らしく ならない 押し付けない

年齢とか性別をくっつけて、らしくないという言い方をする人がいる
これって、『一般的に判断して、』という衣をまとっているから、
もっともらしく聞こえるので困る。
そんな基準、勝手に決めつけてもっともらしく言わないで、と思う。

こうした考え方は身の回りにたくさんある。
いい年をして、
もう65歳だから、
社会人なんだから、
などなど。
これってその人の主観か、いままでの慣習を根拠にしていることが多い。
そしてその多くは、もう現実に合わなくなっている。
社会環境は驚くほどのスピードと範囲で変化している。
それにつれて常識も変わるし、判断基準も変わる。
人間の寿命も50歳代から60歳代、そして今や80歳代、90歳代へと伸びている。平均寿命がすでに亡くなった人の年齢を含めて算出しているから、90歳代なんてざらにいるようにね。

そして悲しいのは、それらの古い基準や考え方に自分が影響され、自己暗示でもしているかのように、決まって似通った行動をとることだ。
健康も体力も感度も、人によって異なる。
考え方も価値観もから異なるのだから、もっといろいろな生き方があるはずだ。
特に高齢化が進む団塊の世代。
彼らは、豊かな社会をけん引するエンジンであり、オピニオンリーダーであり、ヒーローでもあった。
しかし65歳を過ぎ、定年、退職を迎えたあたりから、ちょっと平凡になってきた。期待が大きかった割に、当たり前の生活を送っている人が多い。
ちょっと、それが残念だ。

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