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自分って、面倒な客?

マイボトルを使い始めて1年ちょっと。
コーヒーを飲むときにはどうしても使い捨てのカップになってしまうと思っていたので、数か月前、二番手として350mmのコーヒー用タンブラーを購入した。翌朝早速、家のすぐ近くにあるコーヒースタンドでタンブラーを出し、「これに入れてください」とオーダーしてみた。すると、紙コップを使って軽量したコーヒーをタンブラーに入れ、そのままコップは捨てられてしまった。
言わなきゃ伝わらない、そう思って1日を過ごし、意を決して伝えてみた。「紙コップを使わないようにタンブラーにしていまして…お手数ですが直接入れていただけますか?」
最初はキョトンとしていたけど、紙コップの隣にあったガラスのビーカーで軽量し、同じ分のコーヒーをタンブラーに入れてくれた。今では、タンブラーを出すだけで、「いつもの感じですね」といった対応で、ビーカーで軽量して入れてくれるし、店員さんが違っても、同じ対応をしてくれるようになった。お店の人には感謝している。そういう人がいるということを知らなかっただけで、伝えればわかってもらえるんだ。そんなうれしさもあった。

でも、ふと思う。あれ、自分って、面倒臭い客なのかな?
タレントのトラウデン直美さんは、去年の「2050年カーボンニュートラル・全国フォーラム」で、「買い物をする際、店員に『環境に配慮した商品ですか』と尋ねることで、店側の意識も変わっていく」と発言した結果、”意識が高い”などという批判を受けた。でもこれって特別なことなのだろうか。数年前までは、何も言わずに商品を袋に詰めていたコンビニやスーパーも、今では、「レジ袋は要りますか?」と聞いてくれる。コンビニで「割り箸は要りません」という人、結構増えていると思う。最初は”面倒な客”と思われるかもしれないけど、いろんな選択をする消費者がいるということを店側に伝えていくことが、変化に繋がっていくのではないかと思う。
私自身、まだペットボトルを買うことはある。袋をもらうこともある。決して、自分が環境への意識が特別に高いとは思わない。でも、ちょっとずつ、意識していきたい。

ちなみに、コンビニの100円コーヒーでも、タンブラーを受け入れてくれるところは増えている。近所のローソンとファミマはOKだった。紙コップのホットコーヒーは20分くらいで冷めてしまうけれど、タンブラーだと5時間くらいは温かいまま。こういう、実利的なメリットもある。朝に入れたコーヒー、ランチの後でも美味しく飲めるのって、すごくいい気分ですよ。

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