ホープフルS全頭診断

A:勝ち負け
B:入着可能
C:3着なら
D:展開がむいてなんとか
E:限りなく厳しい

アドミラルシップ 評価:E

前走はお世辞にも道中緩み過ぎで直線もそこまで見栄えがする脚ではなかった。ちょっとここでは荷が重いか。

アンモシエラ 評価:E

ダートから芝替わり、ロベルトのクロスがあるのでタフな馬場になれば一考だが、今年は時計が出る芝で、例年よりもタフさがそこまでいらないように見える。鞍上配置も正直ここを狙ってきているとは思えないので、ここまで手が伸びない。

インザモーメント 評価:D

まず、お手馬がいた鮫島騎手がこちらではなく、ショウナンラプンタを選んだという事実。
そしてレースは前走は内から抜け出した馬を交わしてのものだが、少頭数での大外なのでそこまでロスはなく、最後伸びてきたのも併せる形になってのもの。また、正直ズブいタイプで加速に時間がかかり、フルゲートだと立ち回りが非常に難しそう。

ウインマクシマム 評価:C

未勝利を脱するのに3戦要したが、初戦はアタマ差での負け、前前走は勝ち馬の切れ味に屈したが、自身も上がり2位の脚を使えており、十分パフォーマンスを出している。そして、前走は差し馬が台頭するトラックバイアスで
自身が逃げ残る非常に強い競馬。坂でもほぼ減速しておらず。前日の葉牡丹賞の2着馬と同タイムなので、未勝利ながら勝ちタイムもそこまで悪くない。有馬のときのトラックバイアスが続くなら、先行して残り目も。

ヴェロキラプトル 評価:D

前走の勝ちっぷりはよく、全体タイムも非常に良いが、直線ラスト2Fが1秒の減速ラップであること、倒した2, 4着はエリカ賞で惨敗、3着は葉牡丹賞で惨敗ということを見ても相手関係に恵まれたところも大きく、相手関係強化のここでくるかというと。そして、時計自体は同日の1賞クラスが1:44ということを考えると、あまり全体時計だけで評価はできなく。
鞍上でいうと、前走乗った鮫島騎手から戸崎騎手となると、個人的には鮫島騎手のほうが狙いやすく。

カフェグランデ 評価:E

前走はいい脚を使えているが、1,600にしては前半が遅すぎてこれ単体だけでは評価できない。また、出遅れ癖があるので、後方からの競馬になる可能性もあり、ここでの一気の距離延長も血統的にはこなせそうもあまり歓迎できない。総じて買い要素がない。

ゴンバデカーブース 評価:B

新馬戦は全体時計もそこそこよく、2~5, 11, 12着がすでに勝ち上がり済みのレベルの高いレース。前走も素質馬のボンドガール、
シュトラウス相手に完勝。操縦性の高さを見せた。ただ、追走は後方めで折り合いはつくが、序盤出していくとどうなるのか。
前走同様に後方で構えると今の馬場なら取りこぼす可能性も大いにある。ゲートは悪くないので、ある程度の位置から競馬をしたい。
あと、人気の松山騎手は取りこぼすことが結構あり、総合的にみると完成度は高いが舞台は合うとは思えず、勝つまでのイメージはない。

サンライズアース 評価:C

前走はゲートを出るとき暴れてちょっともたついたが、行く馬がいなかったので、持ち直して外からすんなり先行できたことが大きい。
2着馬に勝ったのも、2着馬が若干道中アタマを振ってかかるところを見せたことや最後1頭分外を回したところが影響したか。
ただ、それにしても最後の決め手の脚は非常に良く、ラスト2Fでの減速がないのは非常に優秀。タイムもそこまで悪くない。
鞍上もあってゲートがかなり不安だが、差すこともできそうなので、ロスなく先行できれば一発も。

サンライズジパング 評価:C

前走はキックバックを嫌がったのと落鉄があり、ほぼ直線ではやめてしまっているような惨敗である程度度外視可能。初戦の芝では伸び負けたが、負けた相手も素質馬でそれに加えてこの日は雨が降っていて、芝でも泥が飛ぶようなこの馬が嫌いなキックバックが起きる環境。
血統的には半兄にグランシエロがいて、どちらかというと芝向きの血統。相変わらず調教はいい。先行力もあるので、先行すれば一発ある可能性を秘めた爆弾穴馬。

ショウナンラプンタ 評価:D

前走は12秒を超えるラップがラスト2Fまで出現しないようなかなり締まったラップで、あのように縦長になってしまっては後ろからの馬じゃ
届くものも届かない状態。高速で見た目はいいが、かなり馬場とラップに助けられたような形。当然この馬は後方からでは抵抗できずの敗戦。
末脚はここでも最上位だが、いかんせん競馬が不器用で、ゲートセンスもないので外をぶん回すような形になる。持続力というよりも直線の
キレが強いタイプで早めに吹かしていくのも難しそうで、今日の馬場を考えると今の人気では手が出ない。

シリウスコルト 評価:C

経験してる距離がどんどん長くなっていく面白いタイプで、初戦は福島の短距離で外から差し込む強い競馬。新潟2歳Sでは序盤おいていかれて、
最後伸びてはいたが、左によれてたのを右に直したら前の馬がよれてこの馬を塞ぐ形になり、進路を切り替えたがときすでに遅し。3着はなかったが、
4着になってもう少し時計を詰められたはず。前走も序盤おいていかれて、ラップが緩んだときに先行集団にとりつき、最後外からそのまま差し切る強い内容。
前半緩んだ分全体時計としては不満も、後半はそこそこ優秀。この2戦をみると序盤でおいていかれるので、多頭数では信頼しづらい。かなり
うまく立ち回って勝ち負けだが、G1未勝利のこの鞍上でどこまでやれるか。能力的にはかなりポテンシャルを秘めてそうだが、現状まだ脆さを同時に
抱えてそう。

シンエンペラー 評価:A

初戦はスタートを決めて馬群でちょっといらいらするところはあるが、馬群をぬって出てくるフィジカルと末脚はたしかなもので、流石は凱旋門賞馬
ソットサスの全弟と言わざるを得ない。2戦目はゲートをもっさりと出てほぼ最後方から。道中内をぬってロスなく立ち回って最後は決め手の脚で
差し切った内容。上がりがかかる馬場で後方からうまく立ち回っての差し切りで鞍上の腕も大いにあるが、強い内容。ゲート後の二の脚はそこまでなところがあるので、ゲートを決めるか、気持ち外目の枠から発走したい。現時点での完成度はこの中なら最上位。ただ、気性難があるので、ここでの乗り替わりはかなりマイナス。大外通って差してこれるくらい差があるメンバーでもないので、内でなだめながら、うまく間を通ってくる実力が鞍上にあるかというと。

センチュリボンド 評価:C

ウールデュボヌールを物差しとすれば、ほぼウインマキシマムと差はなくて、ただ前走の内容からすると、2番手追走で楽に競馬して最後あそこまで詰められてるのはいただけないかな。ラップが一番厳しいところからまくって追い込んで来た相手だけに。そう考えると評価はどちらもCだがオッズも内容もウインマキシマムの方を上に取りたい。

タリフライン 評価:B

初戦はゲートは微妙で、二の脚が使えず、後方からのスタートでそこから直線では鞍上のステッキひとつでぐんぐん加速していき差をつけての勝利。直線を加速ラップでまとめきり、非常に優秀な内容。2着の馬も次走勝っているのでレベルもそこまで低くない。ただ、鞍上はマーカンド騎手となると軸にはしづらい。今のところ馬の強さに対してオッズは結構ついているので、ある程度狙ってみても。

ディスペランツァ 評価:D

末脚はいいものを持っているが、序盤おいていかれ過ぎで必然的に大外をぶん回すことになり、それで勝てる相手ではない。また、京都2歳Sのときは、最後直線で止まっていたので中山の急坂に変わるのもマイナスポイント。

テンエースワン 評価:E

初戦の芝では、カンティアーモに大敗。そのカンティアーモはデイリー杯で惨敗しているので、ちょっと重賞レベルの芝は荷が重そう。また、ここ2戦はゲートの駐立が悪く、出遅れて後方からになっているのでますます狙いづらい。

ニューステソーロ 評価:D

前走は時計の出る馬場で道中息を入れられるペースで逃げての勝利。減速もしているし、このレースで現時点で他に1頭しか勝ち上がりがいないのをみると、レベルが高くない相手に逃げ残りしただけのように見える。

ホルトパージ 評価:E

少頭数でそこそこ時計が出る馬場でのレースが多くて、上がりはそこまで差がないものの、勝ちきれない競馬が続いている。ただ、この勝ちきれない馬がここに入っていきなり馬券内に入れるかというと。血統的にもさらに距離延長は歓迎できず。

ミスタージーティー 評価:B

ゲートは若干物見をしていて遅れ、すぐに両脇に挟まれたので後方から。ただ追走力はあり、6番手にはつけて直線外に持ち出して加速し、差は少しだったが脚力の違いは見せつけた。微差の2着馬が次走圧勝しているので、それを考えると新馬のレベルは高かった。いきなりの重賞だが、初戦で見せたレースへの不慣れが解消するなら、ここでもやれそうな素質はある。

レガレイラ 評価:A

初戦はあのセットアップを簡単に抜き去る強い内容。脚力と脚の回転がすごいので、右回りの急坂コースである中山は非常に合いそう。先行力、追走力も問題なく、アイビーSはスローペースだったのとダノンエアズロックが外に持ち出して少しこちらもそれでさらに持ち出す多少の不利があった上での3着で、最後まで伸びており、全く問題ない。鞍上を含めたらこの馬が一番
馬券内の期待値が高い。

ロジルーラー 評価:C

ゲートの出が早く、二の脚もあるので、確実に先行できそう。前走は外に持ち出そうとしてもブロックされ、満足に末脚を伸ばせずの敗戦なので、度外視可能。今の馬場なら積極的に運べればまさかの一発も有り得そう。ただ、鞍上は、、、

評価A:シンエンペラー、レガレイラ
評価B:ゴンバデカーブース、タリフライン、ミスタージーティー
評価C:ウインマクシマム、サンライズアース、サンライズジパング、シリウスコルト、センチュリボンド、ロジルーラー
評価D:インザモーメント、ヴェロキラプトル、ショウナンラプンタ、ディスペランツァ、ニューステソーロ
評価E:アドミラルシップ、アンモシエラ、カフェグランデ、テンエースワン、ホルトパージ

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