虫刺され、腫れやすいですか?
蚊に刺されやすい人、あまり刺されない人、
刺されると腫れやすい人、それほど腫れない人、
様々だと思います。
皆さんはいかがですか?
我が家は男の子がふたりいますが、兄弟で体質や食の好みが違います。
次男は陰が不足気味の陰虚タイプなので、相対的に陽が多くなります。
ですから、虫に刺されると腫れてひどくなりやすく、小さい頃はとびひ(伝染性膿痂疹)などにもなりやすかったです。
まさに「外因は内因を通じて発症する」ですね。
以前は、虫刺されや湿疹、汗疹などができると、掻きむしって悪化しないようにと、薬を塗って症状を抑えていましたが、漢方養生学®と出会い、考えが変わりました。
赤みや痒みの症状がひどくなるということは、カラダの陰陽バランスが崩れている(この場合は熱に傾いている)というサインです。
また、不要なもの、過剰なものを外に出そうとしているデトックスでもあります。
まずは普段の食事を見直すこと。
湿・熱を生みやすい食べ物は控え、熱を冷ましてくれるものを摂る。
食べ過ぎないようにする。(余分なカロリーは控える)
症状がひどいときには、食べたいものを我慢することも必要です。
子どもたちにも、こういうものを食べたらひどくなるから、良くなるまではやめようね、こういうものを食べたら熱を冷ましてくれるからいいよ、などと、食べ物の性質やカラダへの影響をきちんと伝えます。
すると、だんだんと自分で食べるものを選べるようになっていきます。
自分のカラダの状態を観察し、その時に必要なものを選んで食べられるようになる。
これこそが真の食育だと思いませんか。
漢方養生学®は、先人の知恵と経験をもとに、現代の生活に合わせてわかりやすく、体系的にお伝えしているものです。
みんながこの知恵を知れば、今ほど病院や薬に頼ることなく、医療費をかなり減らせると思いますし、病気や不調も減ると思います。
自律神経のリズムやバランスを知り、整えることで、元氣に生き生きと日々の生活を送れるのではないかと思います。
常に相対的に考える、というのはとても大切です。
環境(気温や湿度、天候など)は日々変わります。
自分の体調も毎日違います。
ですから毎日同じものを同じ量食べていていいわけないですよね。
「カラダにいいと聞いたから○○を毎日摂っています」、という方がたまにいます。
果たして本当にそれで良いのか、今一度考えてみる必要があるかもしれないですね。
本日もお読みいただきありがとうございました。
薬に頼らない薬剤師・漢方養生アドバイザー® 吉澤あかね