今でも変わらぬ旗艦機【Nikon D300s】
・購入経緯
自分が本機を購入するきっかけとなったのは、Nikon D5600の入門機からのステップアップの機種として考えていたからです。
そこでプロ機のサブ機的な役割である、Nikon D300sを購入する運びとなりました。
・印象と使用感
やはり、フラグシップ機という印象です。
デザインも、これこそ一眼レフと感じるデザイン。
ずっしりとした重さがあり、ボディの剛性が強く、構えてみて「これだ」という印象を受けます。
シャッター音は、切れがよく、撮っているという気分にさせてくれます。
Nikon D300sは、今のミラーレスとはちがった反動を、体感することができます。
またグリップは、深みがある握り心地です。
指で引っ掛けられるような感じだと思います。
自分は、入門機からのステップアップだったため、マニュアルでの撮影に慣れるのが大変でした。
D300sで撮影した画像が自分の納得がいくまで、撮影するのに結構な時間がかかりました。
今でも、扱いが難しいと感じる場面も多々あります。
・D300との違い
読みづらくて、ごめんなさい。
D300との違いは、主に連続撮影速度、ダブルスロット化、動画撮影機能追加などがあります。ここでは、先ほど挙げた3つの変更点を紹介します。
まず、連続撮影速度に関してです。2007年に発売されたD300では、MB-D10を使用せず本体にEN-EL3eを入れCH(高速連続撮影)で撮った際の連続撮影速度は、約6コマ/秒、同じ条件でD300sにて撮った際の連続撮影速度は、
約7/コマ秒と、約一コマ秒速くなっています。(12bitRAWの場合)
次に、ダブルスロット化です。
D300は、CFカードの一枚の対応でしたがD300sでは、CFカードとSDカードのダブルスロットとなっています。順次記録、バックアップ記録、分割記録を、割り当てることができます。
最後に、動画撮影機能です。
D300は、動画撮影機能がありません。D300Sは、最高1280×720/24fpsでの動画撮影をすることが出来ます。フルHDではないので、自分は、あまり動画機能を使用しません。いざという時に便利なのかもしれませんが、動画機能は、おまけ程度に考えています。
この他は、あまりD300との違いはありません。
画像の絵作りなどの機能に変わりはなく、動画撮影機能が、使えるようになりライブビューやアクティブD-ライティングなどが、D300より扱いやすくなりました。
・連写力
なんと言っても、D300sといったらその圧倒的な連写力です。
条件付きではありますが、EN-EL3eを使用し、ボディ単体でCH(高速連続撮影)の場合、約7/コマ秒での撮影が可能です。
またEN-EL4aをバッテリーグリップMB-D10に装着することで、CHの場合、
約8/コマ秒での撮影が可能になります。
(14bit RAWでは、約2.5/秒 良い点、悪い点で解説)
これらの連続撮影性能は、決定的瞬間を撮り逃すことがなく撮影出来ます。
鉄道写真や、野鳥撮影などでは、その連写力を最大限に発揮することができます。
・バッテリーグリップ MB-D10
MB-D10は、D700/D300/D300sに使用することができるバッテリーグリップです。先ほど、記述したようにMB-D10にEN-EL4aを使用することで、CHの場合、約8/コマ秒での撮影が可能になります。
その他にも、縦位置での撮影が楽になります。
やはり、縦グリをつけると、D一桁機のような見た目になり凄くカッコいいです。この年代だとD3sのような感じでしょうか。
・作例
参考程度にお願いします。
RAW現像をしている写真は、(RAW現像)と記載している写真です。
撮って出しの写真は、すごく柔らかいなという印象です。
今後も、作例を追加していきたいと思っています。
・良い点
現段階で感じていることになります。
まず、圧倒的な高速連写です。そのため動く被写体での撮影に適しています。決定的瞬間をしっかりと収めることが出来ます。(12Bit RAWなどでの場合)
AF性能に関しても、2009年製のカメラではありますがAFロックオンの強さを三段階で選択することが出来ます。野鳥撮影や、素早い動きの被写体もしっかりとピントを合わせることが出来ます。
今、約2000万画素のカメラが主流となっていますが、このD300sは、有効画素数約1230万画素となっています。
少なく感じる方もいると思いますが、この約1230万画素という数字は、十分な画素数であり、実際に撮ってみても良い画質です。
・悪い点
一つ目は、高感度耐性が弱いことです。
このカメラでは、ISO800ぐらいから徐々にノイズが出始めます。
高感度ノイズ低減をHIGHに設定すると、少し平べったい写真になってしまうので好んで設定することは、ありませんでした。
そのため、なるべくISOを上げないようにするために明るいレンズを、
使用することも一つの手段だと思います。
二つ目は、RAW 14bitでの撮影では連続撮影速度が、約2.5/コマ秒になってしまう点です。魅力である連写性能の欠点です。
より高精細な14bit RAWでの撮影では、高速連写とは言えなくなってしまいます。
3つ目は、オートWBが実際の色とかなり違っているところです。
この時代のEXPEED エンジン特有とも言えることでしょう。
対策としては、プリセットを用いたり微調整などが挙げられます。
・最後に
このカメラは、写真を一からに作り上げていくカメラだなと感じます。
自分のように入門機からのステップアップとしてこのカメラを入手し、設定やマニュアルモードなどの操作に慣れることが出来ます。現にD600を使用していてD300sでの学びが、活かせていると思います。
また最初の一機目ということも全然アリだと考えています。
このあたりのカメラだと、D300やD700でもいいと思いますね。
また趣味カメラとしても本機は、とても魅力的なカメラです。
現在自分は、D300sをD600のサブ機として使用しています。
自分的に、この構成はかなり理にかなっている構成だと思っています。
こんな感じで終わりたいと思います。
今後も、新しい情報や誤った情報などの訂正などがありましたら、その都度更新していきたいと思います。
少しでも、購入の参考になれたら幸いです。
最後まで、見て頂きありがとうございました。
メーカーHP
https://www.nikon-image.com/products/slr/lineup/d300s/