僕のジョラゴンの思い出
ジョラゴンの思い出について語る、なんて見出しで始めていますが、本当にそれだけです。
僕自身、ジョラゴンに対してはちゃめちゃに思い入れがあります。
そりゃもう、殿堂行った日には眠れなくなったんですから、すんごいんですよ。
てなわけで語るだけのものになります。
早速、僕のジョラゴンの思い出は遡ること3年前の3月になります。
その頃僕が組んでいたのはあのダンガンオースターター基盤のジョーカーズ、アレにジョニーなんかを積んだデッキでした。
あの頃の僕にはお金がなく、環境に入ったようなレシピのジョーカーズは作れませんでした(当時環境のジョーカーズは一枚3000円のナシゼロが4投されてた)。
それでも僕はなんとかジョニーなんかを積んでいたわけです。
そんな中双極編第一弾の発売されました。
当然僕はパックをいくつか買います。
マスターレアということもあって出会いもあっさりきました。
ジョラゴンがパックから出てきたのです。
しかし当時の僕からすると微妙という一言に尽きました。
理由は明白、それは同時収録されていたクラッシュ覇道が狙いだったからなのです。
当時の覇道の買取は1500円、パックから引き当てれば爆アドです。
そんな背景があり、ジョラゴンとの出会いは微妙な第一印象にとどまりました。
その後も改造が面倒という理由から、777をパックから引いた(何気にヤバいことをしてる)後もジョラゴンはストレージの守護神となっていました。
そんな中、大学の友人Kがデュエマを再開してくれました。
彼は刃鬼のような強力なデッキを使っており、僕のデッキのパワー不足が露呈するのも時間の問題で、面倒なんて言ってられなくなったのです。
そんなわけでごちゃごちゃのジョーカーズの中にジョラゴンはピン積みされることとなりました。
しばらく彼はジョニーなどの数あるフィニッシャーのうちの一つとして活躍することになります。
そんな中で決定的に僕のジョーカーズが変わる瞬間がありました。
それは前述の友人Kが5C蒼龍を組んだことでした。
高額カードのニコルやヴィルを多く積み込んだ環境デッキです。
僕のジョーカーズはなす術もなく蹂躙されました。
そして僕は構築を変える決意をしました。
そして組み直したジョーカーズはジョラゴン…とはならず、メラビート型でした。
5C蒼龍は受けの硬いデッキ、ならば盾を焼けるサンダイオーを積めばいい、どれだけでかいのを出されてもメラビートで飛ばせばいい、そんなアイデアで組まれた赤ジョーカーズにはジョラゴンの居場所はありませんでした。
そしてメラビートは5C蒼龍に対して優位に立ち続けたのでした。
しかしKも、わざわざ万単位を注ぎ込んだデッキが蹂躙されるところを黙ってみているわけではありませんでした。
彼は盤面処理を得意とするネクラドルマゲドンを構築すると、即座に赤ジョーカーズに対して使用、文字通り僕は除去や封印の嵐にフルボッコにされました。
この状況を打開するにはジョーカーズを環境レベル、すなわち当時流行していた環境レベルの緑ジョラゴンに構築を変える必要があったのです。
しかし私はジョニーを使って勝ちたいと考えていました。
しかし、ジョラゴンジョーカーズにはCipを持たないジョニーの居場所はありません。
そして決断しました。
ある日、Kと共に名古屋駅のカードショップ、竜星の嵐へと赴いた際にポクちんや777と言った高額主要パーツを全て4枚揃え、スリーブを赤ジョーカーズと取り替えました。
そう、ジョニーときっぱり別れを告げたのです。
そこで僕はジョラゴンジョーカーズデビューを果たしたのです。
はじめての環境デッキのパワーに驚くばかりでした。
5C蒼龍に対してはどうしても苦戦をしましたが、ネクラに対してはそこそこの勝率を叩き出しました。
しかし、その頃の僕のジョラゴンにはGRが入っていませんでした。
理由は単純、ポクちんのような高額カードを揃えたことでガヨンダムのような高額GRを揃えることができなかったためです。
これ以上ジョラゴンには大金を積めない、僕はそう決心していたのです。
しかし、それもマキシマムマスターに収録されたゼンノーによって吹き飛びます。
ゼンノーの圧倒的すぎるスペックに、全弾で収録されたジョルネード、僕がGR落ちするのも時間の問題でした。
GRを入れたジョラゴンは友人Kとの闘いを苛烈なものにしました。
Kの蒼龍やネクラ、ダムドなどに立ち向かう僕の有力デッキになったのです。
しかし、別れが来ます。
それは3月でした。
金欠だった僕は、コロナ禍の中カードゲーム業界が下火になった状況で持ちデッキを覇道を残して全て売ってしまいました。
その中にはジョラゴンも含まれていました。
そしてその後3ヶ月、ジョーカーズには一切触れない時を過ごしました。
しかし人間は一度覚えた美味しさを忘れることはできません。
財布に余裕ができた頃に、私は再びジョラゴンを構築しました。
しかしその構築は以前とは異なり、マンハッタンなどは入っておらず、代わりにGRにはあのガヨンダムが採用されていました。
赤青ミッツァイルが規制されて価格が落ちていたんですね。
そんな感じでジョラゴンは形を変えて僕の相棒として活躍しました。
赤緑モモキングと共に新たなデッキの壁となり、またある時は連勝していたモルネクに立ちはだかったりと、様々な場面で僕の相棒として使用されました。
しかし、私はこの間ずっと言い続けていました。
「ジョラゴンはいつか殿堂する」と。
理由は明白、ジョーカーズの新規カードデザインの邪魔になるからです。
長い間冬の時代を過ごしたデッソのようなカードが日の目を浴びたように、強力なcipを持つならばジョラゴンは強化され続けます。
それは同時にジョーカーズという主人公が使用するカードのデザインのしづらさにつながってしまうんですね。
なので殿堂発表の日程がTwitterで流れるたびに1人、殿堂を予想していました。
そして運命の日が訪れます。
それは2020年12月8日でした。
直前の環境で猛威を振るったヘブフォがプレ殿、そして強面の殿堂入りカードの面々の中に、相棒のジョラゴンの姿もありました。
聞くところによるとオリジナル環境での暴走を危惧されて、とのことでしたが、僕はあの説を未だに支持していません。
まあそれは置いておいて、僕はその日、眠れませんでした。
それほどまでにショックだったのです。
せめてもの救いだったのは直前に参加したデュエマフェスでジョラゴンを使用して勝ちを挙げたことでした。
対面のドラグナーが大事故をカマしていたのもありましたが、勝ち星をあげていたのです。
てな感じで僕のジョラゴンは終わりを迎えました。
今ジョラゴンの残りパーツはガンバトラー軸に変えられ、調整を重ねていますがなかなかうまくいきません。
こんな時に相棒がいれば、と思います。
ちなみに余談ですが、僕は周りの友人にガチカジュアル関係なくジョラゴンを使っていたので、僕の友人にはジョラゴン嫌いが多いです。
以上が僕のジョラゴン史でした。
読んでいただきありがとうございました。