フィルムカメラのシャッター故障
私の所有しているフィルムカメラでシャッター故障が生じ、失敗写真が撮影されました。
失敗写真を公開している方はそもそも少ないですし、それがフィルムカメラとなればさらに少なく感じます。
現代となっては貴重なフィルム写真の失敗例ですので、何かの参考になれば、と思い掲載します。
故障したカメラの機種名は伏せますが、横走り布幕のフォーカルプレーンシャッターで、自動露出機能はない機種です。
使用したフィルムはISO400、シャッター速度はどの写真も1/500か1/1000です。
失敗例1
画面に多数の黒線が走っています。
黒い、ということはその部分が露光していないということなのですが、このように線状に生じる理由が不明です。
原因がお分かりの方はぜひコメント等でお教えください。
失敗例2
例1同様に黒い線が走っているほか、画面左右の明るさが異なります。
画面右に行くにしたがって暗くなる、ということは、シャッター速度が走り始めと終わりで一定ではないということです。
フォーカルプレーンシャッターではシャッター先幕と後幕との間隔(スリット)がシャッター速度を決定しますが、シャッターが走るにしたがってスリットの幅が狭くなってしまったものと思われます。
失敗例3
これも失敗例2と同様です。
明るく映っている画面上側の露出もアンダー目で、シャッター幕の間隔が狭すぎる(=シャッター速度が速すぎる)状態となっているようです。
私の設定した露出がおかしかった可能性もありますが。
古い機械式カメラなので多少の露出のムラは許容範囲とするのですが、さすがにこの状態は許容できません。
修理に出していますので、また進捗がありましたらご報告します。
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