蛇化現象

「蛇(へび)」の用法から、知ることに。
元は、「蛙(かえる)」があったからだ、とか。

言葉の持つパワー。
意味がわかると、今どき若者の傾向が、見えてくる。

「蛙化(かえるか)」に対しての、「蛇化(へびか)」。


きっかけは、次の記事。
ダサい姿も良く見える「蛇化現象」なぜZ世代が支持? 

「蛙化現象」が先に流行。
その真逆として登場したのが、「蛇化」。
なにやら、面白そうな予感。

記事によると、

「蛇化現象」とは、フォロワー12万人のクリエイター「こちゃもちゃ」カップルが4月5日にTikTokで使ったことで若い世代を中心に広く知られるようになった言葉だ。「あばたもえくぼ」「恋は盲目」と同様の意味で使い、好きな人の失敗やダサい姿を受け入れ、どんな行動でも良く思える心理のことを指すという。

「こちゃもちゃ」を、Google先生にお尋ね。

解説記事は、見つけることができず。
いきなりTikTokの(表紙)に飛んだ。
@kochamocha.o3o

いかにも、今風。

それにしても、ついて行けない(笑)。
老輩には、とてもとても、無理だ…。


「こちゃもちゃ」は、一旦置いといて、
言葉としての「蛙」と「蛇」を、考える。

記事にもあるように、自分の世代では、
「あばたもえくぼ」、「恋は盲目」だった。

改めて、「蛙化」から、見ていくことに。
なんと、Wikiには、しっかりと解説が。
しかも、心理学でつかう用語とのこと。

蛙化現象(かえるかげんしょう)とは、好意を抱いている相手が自分に好意を持っていることが明らかになると、その相手に対して嫌悪感を持つようになる現象を指す心理学用語。2020年代に入ってからは、交際相手などの嫌な面を見て幻滅する意味でも使われている。
蛙化現象

実際、多くの女性が経験しているとの記事も。
「蛙化現象」~約半数の女性が「経験あり」

いまさらながら、世の中の動きに、驚く。


「蛙」に対して、「蛇」が出てくる。
しかも、どちらかというと、プラス指向で。
若者の、言葉作りの逞しさを感じる。

改めて、両方の「定義」をリンク。
蛙化現象
蛇化現象

再度、冒頭の記事を読み直す。
ようやく、タイトルの意味が理解できた。
これがZ世代と呼ばれる、若者の行動なのか。

TikTokの画像を見ると、一瞬引いてしまうが、
伝えたい意味がわかると、印象も変わる。

見た目だけでの判断は、やはり危険。

ほぼ、文字情報だけで生きてきた世代。
やがて、写真などのイメージ情報が加わる。
そして、いまは、動画情報が主流に。

わずか数十年の間に、情報取得手段が、激変。

溢れる写真や動画情報。

文章にしても、写真、動画にしても、
最後の決め手は、やはり言葉なのか。
求められるのは、言葉のセンス。

なんだかんだあったとしても、
メッセージを伝える手段としての言葉は、
これからも力強く、生きていくのだろう。


Z世代の発信力に、これからも注目か…。

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