少人数でのサービス
こんにちは。今日は遠距離恋愛の日らしく、もう○○の日ってなんでもありだなと思っているおのしゅんすけです。
さて。今日は前回少し触れた限られた人数でのサービスについて考えます。
客船のサービス
まずは前回書いたことを少し振り返ります。
(一応貼っておくので良かったら見てください)
提供すべき価値の本質を見誤ってはならないという話で、客船においてそれは快適な旅、つまりサービスだということを書きました。
これはホテルやウエディング関係も同じです。
しかし、ホテルなどとは大きく違うところは極端な制限があるというところです。(金銭的な障壁は今回は考えないとします。)
例えば乗り込める人数や持ち込める設備などがいくらでも持って乗れる訳では無いのが客船です。
もちろん一番いいのはたくさんのサービスマンがいて1人のお客につき何人もサービス担当が付くのが1番手っ取り早く、質を向上できます。
しかしそれよりもたくさんの人に乗ってもらって、かつ快適に過ごしてもらう方が大事になってきます。
その解決策を少し考えてみようというのが今日の本題です。
ある居酒屋の話
僕はこんな居酒屋の話を聞いたことがあります。
おじいさんがひとりで切り盛りしている居酒屋でお客さんが来ると一緒にお酒を飲んでしまう。そして、どのお客さんよりも早く酔いつぶれて眠ってしまう。するとその後にお客さんが来ると既に来ていた常連客が場所を分かっているのでおしぼりを出して、お酒を出す。そうやって回っている居酒屋がある。
実在する居酒屋なのかそれとも誰かの作り話なのかはわかりませんが、この話を聞いた時面白いなと思いました。
もちろんこの居酒屋は常連客がいい人たちだから許されていると言ってしまえばそうなんですが、あえて分析してみるとある理由を思いつきます。
それは酔いつぶれたのがおじいさんだからです。
これが若いお兄さんだったりおっさんだったら文句のひとつでも言いたくなる人はいるんじゃないでしょうか?
例えば駅の改札とかで切符を出すのをモタモタしてるのがお年寄りならイラつく人はいたとしても文句を言ってやろうと思う人は少ないんじゃないでしょうか?(たまに言っている人を見かけますが……)
つまり、お年寄りにはしょうがないかなと思わせる力があります。もう少し言えば少し助けてあげようかな、とまで思わせることがあります。
その結果さっきの居酒屋では周りのお客さんが店の切り盛りを助けてあげることになっているんだと思います。
これを利用することでいい方向に働くかもしれません。
お年寄りを酷使してはいけない
ひとつ間違ってはいけないのはお年寄りに働いてもらえばいいじゃんという訳ではありません。
サービス部員が全員お年寄りではかえって不満を産むことになりかねません。
大切なのはサービス不足を感じせないことであってお年寄りを働かせることではありません。(もちろんサービスが充足するに越したことはありません。)
そのためにはしょうがないかなと思わせると効果的だと言う話です。
あともうひとつは、最初からセルフ式にするのではなく手伝っているうちに「あれ?気づけばこれセルフじゃない?」と思わせるようにしなければなりません。
あと個人的にですが、僕はお年寄りの方が接客の物腰が柔らかいような気がします。
さらにサービスの要所要所でお年寄りにサービスをしてもらうことでお客さんもサービスする側に加わって別のお客さんから感謝されたりすればより思い出に残る旅になるんじゃないかなと思います。
やらしい話、老後問題の解決に1枚咬めるんじゃないかとも思っています。それでは。
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