見出し画像

我楽多物語2 その5「神のお告げ」

これはスピリチュアルな話ではありません。
私が目の当たりにした事実のみを書いています。
信じるか信じないかはあなた次第!


今回は私が上海で毎日行っていた
バーの日本人マスターのお話。
元ヤン社長やトカゲちゃんに出会ったバーのマスターである彼は、
当時上海に7年間も滞在している猛者であった。
日中国交正常化が1972年で彼は1990年から中国に滞在していた。
中国に日本文化がほんの少ししか入り込んでいない時期から
上海に住んでいたわけである。
当時の中国に移住しようというのは
なかなかぶっ飛んだ話である。

半分中国人

そんな彼は長く上海に滞在しすぎて
思考が日本人的ではなかった。
半分以上は中国人の思考をしていたかもしれない。
時間にルーズだったり、
デリカシーの無いジョークで
日本人の中年をムッとさせてしまうのだ。
しかし私はそういう部分は気にしておらず、
歳は離れていたが良い友達であった。
まず最初に彼を知ったのは
彼が50席ほどのそこそこ大きなバーを
経営している時期だった。
まだ中国生活に慣れていなかった私には
日本人がいるバーというのも居心地が良く、
夜勤の合間の休みの日には
一人で飲みに行ける唯一の息抜きの場だったのだ。

閉店ガラガラ

ここから先は

2,188字

第一期メンバー

¥250 / 月
あと28人募集中
このメンバーシップの詳細

サポートという名の投げ銭機能です。 もの凄く励みになります!