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日曜日の写真。


私はいつも早起きなので、子供が寝ている時間帯から動き出す。
お風呂に入り、髭を剃り、服にアイロンをかける。
今日はお出かけをするのだ。

日曜に自分の予定を入れ、1人で電車に乗って外出するなんて久しぶり。
休みに梅田にでるのも久しぶり。

いつもはスーツにネクタイ姿で歩くから、半袖・短パン・カメラを1台肩から掛けて出かけるなんんて控えめにいっても最高だった。

幡野広志×古賀史健 トークイベント ~『ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。』刊行記念へ。

梅田 蔦屋書店のお洒落さに気が滅入りながら、11時の開始時刻までフラフラと時間を潰す。

「お、ヒロノブさんの本がイベント会場近くのエレベーター前にあるやん。」
kindle版で購入していたので紙の書籍がとても新鮮だった。

日本語のフォントだけで飾る表紙の魅力がとても私には伝わった。
具体的にと言われると難しいのだけれど。
句読点があることで、語りかけられている気になる。
いや、知らんけどマジで。

持ち込み可能な飲食は9Fのスタバで調達。後に悔やむことになる。

11時になり、運営の方々から諸注意がいくつか。

スタッフさんがイベントの様子を撮影するため、どうしても写真を撮られることが不都合な方は申し出てください。と。
「すみません、僕みたいな一般人が顔晒してもなんら不都合はないと思いますが、万が一個人情報が漏洩して自分と写真の顔を一致した場合、なんとなく怖いので写真はNGで」とか言えるなら、根性ある。

イベントの内容をダラダラ書き連なるのも無粋なので割愛しますが、印象に残る言葉がとても多く、素敵な時間が過ごせました。

幡野さんの魅力は写真・文章そして声と話の聞き方なのかと感じた。

勝手なイメージを書くと、幡野さんは生きること死ぬことに対して達観した仙人のような人なんじゃないかと思っていた。
実際の幡野さんは毎日、毎分、毎秒何か新しい価値観や考え方に触れ、自分に取り込み新しい価値観や考えを頭でアップデートしているように思えた。

イベントの回を重ねるごとに来る方の層が変化している、と幡野さん。
初めの頃は医療従事者・患者・家族など病気により近い立場の方が幡野さんの話を聞きに来ていたそう。
今ではそういった方よりも広く一般的な方が多くイベントに来るようになったようだ。

あっという間のトークショー。
幡野さんの笑えないジョークに大笑いして、ヒロノブさんの定番と新ネタと私にもわかりやすく本の内容を伝える話術を堪能し、古賀さんの本を作る時のエピソードなど盛りだくさんだった。

ヒロノブさんが幡野さんの書籍、特に写真集を見て欲しいと言っていた。
イベント終了後に会場でも購入できるようだが、さっき店内を周り見つけた幡野さんのコーナーで買いたかった。

写真集にはお子さんの写真が表紙に。
私も今年34歳で3歳になる息子がいる。
ガンということを理解することはできないんだけど、やんちゃ盛りの男の子をもつ親として共感するところがとても多い。
そうだ、ヒロノブさんの本も紙で読みたかったから買おう。

近くにローランドの本もあったが、今日はいいか。

今日はお前の気分じゃないんだ、ごめんな。
ガクトもついでにごめんな。

ぷらぷらと歩いていると「さくらももこ」のコーナーが。

結局、幡野さんの本2冊。ヒロノブさんの本を1冊。さくらももこのエッセイを1冊。
本屋に来るなんて久しぶりだった。
読みたい本に出会える場所は素敵だ。

梅田で昼飯でも食べて帰ればいいのに、そそくさと家路についてしまうところが私のつまらないところ。

地元の駅をぷらぷら歩いていると聞き覚えのある息子の声。

偶然出会った家族とマクドナルドでお昼ご飯。
3時間程度の1人の時間も、こんな日曜日もたまにはいい。

家に帰ると注文していた浅生鴨さんの書籍が届いていた。

最近、本をよく買うなぁ。

撮影機材
OLYMPUS OM-D E-M5
Panasonic LUMIX G 25mm F1.7


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