VIPの存在
こんにちは。成人式の翌日にちゃんと一限から出席したら浪人生だと思われたおのしゅんすけです。
さて。今日はVIPの存在についてまとめます。
VIPがいることで変わること
例えば飛行機を思い出して欲しいんですが、飛行機にはファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスがあります。
ご存知の方もいるかもしれませんが、飛行機の売上の約8割がファーストクラスなんだそうで。
もちろん特別な待遇がされているから値段が上がっている訳ですが、この売上を回すことで他が安くても大丈夫になっているんです。
他にも例えば音楽フェス・ウルトラジャパンには一般席、VIP席、そしてVVIP席があります。
一般席は1万5000円、VIP席は3万円、VVIP席はなんと50万円前後だそうです。
ウルトラジャパンはVIP席とVVIP席の売上があるので一般席がこの値段でいいと言うわけなんです。
VIPの待遇
じゃあ考えなければいけないのはVIPの待遇をどうするかということです。
さっき出たウルトラジャパンの例を見てみます。
VIP席→専用バー、専用トイレがある。
→混雑を回避できるというメリット
VVIP席→専用ソファ、専用メニューがある。
→ほかの席よりも快適な状態で楽しめ、かつ専用メニューがあることで特別感が増す。
といった感じです。
これやほかの例を考えた時にVIP待遇で必要なことは不快感が取り除かれる、その上で他にない特別なことが出来るということだと思いました。
客船のVIP
ではどうやって客船でVIP枠を作るかということを考えます。
方法は2つあると思っていて1つはホテルのようにスイートを作るというのがあります。つまり1つの船の中で部屋やサービスの質が高いグレードを作るというものです。
これによって考えられるメリットはVIPが何度か乗ってくれる可能性が高くなるということです。
前提として複数の客船を同時運航すると考えますが、その複数の客船にそれぞれ別々のコンセプト、それもできるだけ大きく離れたコンセプトにするとします。
するとあっちはどうだろうか、こっちも面白そうだともう一度乗ろうと思ってくれるお客さんが増えると思います。(もちろんそれぞれの船のクオリティがめちゃめちゃ高いのが当たり前ですが。)
一方でデメリットは次のVIPが生まれにくくなるということです。
次のVIPとは今、一般で乗っているお客さんの中で将来VIPになる人達のことです。
例えばVIP専用エリア、専用キャビン(客室)みたいなのを船内に作ったとしてもコンセプトを変えるわけには行かないので、言ってしまうと一般エリアの超豪華版になってしまいます。
これだと想像がついてしまう可能性があります。(もちろんその想像を超えるものを作るのがやらなきゃいけないことなんですけど…)そうなれば将来VIPで乗ろうと思ってくれるお客さんが少なくなるかなと思いました。
ちなみにこれは絶対的に少なくなる訳ではなく、もう一方の案と比べて相対的に少なくなると思うという話です。
それからもうひとつデメリットがあってVIPの人達の不満度が上がるかもしれないということです。
一般の人達はVIPエリアには行けませんが、逆は当然可能です。そうなった時に一般エリアでVIPの人達の不満の種になることが起こる可能性があります。
これは一般エリアの人やサービスが悪いわけではなく、VIPエリアと一般エリアのギャップが生んでしまう不満度です。
「じゃあエリアから出るなよ」って感じかもしれませんが、そういうわけにもいきません。
もう1つの方法はVIP船を作るというものです。
これのメリットはさっきあったように将来VIP船に乗りたいと思ってくれるお客さんが増えるということです。
VIP船を作るとなるとコンセプトから全て違うものを作れます。そうなれば、ほかの客船からは想像もつかないことを体験出来る空間を創ることが容易になります。(これももう一方と比べて、の話です。)
そうなれば将来のVIPが生まれやすくなるのではと思いました。
それに加えて、乗員全てがVIPなのでスタッフも全員がVIP対応専用のスタッフになるのでお客さんの不満度が下がります。さっき書いたギャップが埋まるからですね。
一方でデメリットは一般の方が少し値段が上がるかもということです。
飛行機で例えたならファーストクラスだけの旅客機の売上でエコノミークラスだけの旅客機を飛ばす、みたいなことです。
しかし、アメリカなどのカジュアルクルーズはこの方法でうまく回しているのでこっちのほうがいいのかもしれません。この辺りは要勉強です。
現状僕は、VIP船をつくるほうがいいかなと思います。その根拠はアメリカでの方法はもちろんですが、日本においてはガンツウの存在です。
超高級クルーズ船・ガンツウ
ガンツウとは瀬戸内を周遊する超豪華客船です。
2泊3日およそ100万円のクルーズです。
この船が瀬戸内という狭いエリアとはいえ、成功を収めているということが日本の富裕層の高級クルーズに対する見方を示していると思います。
もしよかったら見てみてください。
VIPの存在をうまく使うことで日本のクルーズ産業はもっと盛り上がると思います。そのためにはまだまだ勉強が必要ですね。それでは。
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