材にドラゴンテイル融合モンスターを融合召喚し、このカードの効果でファイメナをサルベージすることで次のターンに更に融合召喚を狙えます。パーンと異なりこちらは能動的に発動できる効果なので、素材として墓地に送るのでこちらを優先したいです。
EXデッキの【ドラゴンテイル】モンスター
現状では融合モンスター2種のみが存在。イラストからメインデッキのモンスター2種が融合したものと思われ、その組み合わせから黄道十二星座において太陽を挟んで反対の位置にある星座モチーフのモンスターが融合したものと思われます。
融合モンスターの共通効果として、自身が墓地に存在する状態でモンスターが2体以上墓地に送られた場合、自身を特殊召喚する効果を持っています。
星辰法宮グラメル
融合・効果モンスター
星7/水属性/魔法使い族/攻2800/守2300
「ドラゴンテイル」モンスター+手札のモンスター
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分が「ドラゴンテイル」カードの効果を発動した時、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。そのカードを破壊する。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
レベル7・水属性の魔法使い族融合モンスターであり、属性とイラストからファイメナ+ウルグラの融合体と思われます。
自分がドラゴンテイルカードの効果を発動した時に相手フィールドのカード1枚を対象に取って破壊する効果と、墓地に存在する状態でモンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に自身を墓地から特殊召喚する効果を持っています。
除去効果は対象こそ取るものの、種類を問わず破壊可能であり、相手ターンに効果を発動できるファイメナやメインデッキのドラゴンテイルを融合素材にした場合の効果でセットした罠カードの発動もトリガーにすることができます。後述の罠カードはいずれもフリーチェーンなので、発動自体は容易ですが、テキストには"時”とあるのでタイミングを逃すことがあるのは要注意。
自己蘇生効果は2体以上のモンスターが同時に墓地に送られた場合という複雑なトリガーですが、融合召喚はもちろんS召喚やL召喚もこの条件に該当します。デッキの仕様上リンクモンスターは採用する余地があると思いますので、リンク2以上のL召喚をからめての蘇生も十分に狙えるでしょう。
後述のアルザリオンとは異なり、蘇生後も効果を活かせるのでこのカードの蘇生は積極的に狙っていきたいですね。
星辰爪竜アルザリオン
融合・効果モンスター
星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守2500
「ドラゴンテイル」モンスター+手札のモンスター1体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが融合召喚した場合、その融合素材とした手札のモンスターの数まで、自分・相手の、フィールド・墓地のモンスターを対象として発動できる。そのモンスターを手札に戻す。
(2):このカードが墓地に存在する状態で、モンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
レベル8・地属性のドラゴン族融合モンスターであり、属性とイラストからルキアス+パーンの融合体と思われます。
このカードの融合召喚に成功した場合、このカードの融合素材にした手札のモンスターの数だけお互いのフィールド・墓地のカードを対象に取って持ち主の手札に戻す効果と、墓地に存在する状態でモンスターが2体以上同時に墓地へ送られた場合に自身を墓地から特殊召喚する効果を持っています。
ドラゴンテイル以外の融合素材はグラメルとは異なり、手札のモンスター1体以上となっているので複数体を素材にすることでより多くのカードを手札に戻すことができます。
手札のモンスターであれば種類は問わないので、先攻で引いてしまった《増殖するG》や《エフェクト・ヴェーラー》、《マルチャミー・〇〇》など後攻で活躍する手札誘発を素材に含めてこのカードを融合召喚し、その後それらのカードをサルベージという動きも可能です。
ただ、フィールドでは攻撃力3000とはいえバニラと大差ないので、先攻1ターン目で出す場合の優先度は相手ターンの除去効果が使えるグラメルに軍配が上がりますが、手札次第ではこのカード+グラメルの2体を並べることも十分に可能です。その場合はアルザリオンを最初に出したいですね。
ちなみに相手によってグラメルが除去されている場合にファイメナの効果を発動→手札のドラゴンテイル+手札のモンスター1体でアルザリオンを融合召喚することで2枚バウンス+グラメル自己蘇生という流れが可能です(その場合は手札消費3枚なので非常に重たいですが)。
共通効果ではグラメルと同じ条件で蘇生が可能ですが、前述の通り攻撃力3000のバニラモンスターなので使い切りのアタッカーとしての運用が無難でしょうか。
【ドラゴンテイル】魔法・罠カード
現時点では通常魔法2枚、通常罠2枚の計4枚が存在。魔法カードはいずれも通常魔法なので、融合素材時の効果で墓地に送られたドラゴンテイルモンスターの効果でデッキからセットされたターンでも発動可能です。
計都星辰(ケートゥ・ドラゴンテイル)
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):デッキから「ドラゴンテイル」モンスター1体を手札に加える。相手フィールドにモンスターが存在する場合、さらに以下の効果を適用できる。
●自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、ドラゴン族・魔法使い族の融合モンスター1体を融合召喚する。
基本的な効果としてはテーマモンスター1体のサーチですが、相手フィールドにモンスターが存在する場合は追加で融合召喚を行うことができます。
サーチ先は召喚・特殊召喚時にモンスターサーチ効果を持つルキアスがメインになると思いますが、相手フィールドにモンスターが存在していればサーチしたドラゴンテイルモンスターと手札の任意のモンスター1体でアルザリオンを融合召喚してアルザリオンの効果で2バウンス+素材として墓地に送られたドラゴンテイルモンスターの効果を発動してデッキから魔法・罠1枚のセット、というコンボが可能です。
バウンス効果を考えると【壊獣】や《溶岩魔神ラヴァ・ゴーレム》などの相手フィールドのモンスターをリリースして特殊召喚できるカードとのコンボも狙えます。
ラーフ(羅+目へんに侯)星辰(・ドラゴンテイル)
通常魔法
(1):自分の手札・デッキ・フィールドのモンスターを融合素材とし、
「ドラゴンテイル」融合モンスター1体を融合召喚する。このカードの発動後、ターン終了時まで自分は融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
融合テーマにおいてもはや当たり前となりつつあるデッキのモンスターを素材に融合召喚を行えるカード。しかし【ドラゴンテイル】融合モンスターは素材に手札のモンスター1体以上を指定しているため、デッキのドラゴンテイルモンスターは実質1体しか融合素材にすることができません。とはいえ、デッキのモンスターを素材にすることで共通効果を使えるのは美味しいですね。
《真紅眼融合》などデッキ融合カードは重いデメリットがつきますが、このカードは発動後に融合モンスターしかEXデッキから特殊召喚ができなくなるためそれほどデメリットは気にならないと思います。
星辰の吼炎(ドラゴンテイル・フレイム)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドの表側表示の魔法カード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果をターン終了時まで無効にする。その後、以下の効果を適用できる。
●「星辰の吼炎」以外の自分の墓地・除外状態の「ドラゴンテイル」カード1枚をデッキの一番下に戻す。その後、自分は1枚ドローする。
効果はフィールドの表側表示魔法カードの効果をターン終了時まで無効にするというもの。無効にできる範囲は表側表示の魔法カードのみであり、罠カードは無効にできません。
それでもフリーチェーンで使える魔法の無効は汎用性が高く、相手が罠カードをコストにしなかった場合、《禁じられた一滴》にチェーンしてこのカードの効果を発動することで、一滴を無効化することもできます。後半の効果を意識しないのであれば【ラビュリンス】などの罠デッキにも採用できるカードです。
しかし、後半の効果にドロー効果があるため、相手が《灰流うらら》を持っていた場合は無効効果もろとも止められてしまう点は注意。
星辰の裂角(ドラゴンテイル・ホーン)
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):フィールドの攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを手札・EXデッキに戻す。その後、以下の効果を適用できる。
●「星辰の裂角」以外の自分の墓地・除外状態の「ドラゴンテイル」カード1枚をデッキの一番下に戻す。その後、自分は1枚ドローする。
効果はフィールドの攻撃表示モンスター1体の手札・EXデッキへのバウンス。通常召喚モンスターや守備力を持たないLモンスターには刺さる効果ですが、相手が先攻を取った場合《ライトニング・ストーム》を警戒して守備表示でモンスターを特殊召喚するケースも多いので腐るリスクはあります。後半の効果は吼炎と共通ですが、《灰流うらら》に前半の効果もろとも無効にされるリスクがあります。
ちなみにEXデッキのモンスターをバウンスした場合はルール上EXデッキに戻りますが、このカードはバウンス後にドロー処理が入るため、EXデッキに戻す、という文を入れないとドローすることができなくなってしまいます(手札に戻す、のみだとEXデッキのモンスターが手札に戻らない=ドロー効果を適用できなくなるため)。
同じバウンス効果であっても、アルザリオンと文章が異なる珍しいケースを見れたりします。
相性のいい他テーマのカードは?
《魔玩具補綴》《エッジインプ・チェーン》
いずれもジャスティス・ハンターズに再録されるカードであり、《融合》をサーチできるのでドラゴンテイルカードに頼らずとも融合召喚が可能に。
ドラゴンテイル融合モンスターの融合素材にエッジインプ・チェーンを利用することで2枚目以降の魔玩具補綴をサーチできるので、手札のモンスターを絶やさず複数回の融合召喚も可能です。
【シャドール】
【シャドール】が魔法使い族で統一された融合テーマなので、ファイメナの効果でシャドール融合モンスターの融合召喚が可能です。手札に2体以上シャドールモンスターが存在することが条件ですが、強力な妨害効果を持つ《エルシャドール・ミドラーシュ》を後攻0ターン目に融合召喚することができます。
入れるモンスターとしては効果で墓地に送られた場合にシャドールモンスターを墓地に送ることができる《シャドール・リザード》やリクルートが可能な《影霊の翼 ウェンディ》などがいいでしょうか。
【マギストス】
【シャドール】同様こちらも魔法使い族で統一されたテーマであり、ⅤジャンプでOCGストーリーが連載されていることから強化も多いです。
魔法使い族のドラゴンテイルモンスターを素材に《聖魔の乙女アルテミス》をL召喚することで素材を用意できるため、アルテミス+融合ドラゴンテイルで制圧効果を持った《竜王絶火ゾロア》の融合召喚が可能になります。
EXデッキのカードだけでもいいですが、《封印の魔導士スプーン》などメインデッキのカードを入れてみてもいいでしょう。書籍付録カードが多いので、入手が難しいのが難点でしょうか(年末のプレミアムパックで再録されるかもしれませんが)。
今判明しているカードでの展開例
展開例①:ルキアス(計都星辰)+手札のモンスター1体
①:ルキアスを召喚
②:ルキアス効果でファイメナをサーチ
③:ファイメナ効果でルキアス+手札のモンスター1体を素材にアルザリオンを融合召喚
④:素材になったルキアス効果でデッキからラーフ・ドラゴンテイルをセット
⑤:アルザリオン効果でファイメナサルベージ
⑥:ラーフを発動し、手札のファイメナ+デッキのウルグラでグラメルを融合召喚
⑦:素材になったウルグラ効果でデッキの吼炎セット
⑧:素材になったファイメナ効果でデッキの裂角セット
⑨:墓地ウルグラ効果で自身をデッキボトムに戻してファイメナサルベージ
☆最終盤面(3妨害)
星辰爪竜アルザリオン
星辰法宮グラメル(ドラゴンテイルカード発動時に相手フィールドのカード1枚破壊)
星辰の吼炎(魔法無効)
星辰の裂角(攻撃表示モンスター1体の手札・EXデッキバウンス)
展開例②:ラーフ・ドラゴンテイル+手札のモンスター1体
①:ラーフ・ドラゴンテイル発動で手札のモンスター1体+デッキのルキアスでアルザリオンを融合召喚
②:ルキアス効果で計都星辰をセット
③:アルザリオン効果でルキアスをサルベージ
④:ルキアスを召喚
⑤:ルキアス効果でファイメナサーチ
⑥:計都星辰を発動しデッキからウルグラをサーチ
⑦:ファイメナ効果でフィールドのアルザリオン+手札のウルグラでグラメルを融合召喚
⑧:ウルグラ効果でデッキから任意のドラゴンテイル罠1枚をセット
⑨:ウルグラ効果で自身をデッキボトムに戻してファイメナをサルベージ
☆最終盤面(2~3妨害)
星辰法宮グラメル(ドラゴンテイルカード発動時に相手フィールドのカード1枚破壊)
ドラゴンテイル罠カード
※手札にファイメナが存在するため、手札にモンスターが1体いればフィールドのルキアス+手札のモンスター1体で相手ターンにアルザリオンの融合召喚が可能
現状の【ドラゴンテイル】デッキレシピ
モンスター×19
上級・最上級×7
星辰竜パーン×1、星辰竜ウルグラ×3、星辰砲手ファイメナ×3
下級×12
星辰槍手ルキアス×3、エッジインプ・チェーン×2、灰流うらら×3
増殖するG×2、エフェクト・ヴェーラー×1、ドロール&ロックバード×1
魔法・罠×21
魔法×14
計都星辰×3、魔玩具補綴×3、墓穴の指名者×2、抹殺の指名者×1
融合×2、ラーフ・ドラゴンテイル×3
罠×7
星辰の吼炎×2、星辰の裂角×2、無限泡影×3
EXデッキ×15
融合×10
星辰爪竜アルザリオン×3、星辰法宮グラメル×2
ガーディアン・キマイラ×2、ミュステリオンの竜冠×1
竜王絶火ゾロア×1、精霊コロゾ×1
リンク×5
聖魔の乙女アルテミス×1
I:P マスカレーナ×1、S:P リトルナイト×1
クロシープ×1、聖月の魔導士エンディミオン×1
元ネタの豊富さやデッキビルドパックの傾向を考えると、4月のパックで相性のいいカードが登場したり、7月以降のパックで追加カードが来るケースがあるのでそのカードの登場でレシピは大きく変わると思われますが、現状判明しているカードのみで仮組みをしてみました。
融合モンスターはテーマカードの他に汎用モンスターである《ガーディアン・キマイラ》、素材指定が噛み合っている《ミステリオンの竜冠》、魔法使い族融合モンスターの多い【マギストス】モンスターを採用しました。
リンクモンスターにはマギストスモンスターである《聖魔の乙女アルテミス》《聖月の魔導士エンディミオン》を採用。
特にアルテミスはルキアス1体でL召喚可能であり、アルテミス+ドラゴンテイル融合モンスターでモンスター効果を無効にできる《竜王絶火ゾロア》を融合召喚できるため好相性です。
結局は今後次第
ここまで素人決闘者の私が【ドラゴンテイル】カードについてつらつらと書いてきましたが、前評判通り強いテーマもあれば、実際にデュエルをしてみてその強さが広まるというテーマがあります。
ドラゴンテイルはどちらかというと後者かと思われますが、既に有識者の間では【マギストス】カードを多めに入れた構築が広まっているので、今後はマギストスを混ぜた構築が使われると思われます。
一応ビルドパックで登場したテーマは後発のパックで新規カードが登場しているので、今後のカードでは純構築で組めるようなデッキになってくれるのではないでしょうか。