沖縄SLSJ(スーパーライトショアジギング)でショアスローがハマった日
どうも、ビギナー釣り人がらんどです。今回はちょっと短い記事になります。というのもSLSJ記事の4本目として『ショアスロー』をテーマに釣行を重ねていたところ、たまたま面白い日があったので、中間報告も兼ねてオマケ程度にこの記事を書く事にしました。僕自身、ショアスローの経験が浅く、理解の甘い部分がありますが生暖かい目で読んで頂けると幸いです。
そもそもショアスローとは?
『ショアスロー』という言葉自体聞き馴染みのない方もいらっしゃると思いますので、まずはショアスローについて紹介したいと思います。初心者の僕が説明するのも何なので…
↑こちらはショアスローについて、パームスのHPで公開されている沼田先生の記事です。通常のショアジギングとの違いや具体的な釣り方まで細かく書いてあるので、一読するだけでショアスローという釣り方のイメージが理解頂けると思います。
動画ではこちらがわかりやすいかと↓
ショアスローについて実釣を交えながら丁寧に解説してくれています。このブログ記事読んで動画を見ればあなたもショアスローをやってみたくなるハズです!
僕なりの「ショアスローってこんな釣り!」
・リーリング量を少なくアクションを入れる事で短い移動距離ながら多くのアピールが可能
・スローにフォールするジグを使う事でターゲットにじっくりとジグを見せることができる
・アクションの間隔を広くとることで一定の層を引くことができ、レンジキープ能力に長けている
これまでの釣行まとめ
ショアスローを今年の1月末から始め、7釣行した結果です。エソ16匹、ジグのロストは4つ、ボウズは3回でした。エソ釣れ過ぎ!恐らくスローなアピールなのでエソが追いやすいんでしょうね笑
ジグのロスト4つですが、内2つのロストは強風時に着底を感じることができず根がかり…というものです。これはショアスローの弱点でもありますが、スローにフォールする分、横風や早い流れに弱いというものがあります。ラインが風に取られたり、流れに負けてしまうことでジグがどんどん流されてしまいます。その結果ラインメンディングが難しくなり、着底の感覚を得られず根がかりの原因となります。
風が強い日や、ポイントが流れのある深場だった場合はジグを重くするか、ショアスローという選択自体、見直す必要がありそうです。
ショアスローがハマったと感じた釣行
いよいよ本題です笑 8回目の釣行にて初めてショアスローについて何かを掴みかけた気がしたので、この釣行を記録してみる事にしました。
2022/2/9 小潮 6:00-9:30
この日は明るくなる前にポイント入り。干潮潮止まりから上げの五分目までの釣行です。北東の風3〜4mでしたが、追い風かつ風裏のため体感はほぼ無風。流れもほとんどなく、キャストしたジグがゆっくり真下に落ちる感じです。
初めはスローブラットキャストワイド20gのゼブラグローを選択。キャストしてフリーフォールで着底後、ワンピッチで表層付近までしゃくり、再びフリーフォールで着底…を繰り返します。反応がなければ3m程横に移動し、なるべく広い範囲を探っていきます。あまり規模が大きくないフィールドなので、40分程度で端から端まで探れました。結果はノーバイト。反応ナシです。
次はボトムから中層を探ることにしました。ワンピッチとハーフピッチを混ぜつつしゃくり上げ、中層付近まで来たらフリーフォールで落とします。しゃくりとしゃくりの間は一瞬フォールを入れる「スローな誘い」を意識しました。空が明るくなり、朝マズメの良い時間に1バイトありましたが掛からず…それ以降は何の反応も得られず時間だけが過ぎていきました。
釣り開始から1時間半ほど経過し、少し流れが出てきました。ここでジグを変更してみます。ミニチュアダックス14gのピンククラウンチャートGを使って着底後シェイクしながら中層までリトリーブしました。するとバイトが!しかし掛からず…急いでジグを回収するとリーダーがガサガサになっています。ジグの少し上をバイトしたみたいです。う〜んエソっぽい笑
ここで一度考えを変え、手返し重視でダックス20gを使うことにしました。レンジを変えたり、アクションを変えたりしながら手早く探っていきます。表層は反応がないので、底狙いに絞ります。着底させたら竿は立てずに横向きに寝かせ、短いジャークを入れながらゆっくりめにリトリーブし、ジグが浮いてきたらフリーフォールで着底…を繰り返してみます。このアクションに変えるとすぐにHit!! 初めて釣る魚種!ミナミヒメジでした。
底にいる事はわかったので、同じアクションで横に移動しながら広く探っていきます。しかし何度投げてもアタリはナシ。
ここでジグをスローブラットキャストワイドに戻します。20gでカラーはゼブラRGを選択。アクションは着底後にハーフピッチ〜クォーターピッチであまり浮かせないようにしゃくりつつ、浮いてきたらフリーフォールで着底…を繰り返します。底から1m程度を探るイメージです。
何投かするとモゾモゾっとした感覚!フッキングを入れるとアワセバッチリ‼︎ またもやミナミヒメジです。
これはミナミヒメジが群れでいるのでは…。同じアクションで探っていくと、またモゾモゾっとしたアタリ。フッキングを入れても乗らなかったので、一度フォールを入れ再度ハーフピッチジャークでアピールをすると再びアタリが…今度はフッキングが決まりました…が、ピックアップ直前で痛恨のバラし泣 強引に抜き上げようとし過ぎました。反省です。
せっかくなのでジグのカラーを変えて反応に違いがあるか試してみました。ゼブラRGからゼブラグローにチェンジ。甲殻系のゴールドカラーからシラスベイトっぽいシルバーカラーへ。結果はアタリが全くなくなるという笑 こんなにあからさまに変わるものなんですね。
次はロッキークラブに変更。より甲殻っぽいカラーを試してみるとアタリ復活。バッチリ釣れました。
まだ釣れそうな感じはありましたが、帰らなければいけない時間になったので釣り終了。とはいえ、結果ミナミヒメジ3匹も釣れて大満足の釣行でした。ショアスローでなければこの釣果は引き出せなかったと思います。
この日の釣行の流れをまとめてみました。
スローブラットキャスト(以下SBC)ワイド20g(ゼブラグロー)で全層を探る
↓反応ナシ
↓
SBCワイド20g(シルバー系ゴールド系)でボトム〜中層を探る
↓1バイトのみ得られたが再現性ナシ
↓潮の流れがで始める
↓
ミニチュアダックス14g(ピンククラウンチャートG)でボトム〜中層を探る
↓バイトは得られたが再現性ナシ
↓潮位変化や潮の流れの変化がありフィールドのコンディションが変わった?
↓フラットな状態で探り直してみる事に
↓
ダックス20g(アカキン)で全層、様々なアクションのパターンで探り直す
↓ボトム付近のリトリーブでHit
↓再現性はナシ
↓動きが速いか?ショアスローにチェンジ
↓
SBCワイド(ゼブラRG)でボトムを重点的に探る
↓バイトがありHit、再現性も確認
↓
SBCワイド(ゼブラグロー)に変更
↓バイトが無くなる
↓甲殻系のカラーが有効?
↓
SBCワイド(ロッキークラブ)に変更
↓再びバイトが得られ、Hit
↓
納竿
この日の釣行、個人的に良かった点は「潮の流れが出たタイミング、海のコンディションが変わったと思ったタイミングでダックス20gを投入できた事」だと思っています。
ショアスローの特徴の1つに「スローな誘い」というものがありますが、それは裏を返せば手返しの悪さに繋がります。実際、今回の釣行でもポイント到着後すぐにショアスロー用のジグを投入しましたが、広く探るまでに時間を要しました。入ったポイントが長い堤防など大規模の場所だった場合、手返しの悪さはかなりのハンデになります。
ターゲットの反応を探る手段としては、通常のショアジギング用のジグで手返しよく広い範囲を探り、そこで得られた反応からレンジを絞り、アクションを絞り、よりバイトが得られる方法を探していく…というのが効率の良い釣りの組み立て方だと感じました。その中で「限られたレンジの中でスローなアクションが有効」であればショアスローを選択すればいいのかな、と。
言うなれば「SLSJをやっていく中で、引き出しの1つとしてショアスローを持っておくと良い」というのが、現時点での僕の考えです。
おわりに
今回の記事はこれにて終了です。SLSJ、ショアスローは僕自身まだまだ手探り状態で、文章もかなり稚拙なものになってしまった事をお詫びします。
これから釣行を重ねていく中で、考えの変化や新しい発見が得られたらまた記事として残していこうと思います。最後まで読んで頂きありがとうございました。
タックル紹介
Rod: PALMS ShoreGunEvolv 811L•BL
Reel:DAIWA CERTATE 19 LT2500S-XH
Line: VARIVAS CastingPE MaxPowerX8 ShoreMaster #0.8
Leader: VARIVAS HARDTOP TiNICKS #3
Snap: NECK-LOCK SNAP No.00