ゴミ拾い💊お薬PTPシート②(ビソプロロール)
(2023/10/30のゴミ拾い)
◆ビソプロロール(先発品:メインテート)
メインテートはβブロッカーと呼ばれる薬で、高血圧のほか、狭心症や不整脈、慢性心不全などに使われます。
日々ゴミ拾いをしていて、薬のゴミ、増えているなと感じます。
ほとんどがジェネリックです。
昔は「ゾロ」とか「後発品」とか言われて、イメージもあまり良くありませんでしたが、国が医療費削減のためにジェネリック医薬品の使用を推進し、そのイメージも変わってきたのではないでしょうか。
2021年には目標としていた使用率80%に到達したとのこと。
新しい薬を除いては、先発品に出会える方がレアな状況なのですね。
ジェネリック医薬品は、薬の効能効果を示す主成分は先発品と同じですが、その添加物や製造方法はメーカーによって違います。
ですから、先発品に比べて効き目が落ちるものや粗悪なものがあったのは事実だと思います。
最近ではオーソライズドジェネリック(AG)と呼ばれる薬が増えています。
オーソライズドジェネリックとは、新薬(先発医薬品)メーカーからお墨付きを得て製造した、原薬、添加物および製法等が新薬と同一のジェネリック医薬品や、特許使用の許可を得て、優先的に先行して販売できるジェネリック医薬品のことです。
ジェネリックを使うならAGを、と考えているお医者さんも多いのではないでしょうか。
先発品をジェネリック医薬品に変更することで医療費を減らすということでしたが、もう80%がジェネリックになっている現状を考えると、それにももう限界が来ていると感じます。
もっと根本的な部分、処方の無駄がないか見直してみたり、そもそも本当にそんなにたくさんの薬を服用する必要があるのか、治療法も含めて改めて考えてみたり、また病気にならないための啓蒙活動や生活指導に力を入れるなど、他にもやれることがたくさんあると思います。
患者さん自身も、病院任せ、医者任せにするのではなく、自分の健康は自分で守る!という気持ちを持ってほしいです。
一緒に勉強して考えていきましょう。
明日は、日野市(豊田駅)で毎月開催している漢方養生セミナーをやります。
これから本格化してくる花粉症の話を中心にしたいと思います。
私も花粉症がひどくて薬が手放せない時期もありましたが、漢方養生学に出会って変わりました。養生でこんなに変わるのかとびっくりしました。
たくさんの方に知ってほしいと思います。
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。
薬に頼らない薬剤師・漢方養生アドバイザー® 吉澤あかね