ユニコーンS全頭診断+最終予想
コース形態
東京ダート1,600 はダートにしては特殊で最初ポケットからダートに入るところが芝になっている。そのため、外枠のほうが芝の部分を走れる距離が長いため若干有利となっている。
イグナイター
①馬の特徴
脚質:先行
血統:父:エスポワールシチー、母父:ウォーニング
②レース成績
前走の羽田盃では重馬場で道中の追走で力を使い切ってしまったのか直線で全く伸びず失速。とはいえ、京浜盃ではうまく追走して途中からハナを切って粘り込むことができた。馬場が悪くなくて、そこそこのペースで流れるのが得意に見える。瞬発戦は不得意。
③レース評価
評価:D レース展開が不向き(道中ペースがそんなに上がらなそう)でかつ東京だと終盤厳しい展開を迫られることになる。終いの脚もそこまでなので、ここでは少し厳しいか。
カレンロマチェンコ
①馬の特徴
脚質:逃げ
血統:父:マクフィ、母父:アドマイヤジャパン
②レース成績
昇竜Sではうまく逃げ切って勝利する。ハナを切れないと弱い。終いの脚もそこそこ出せる。中京巧者。
③レース評価
評価:B 重以下の馬場ならこの馬がハナを切ってレースの展開を握れば勝利することも不可能ではない。
クリーンスレイト
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:ディスクリートキャット、母父:A.P. Indy
②レース成績
前走の1勝クラスでは、相手関係がかなり弱いが前崩れの展開が向いてうまく差しきれた。
③レース評価
評価:C 前走は終いの脚もよく、勝ち切ることはできているが、前崩れで展開が向いたのと、今回は前がそこそこのペースで走って崩れるような展開にはならないため、前走のようなペースでレースを運ぶと前に届かない可能性もある。また、馬場が悪くなるのもこの馬にとってはマイナスポイント。
ケイアイロページ
①馬の特徴
脚質:先行
血統:父:ヘニーヒューズ、母父: クロフネ
②レース成績
特に未勝利戦は出遅れにも関わらず、道中位置を挙げて差し切ることができたのは強い。(しかしレベルは低い)テンが少し遅い馬だが、競馬センスはよく道中いい位置につけることはできている。
③レース評価
評価:C テンが遅い馬なのでゲート遅れがなければそこそこ勝負はできそう。しかしながら相手関係は一気にレベルアップするので、いつものように道中位置を上げることには苦労する。また、乗り替わりのため、それがうまく作用するか。人気の割に不安要素が少し多すぎる。紐程度か。
ゲンパチフォルツァ
①馬の特徴
脚質:先行
血統:父:ヘニーヒューズ、母父:ストラヴィンスキー
②レース成績
青竜Sでは、好位からの抜け出しで辛くも勝ちきった。終いの脚はそこまでないが、そこそこいい位置につけて追走する力はある。東京1,600 でも結果を出している。
③レース評価
評価:B 好位からうまく抜け出して勝ち負けできる馬。どちらかというと、小回りのほうが良さそうだが、東京1,600 でも実績は十分あり、このレースレベルだと勝負になると思われる。
サンライズウルス
①馬の特徴
脚質:後方追い込み
血統:父:ヘニーヒューズ、母父: チチカステナンゴ
②レース成績
3戦連対を果たしており、上がり3Fはすべて最速となっている。少しゲートが悪いが、終いの脚は悪くない。
③レース評価
評価:C 終いの脚も悪くないが、東京1,600というコースでゲートが悪いと先行した馬とかなり距離を離される可能性がある。そのなかでこの終いの脚が前までとどくかどうか。藤井騎手の継続騎乗はプラスポイント。
サヴァ
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:アイルハヴアナザー、母父:ブライアンズタイム
②レース成績
前走、前前走ともにOPクラスでは全く歯が立たないようなレースぶりである。中団からこの末脚は少し物足りない。
③レース評価
評価:E OPクラスですら通用していないのにここで勝ち切るのは少しむずかしい。馬場が悪くても走れるのはプラスだが、それでもこのレースレベルについていけるかどうか。
スマッシャー
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:マジェスティックウォリアー、母父:キングカメハメハ
②レース成績
端午SではユニコーンSの上位人気馬相手に0.4差と素晴らしい末脚を見せた。未勝利戦勝ってからは毎レース上がり1位となるなど安定した走りを見せている。
③レース評価
評価:B 末脚はここでも全く勝ち負けできる。レース展開がMペースで前残りになりそうなところをみると、少しパンチが足りないか。坂井Jの好騎乗に期待。
ティアップリオン
①馬の特徴
脚質:先行
血統:父:リオンディーズ、母父:クロフネ
②レース成績
OP戦で掲示板を確保しているのはすばらしいが、勝ち負けはできていない。また、ゲートも安定していなく、5戦中2戦出遅れと不安要素が多い。
③レース評価
評価:D 前走だけ見ると一発もありそうだが、不安要素のほうが多い。うまく前目につけれればワンチャンスあり。
ピンクカメハメハ
①馬の特徴
脚質:逃げ先行
血統:父:リオンディーズ、母父:ダンシングブレーヴ
②レース成績
芝から転向してサウジダービーにて1着後、次走は結果として凡走(タイム不明)。サウジダービー自体のタイムは日本の同距離と比較するとかなり遅く、レースレベルには疑問符。
③レース評価
評価:D サウジダービーでは一着だが、それ以外の芝などでの成績を考慮すると、おそらくレースレベルはそこまで高くなく、一発穴開ける可能性もあるが、入れても紐程度までが良さそう。
ブラックアーメット
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:ブラックタイド、母父:ケイムホーム
②レース成績
OPクラスでもそこそこの成績は出せているが、この馬もゲートが得意でなく、出遅れしたときは未勝利戦を除いてすべて凡走している。末脚は安定して繰り出せているため、ゲートをいかに出遅れないかが鍵。
③レース評価
評価:C この馬は相手なりに走れるので、ゲートにかかっているといっても過言ではない。その点、津村Jの騎乗はプラスにはなっていない。
プロバーティオ
①馬の特徴
脚質:逃げ
血統:父:トランセンド、母父:ダンスインザダーク
②レース成績
OPクラスでも掲示板は確保している。この馬もハナを切れないと脆い。OPクラスでも粘り込んで、大きく負けはしなかったので、どこまで粘れるかが重要。
③レース評価
評価:B 一定の粘り込む力は評価できる。とはいえ、同型がいるなかで、ハナを切れないときに大崩れしてしまっており、そこが課題か。東京の経験を考慮してある程度の評価はしたいところ。
ラペルーズ
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:ペルーサ、母父:エンパイアメーカー
②レース成績
青竜Sはゲートで不利を受けて後方からの競馬になったが、そこから直線で全く伸びなかったのがちょっと能力に疑問符。ヒヤシンスは確かに強い競馬ができたが、内から前が空いたので、ロスなく立ち回ることができたのも勝利の要因として大きい。東京1,600 は相性があまりよくないように見える。
③レース評価
評価:C 前走をみていると、不利を覆すだけの脚をもっているわけでもなく、前目につける馬がそこそこいるなかが後ろに残されるような形になる可能性が高い中でどこまでパフォーマンスを発揮できるかは疑問。ルメールJも重賞とはいえ、ダートでそこまで無理してポジション取りに行かないと思うので、前走同様凡走は可能性として考えられる。抑え程度まで。
ルーチェドーロ
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:マクフィ、母父:クロフネ
②レース成績
OPクラスでも結果を残し、2歳ダート重賞にも多数でている馬。ハイペースの展開もついていけてそこそこの末脚を繰り出すことができる。小回りでは結果を出せているが、東京は未知数。
③レース評価
評価:B 東京へのコース替わりが若干プラスにはたらきそうで、戸崎Jの継続騎乗も嬉しい。昇竜Sでは負けているが、この相手関係だと大きく負けることはなさそう。
ローウェル
①馬の特徴
脚質:先行
血統:父:キズナ、母父:Songandaprayer
②レース成績
未勝利戦から順調に勝ち進んでいる。先行してもそこそこの脚を繰り出せており、粘り込む力もある。
③レース評価
評価:D 馬柱だけ見るとそこそこ良さそうにみえるが、そもそも1勝クラスしか勝っておらず、前前走負けた相手がOPクラスで大敗しているのを見ると、ここは叩き程度にみえる。
ヴィゴーレ
①馬の特徴
脚質:中団差し
血統:父:キズナ、母父:キングカメハメハ
②レース成績
これまで芝しか経験しておらず、OPクラス以上ではいまいち結果を残せていない。
③レース評価
評価:E ダート替わりで一変する可能性もあるが、芝の成績を見ると買える要素はない。特に注目したいのが、スプリングSで、芝の重馬場でコンディションはダートに近い条件ではあったが、逆に大敗を喫してしまったので、それも加味するとやはりダートでの一変も期待はできない。
評価
評価A:
評価B:カレンロマチェンコ、ゲンパチフォルツァ、スマッシャー、プロバーティオ、ルーチェドーロ
評価C:クリーンスレイト、ケイアイロページ、サンライズウルス、ブラックアーメット、ラペルーズ
評価D:イグナイター、ティアップリオン、ピンクカメハメハ、ローウェル
評価E:サヴァ、ヴィゴーレ
評価Aがいませんね。それだけある意味小粒な馬たちが揃った面白いレースということでしょうか。評価Cは調教次第で評価が上る可能性がありますが、基本的にD以下は買う必要はないと思います。
危険な人気馬:ラペルーズ
推しの穴馬:カレンロマチェンコ
最終評価
◎ルーチェドーロ
○カレンロマチェンコ
▲ケイアイロベージ、ゲンパチフォルツァ
△サンライズウルス、スマッシャー、プロバーティオ
ケイアイロベージ、サンライズウルスが追い切りでよく動けていたので、最終評価対象に加えました。逆に、ラペルーズは併せ馬への反応が良くなく、前走のような追って伸びない形になる可能性が高いと思って切りました。
買い目
馬連:16-1, 7, 14(3点)
3連複:16-1, 7, 14-1, 2, 7, 8, 10, 14(12点)