【フィネス編】沖縄SLSJ(スーパーライトショアジギング)の魅力を探りたい
どうも、ビギナー釣り人がらんどです。前回はスーパーライトショアジギングについての記事を書かせて頂いたのですが、想像以上に反応が良くてですね…過大評価というか…ビビってます笑
一応リンク貼りますね↓
今回は僕が20gのジグでSLSJを始める前からやっていた、マイクロジグを使った釣りを紹介します。
マイクロショアジギングとかウルトラライトショアジギングとも言われていますが、スーパーライトショアジギングのカテゴリには入りますよね?ね?(圧)
前回記事はガッツリ時間をかけて書いたので今回は息抜き回、3日間の短期間勝負です。肩肘張らず、軽〜い気持ちで読んでください。また、この釣りはSLSJの入り口としてもかなりオススメできます。(僕が実際そうなので笑)
はじめに
まずはマイクロジグを使った釣りはどんなものか?っていうのを書いていこうと思ったのですが…僕なんかが紹介するより断然説得力があって釣りのレベルも段違いな方が既に動画で紹介しているのでそれを貼らせて頂きます。
フィッシングギャングの梓さんです。こちらの動画の4:50秒あたりから詳しく解説されています。
もう一本出されています。これ僕の記事いります笑?
この動画を見れば大体わかります。僕なりの補足を少し入れるとすれば、着底の取り方について。梓さんは『ティップが戻ったら着底の合図』と表現されていますが、『ラインのテンションが抜けたら〜』を意識するとより繊細に底が取れると思います。動画的に『ティップが戻ったら〜』にしたほうがわかりやすく、説明も短く済みますからその表現をされている事は重々承知です泣 しかし、僕も他人の動画のリンクを貼って説明丸投げは良くないので…。スミマセン。
ここから先は釣行記録をつらつら書いたものです。文字数多くなりますが、ザーッと目を通して頂けたらな、と。
【使用ジグ】
PALMS BitArts MiniatureDax 1.5g〜10g
釣行記録
DAY1(2022/1/18 大潮 15:00-17:00)
1回目の釣行はよく通っている河川へ。上げ潮3分目くらいにポイント入りし、7分目までの2時間程の釣行です。デイゲームで渋いとは思いますが、メッキが入ってきそうな潮回りなので調査を兼ねて行ってみる事に。平日の昼ですが、釣り人は結構居ました。打ち込み釣りの団体3名、ルアーが2名、ちょい投げしてる親子と反対岸にも3名の釣り人が…ポイント叩かれまくってますね笑
個人的にこのポイントは規模の割に釣り人多いので難しい場所、といった印象です。昼は特にポイント叩かれ過ぎてスレてる気がします。回遊魚が入ってきたらちゃんと釣れるので、釣りたい時は「朝マズメの潮位が低い日(上げ始めか下げ終わり)」を狙っています。
地形的には真っ直ぐな川なので目に見える地形変化が少ないのが特徴です。それでも水深の変化はしっかりあるので、それを意識すると釣りが組み立てやすくなると思います。以下、なんとな〜くポイントの特徴をまとめた図↓
まずは河口側から探っていきます。海に近く、排水口もあり、深場なのでおいしいポイントです。潮回り的にも上げ始めなので、海から回遊魚が入って来ればこの場所が1番初めに釣れるハズ…。この日は風が強く、大潮で流れもあるのでマイクロジグは5gを軸に投げていく事にしました。
ここで僕なりのマイクロジグの使い分けについて少しだけ説明させて頂きます。僕は7g、5g、3gを使う事が多いのですが
7g→深い場所、広範囲を探りたい時
5g→スタンダード、基準になる重さ
3g→浅い場所、流れが少ない時
と大雑把に使い分けています。水深と流れの速さで5gを軸にするか3gを軸にするか決めています。
今回の釣行は5gをメインに使いつつ、遠くに飛ばしたい時は7gを使って探ります。数投して反応がなければ川上側へ移動しながら、扇状に探っていきます。アクションは底まで落としたらトゥイッチしながら巻き上げて、テンションフォール。巻きの速さを変えてみたり、トゥイッチの振り幅を変えてみたりしながらアタリがないか探っていきます。
ランガンしながら約1時間キャストし続け、川上側の端に差し掛かった頃やっとHit! 着底後しゃくり上げてる途中でバイトしました。ドラグ緩め設定なので、ラインのテンションをキープしたまま少しだけ締め、フッキングを入れます。上がってきたのはギンガメアジ!メッキ狙い成功です。それにしても渋かった笑
リリースしてすぐに同じジグを投げましたが、反応なし。カラーを変えても、念のためミノーも投げましたが反応ナシ!小規模な群れが入ったものの、あまり活性は高くない感じでしょうか。アクション中に食ってきたので、上手くリアクションバイトを誘えたのかもしれません。
結局この釣行は1匹で納竿。出来れば数釣りたかったのですが、渋い状況でも1匹は釣れたので良しとします。
DAY2 part1
(2022/1/21 中潮 6:30-9:00)
この日は明るくなる少し前にポイント入り、上げ潮5分目から満潮潮止まりまでの釣行です。河川のポイントで上げ潮に乗って遡上してきたメッキを狙います。
ポイント入りしてまず思ったのは「流れが緩い!」上げ潮の、ガンガン潮が走ってるはずの時間に来たのにこの緩さ…水も澱み気味でボラがピョンピョン跳ねてます。「メッキいなさそ〜。」というのがフィールドを見回した時の感想ですね…。
深さのあるポイントなのでミニチュアダックス7gを選択。遠投して対岸のよくベイトが溜まっている場所を狙います。回遊魚が入って来ていたらそれなりに反応があるはずです。20分程、アクションやレンジを変えつつ扇状に探るも反応ナシ。こういう時は同じ場所で粘っても仕方がないので立ち位置を変えます。
朝日が出て明るくなり「良い時間」になりました。移動した場所は水深が浅めなのでジグはミニチュアダックス3gを選択。また、水が濁り気味なのでカラーは視認性の良いピンククラウンチャートGを選びました。
まず一投目。「底まで落としたらトゥイッチしながらしゃくり上げ、また底まで落とす」いつものアクションです。足元まで引いてきましたアタリなし。二投目はさらに林側、際どい場所に投げてみると…Hit!重さ的にサイズはあまりないですがよく走ります。ドラグを少し締めて念のためもう一度フッキング。絶対バラしたくないので強引には巻かず一定のテンションを保つ意識で巻いていきます(ジグの釣りはよくバレちゃうんですよ…)。上がってきたのは…オニヒラメッキの20cmくらい!
この後は一切アタリがなくなり、居着きの魚に狙いを変えてボトム中心に探ることにしました。1時間以上粘りましたが、一度怪しいアタリがあったくらいでHitには至らず納竿。渋い日でしたがボウズじゃなくて良かった笑
DAY2 part2
(2022/1/21 中潮 15:30-18:20)
次はフィールドを漁港に移して夕まずめのマイクロジグゲームです。干潮潮止まり〜上げ潮5分目まで、漁港の内側に回遊魚入って来るのを期待してポイント入りしました。
風があまり強くなかったのでミニチュアダックス7gを選択しました。一投目、底についた後しゃくり上げている途中で早速アタリが!2投、3投するとすぐにHit! エソです笑
ここからエソ祭りが始まります。めちゃくちゃアタリ多いし釣れる魚全部エソ笑 ジグの頭側にミスバイトするとリーダーガサガサになっちゃうのでその都度切ってスナップ結び直し…どんどんリーダーが短くなります。
せっかくの釣れるシチュエーションなので、色んなレンジ、アクションを試して反応を伺うことにしました。ワンピッチジャークで「ボトムのみ」と「中層まで上げる」を試してみましたが中層まで上げた方がバイトが多かったです。またフォール中よりしゃくっている最中のバイトが多く、ジグ回収間際、表層付近まで追って来るエソもいました笑
アクションは「ワンピッチ」「ハーフピッチ」「トゥイッチ」を試しましたがトゥイッチの方が圧倒的にバイトが多かったです。またトゥイッチ時のアクションの強さは「糸フケを出す」よりも「あまり糸フケを出さない」アクションの方が反応が良かったです。
僕なりの考えですが、いつもやってる「底をとってトゥイッチでしゃくり上げる」アクションは「弱った小魚がピクピク浮上していくが、途中で力尽きて沈んでいく」という見せ方を意識すると効果的な気がします。
こんな感じでアクションの研究をしてたら日が落ちてきたので終了。釣れたのはエソ8匹、バイトは多くて数えてません笑
DAY3 part1
(2022/1/22 中潮 6:30-9:00)
前日と同じ河川でメッキ狙いリベンジ。薄暗い時間、上げ潮4分目でポイント入りし、9分目くらいまでの釣行です。風向きは東〜東南東で4〜5m程、前日と比べ明らかに潮が走ってます。水の濁りもややクリアで期待が持てます。
まずは前日と同様に深場から探ります。暗い時間なのでミニチュアダックス7gのグローピンクを使用。ワンピッチジャークとトゥイッチでボトムから表層まで探りましたが特に反応はナシ。ベイトが追われている様子も見られなかったので、回遊魚が入っている雰囲気ではなさそうです。
明るくなってきたので、昨日と同様に立ち位置を移動。やはり昨日と比べるとかなり流れが早いのが見て分かりました。
流れがある日なので、ジグはミニチュアダックス5g、カラーは昨日釣れた実績のあるピンククラウンチャートGを選択しました。一投目、いつものトゥイッチアクションで早速アタリが…期待大です。しかし、2投、3投しても後に続かず。同じポイントを叩きすぎないように、広く探りながらポイントを休ませていきます。
30分アタリのない時間が続き、いや〜な感じがして来ましたが諦めずに投げ続けると…ついにHit! ドラグ設定緩いのでめっちゃドラグ出される笑 1度フッキングを入れ、ロッドを立ててテンションを緩めないようにドラグを締めます。ここでテンションを緩めるとバレる確率が高くなるので、ロッドを立てるだけではテンションを保てない時は後ろに下がりながらドラグ調整しています。無理なファイトはせずに寄せていきます。岸際、最後のひと粘りはロッドを立てると角度がつき過ぎてバラしてしまうことがよくあるので注意しつつ、抜き上げると…ロウニンメッキ!やっぱりロウニンはよく走りますね。
時間的に朝マズメが過ぎたので居着き狙いにチェンジ、林側の際どいところを狙って打っていきます。何投かすると、バイトが!しかし乗らず…すぐさまトゥイッチアクションを入れ、一瞬食わせの間を入れると追い食いHit!! メッキとは違う引き、上げてみるとコトヒキでした。
周りが完全に明るくなり「もう流石に時合終了かなー」と思いつつダラダラと投げていると、またアタリが…まだ行けそうです。1度3gに変えてみましたが、流れに負けて底が取りづらいためまた5gに戻します。カラーはナチュラルめのプルピンに変更。たまにトップでベイトが捕食されているような音がポコポコ聞こえていたので、アクションの時間を長めにとり、表層付近まで探るようにしてみます。
コトヒキから30分後、Hitしました!またしてもいい引き!楽しい笑 バレないように時間をかけてファイトします。上がってきたのはまたもやロウニンメッキ。
対岸の方にも投げてみます。対岸は流心の流れが早いため、ジグが流されることを加味したコースを引いかなければいけません。対岸も岸側に流れが緩くベイトが溜まる場所があるので、そのポイントに打ち、ベイトを捕食しにくるイーターにジグを見つけてもらう作戦笑。そして狙い通りHitしました。今度はギンガメメッキです。
その後はアタリが遠のき、時合いも終わったと感じたので納竿です。大満足の釣行でした。釣れると楽しいですね!河川のライトゲームを満喫しました。
DAY3 part2
(2022/1/22 中潮 14:15-16:15)
午後は干潮潮止まり前にポイント入り、根魚狙いで漁港に来ました。前日エソを爆釣した港と同じ場所です。夕方からは雨予報で天気が悪く、風も強かったのでミニチュアダックス10gを使いました…が、正直ギリッギリ釣りが成立する重さです笑
まずはエソを狙います。昨日の再現性テストです笑 着底させて弱めトゥイッチで中層まで上げてテンションフォール。釣れました。
根魚狙いで漁港ランガンします。ボトムをチョンチョン探って根魚が潜んでいそうな根を探していきます。しかし風が強すぎる…ライトタックルでPEラインも0.4号なので、10gのジグがタックル的にもギリギリの重さなんですが、強風と流れの速さを考えると14g…むしろ20gは欲しいところです。
せっかく来たので諦めずに挑戦してみましたがエソしか釣れません(エソは釣れる笑) 強風時の操作を試行錯誤して練習する日になりました。強風時のジグの操作について書きたいところですが、僕の中でまだまだ研究中なので別の機会に書かせて頂きます。(ラインのテンションを抜き過ぎず張り過ぎず、着底を感じられるテンションに保つのがコツっぽいです。)
強風の中釣りして根がかりロストしたくないのと、単純に寒いので納竿です。釣果はエソ×3匹でした。
釣行記録は以上となります。
おわりに
マイクロジグを使って3日間5釣行しました。釣果は以下の5目
ギンガメアジ×2
オニヒラアジ
エソ×11
ロウヒンアジ×2
コトヒキ
潮回りに恵まれたとはいえ上出来ではないでしょうか。欲を言えばハタ系、コチも釣りたかったのですが、底物はやはり重たいジグに任せた方がいいのかもしれませんね。
マイクロジグを使ったフィネスなSLSJ、みなさんもチャレンジしてはいかがでしょうか。冬の渋い時期も楽しめますが、春先の暖かくなってきた頃もかなりおすすめの釣りですよ。
タックル紹介
Rod1: FIDELITY AZUSA 66SL
Rod2: PALMS Pinweel 77L
Reel:SHIMANO ULTEGRA21 c2000s
Line: VARIVAS HighGradePE X8 #0.4
Leader: VARIVAS HARDTOP TiNICKS #2
Snap: NECK-LOCK SNAP No.000
おまけ
これからマイクロジグを初めたい!という方に僕なりのオススメジグを紹介させて頂きます。極論を言ってしまえば「どれでも釣れる!」なのですが笑 手に入りやすくて釣果を出せた2種類を紹介します。
アブガルシア
ソルティーステージマイクロジグ スリム
このジグはメッキによく効きます!同じソルティーステージマイクロジグにフラットという商品もありますが、メッキ狙うなら僕はスリムを推します。メッキは素早い動き、素早いフォール、ひと口サイズに反応がいい気がします。そして地味に左右非対称なんですよ、このジグ。恐らくフォールのイレギュラーさも食いの良さの要因なのかなって思ってます。
ゼスタ
アフターバーナーミニ
こちらのジグはフラットな形状で時間をかけてフォールするタイプです。先ほど紹介したソルティーステージマイクロジグ スリムとは違ったアピールができるので、スリムなジグで反応が無い時はこっちを使っていました。かなり平べったい形状をしているので、シルエットは大きくなっています。その分食ってくる魚も大きかったですね。オススメカラーはブルピンイワシですが、最近釣具屋さんで見かけません。リアル寄りのカラーは鱗状のホロがかなりリアルです。
この2種類のジグを持っていれば大体カバーできるかなっていうのが僕の考えです。他にも何種類かオススメしたいジグがあるのですが、キリがないのでこの辺にしておきます。
おまけ2
一応、ミニチュアダックスの紹介も入れておきます笑
上記二つのジグと差別化できている点は「小粒なボディ」と「リア重心」です。『ミニチュアダックス』という名前なので、同じくパームスのジグ『ダックス』の小さい版かな?という印象を受けますが実は形が違うという…。リア重心のため軽量ながらよく飛ぶ、フォールスピードが早く、手返しの良さがウリなの商品なのかなという印象を受けます。
今回の記事の釣行でもしっかり釣果が出せたので、『良いジグ』だと思います。その辺の釣具屋さんに売ってないっていうのが1番のデメリットですね泣 ぜひ入荷お願いします!ちゃんと釣れるんで!!