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【2024】クイーンステークスGⅢ~全頭情報まとめ|札幌競馬 7/28(日) 11R JRA

ウマ娘のキングヘイローから入り、母父血統が入っているイクイノックスの活躍から馬券を買い、全頭診断までするようになった輩よ!

競馬歴は新人も一流の予想をしていくわ。

牝馬クラシック最初のGⅠ桜花賞は
◎ステレンボッシュ○アスコリピチェーノ☆ライトバックで
🎯単勝・馬単・3連単🎯

5月は
京王杯スプリングカップ
🎯2着レッドモンレーヴ、3着スズハローム🎯
3着穴も的中!

平安ステークス
🎯ハピ複勝🎯
オークス
🎯馬単・3連複的中!🎯

日本ダービー
穴推奨:シンエンペラー3着
大穴推奨:サンライズアース4着
目黒記念
🎯3連複的中!(10番人気入り)🎯

6月一発目は
鳴尾記念
ヨーホーレイク単勝🎯
三連複的中🎯
安田記念~全頭診断
S:ロマンチックウォリアー(1着)
A+:ソウルラッシュ(3着)
A:ナミュール(2着)

東京ダービー~全頭診断
🎯3連単的中🎯

6月末のマーメイドSは複勝に15馬人気ファユエンに賭けたわ。
惜しくも4着だったけど、目利きは間違っていなかったはず。

さきたま杯
3連単的中🎯🎯
宝塚記念
ソールオリエンス(7人気)複勝🎯

帝王賞
2着ウィルソンテソーロの複勝🎯
3着ディクテオン(9人気)の複勝🎯

6月ラストも
ラジオNIKKEI賞
2着シリウスコルト(4人気)の複勝🎯

7月頭は、
プロキオンステークス
全頭診断まとめ
S:スレイマン⇒2着
A+:ハピ、デシエルト
A:ヤマニンウルス⇒1着
B+:マリオロード⇒3着、ブラックアーメット

2週目は、
函館2歳S⇒1着サトノカルナバルをS評価
函館記念⇒2着グラナディア複勝🎯

先週の中京記念の事前評価
A+:エピファニー、セルバーグ
A:アルナシーム
B+:アナゴサン、エスコーラ、エルトンバローズ、

的中率も回収率もバランスよく予想してこそ一流よ!

動画でも軽く公開しています。

※中の人は男なので、ご注意くださいw

クイーンステークス2024について

札幌競馬場開幕2週目に行われる牝馬限定の別定戦よ!

まず札幌1800mについて

・右回り、洋芝
・1週1650mなので、コーナー4つ
・スタートから1角まで200m
・意外とコーナーは緩い
・ほぼ平坦
・最後の直線は266m

 距離としてはそこまで長くないものの、コーナー4つと忙しいレース。コーナーは特別急ではないけど、やはり立ち回りは求められる。おまけに洋芝で中央のレース場よりスタミナがいるので、中距離の実績があってもいいかもしれない。

 札幌競馬場は芝の耐久性がそれほど高くないので、馬場コンディションには注意が必要だけど、まだ開幕2週目なので、内前有利と思って予想して良さそう。

 そのうえで、斤量を考えていくことになる。3歳馬はかなり割安。昨年は、オークス3着のドゥーラが優勝した。また、今回はヴィクトリアマイル善戦組やNHKマイル組がこぞって参加しているわ。

NHKマイルカップGⅠ
5着イフェイオン
17着ボンドガール※直線で致命的不利

ヴィクトリアマイルGⅠ
4着ドゥアイズ
6着ウンブライル
7着モリアーナ
9着スタニングローズ
11着キタウイング
13着コンクシェル

 掲示板に入った馬も来ているし、今年はレベル例年以上に高いわよ。最も、東京高速馬場1600mから札幌洋芝1800mとなるので適性を慎重に見ていく必要がある。

さあ、全頭診断ね。


全頭診断まとめ

アルジーヌ 4歳 55㎏ 藤岡佑【先行/差し】

父ロードカナロア 母父ディープインパクト

8戦4勝 4.2.0.2
前走、6月小倉1800m3勝C 1着ー0.3秒 36秒4
・斤量54㎏、馬体重+24㎏
・捲り、消耗戦 差し台頭展開は向いた
・3勝Cとはいえ、牡馬混合戦
西村「良い流れでしたね。馬はすごく落ち着いていました。自信を持って乗りました。(馬体増は)前回で減ったぶんもあると思いますが、成長分もあったかもしれません」
2走前、3月中京1600m3勝C 5着0.6秒 33秒4
・4角9番手から上り2位
騎手「前走で騎乗した藤岡佑介騎手からハミを取るところがあると聞いてたので、おさめながら競馬をしようと考えたのですが、やりたい事とレースの展開が噛み合いませんでした。馬の状態は良かったですし、すごく良い馬だと感じました」
3走前、2月小倉1800m2勝C 1着ー0.2秒 34秒9
・4角6番手から上がり1位
騎手「勝ち切れて良かったです。調教でコンタクトを取っていたので、どういうタイプかは分かっていて、ビジョンを持って臨み、その通りの形になってくれました。今日は勝つことを優先して、早めに抜け出す形でしたが、全能力を出そうと思えば、ゴール前はきっちり差す形が合うと思います」

直前の情報

個人的診断:B
 3勝Cを勝ち上がったばかりの馬ね。昇級初戦がいきなり重賞レースということで、あまり注目はされていないみたいね。前走は、牡馬混合の3勝Cでハイペース消耗戦を差し切っているので、少し評価を高めてBとしておくわ。洋芝や小回りコースも慣れている。いきなり頭は考えにくいけど、穴馬としてはいいんじゃないかしら。

イフェイオン 3歳 52㎏ 西村淳【先行】

父エピファネイア 母父ゼンノロブロイ

5戦2勝 2.0.1.2
前走、5月東京1600mNHKマイルGⅠ 5着0.8秒 34秒4
・経済コース
・斤量55㎏
「一度桜花賞を使って、良い意味でガス抜きになりました。返し馬は少しファイトしていましたが、レースは手の内に入っていました。女の子ですが、これだけ良いメンバーで掲示板を取れましたし、今後の未来は明るいと思います。楽しみです」
2走前、4月阪神1600m桜花賞GⅠ 11着0.7秒 34秒2
・4角8番手から
騎手「イレ込みが激しく、競馬でもファイトして収まりがつきませんでした。初めてタイトな競馬を経験したことは、次につながると思います」
3走前、1月中山1600mフェアリーGⅢ 1着0.0秒 34秒8
・4角4番手から
騎手「外枠(8枠13番)で難しい競馬になるだろうと思っていたので、スタートだけは決めたかった。いいスタートを切って、最後もいい脚を使ってくれました。まだ若い馬で改善するところがありますが、クラシック路線に乗れたらいいですね」

直前の情報
1週前:CW6F80.5-11.6
杉山佳調教師は「2か月半の休養でキ甲が抜けて、体が一回り大きくなりました」
「当週は現地でサッとでいいと思うので、そこそこやる予定でした。今年は思ったほどは暑くないですが、ここまで攻め過ぎないようにしています」
「器用さもあるので、(今回は)それを生かせる条件かなと。秋華賞もあるので、今後を考えるうえでの目安にはなると思います」

個人的診断:B
 フェアリーC勝馬で、桜花賞・さらにNHKマイルカップに出ていた馬ね。桜花賞では少しイレ込んでしまったのもあり8着も、NHKマイルカップは経済コースをスルスル通って5着。ここは着順以上の評価はできないかしら…。とはいえ、そこから斤量は軽くなるし、1800mは過去最長も血統的にスタミナ面は大丈夫。枠順次第ではもっと評価していい馬ね。

ウインピクシス 5歳 55㎏ 横山和【逃げ】

父ゴールドシップ 母父ロージズインメイ

15戦4勝 4.2.2.7
前走、4月福島1800m牝馬GⅢ 3着0.2秒 35秒2松岡
・スロー逃げ、3着残り
横山和「状態が良かったですし、マイペースで行けました。最後も渋太く頑張ってくれました。この形でまた重賞に挑戦したいですね」
2走前、1月小倉2000m愛知杯GⅢ 13着2.3秒 38秒0松岡
・ハイペース逃げ合戦
3走前、12月中山1600mターコイズGⅢ 16着1.6秒 35秒5戸崎
5走前、7月札幌1800mクイーンGⅢ 2着0.2秒 35秒1横山武

上原博調教師「小回りの内でいい枠だと思っていた。馬が大人になってビュッと行くところがなかったけど、前半の遅い流れの中でも折り合いがついていた。今日のような競馬ができればこれぐらい走っていい馬ですよ」

直前の情報
1週前:札幌ダート5F71.1-13.5
大場厩務員は「落ち着いていますよ。スイッチが入りすぎると心配ですがカイ食いはいいですし、こういう馬場(洋芝)も合っていると思います」

個人的診断:B
 昨年のクイーンステークス2着馬。札幌の実績としてはこの上ない馬。スロー逃げに持ち込むことができれば、粘りが効いていて、福島牝馬Sも3着に食い込んだ。ただ、この時は落馬だったり影響を受けた馬がいたので着順以上は評価できないところ。メンバーレベルが上がるのと、同型が多いので少し割引いた評価に。

ウンブライル 4歳 55㎏ ルメール【先行/差し】

父ロードカナロア 母父ファルブラヴ

9戦2勝 2.3.0.4
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 6着0.4秒 34秒6
・4角6番手から粘るも
川田騎手「現状できる精一杯の走りで、最後まで頑張ってくれました」
2走前、4月阪神1600m牝馬GⅡ 2着0.1秒 32秒9
・4角7番手から上がり最速
川田騎手「とてもいい内容でしっかりとした走りができました。勝ち馬は着差以上に強い馬ですから」
3走前、2月東京1600m新聞杯GⅢ 9着0.6秒 34秒0
・中9か月、馬体重+18㎏
ルメール騎手「リズムが良くなかった。スタートが良くなかったし、ハミを取ったり抜いたり。手前の替え方ももうひとつだった」
4走前、東京1600mNHKマイルGⅠ 2着0.0秒 稍重34秒0
・稍重、4角16番手から上がり最速で浮上
武史「馬は最高でした。以前乗った時に走ると思いましたし、走ってくれました。ブリンカーをつけ、阪神ジュベナイルフィリーズの時とは全然気持ちが違っていました。結果だけが残念です」

直前の情報
1週前:CW5F68.9-13.1
木村師「前走はまだ本来の良かった頃の状態に戻っていない中でも踏ん張ってくれたと思う。G1・2着(昨年NHKマイルC)のときの体調に持っていけるように努力していきたい」

個人的診断:B+
 マイルを中心に起用が続いていて、着実に速い上がりを使ってくる馬よ。ヴィクトリアマイルは、位置を取りに行った競馬。ハイペースになってしまったけど、6着に踏みとどまった強い競馬だった。洋芝はともかく道悪の実績はある馬なのでタフ馬場はこなせるかしら。ただ、小回りの経験は久しぶり。いつも通りの末脚を繰り出せるかどうかになってきそう。1か月夏休みをしたルメールさんの手捌きに注目ね。

エリカヴィータ 5歳 56㎏ 池添【先行/差し】

父キングカメハメハ 母父フジキセキ

14戦2勝 2.0.0.12
前走、6月京都2000mマーメイドGⅢ 7着0.7秒 34秒8小沢
・斤量54㎏
小沢騎手「(国枝)先生から状態がいいと聞いていました。道中は外からかぶされてしまい、力んでしまいました。切れ味で負けましたが、真面目に走ってくれましたし、54㎏を背負って頑張ってくれました」
2走前、4月福島1800m牝馬GⅢ 5着0.4秒 34秒7富田
・4角6番手から上り3位も
富田騎手「勝ち馬のポジションを取りたかったのですが、スタートのタイミングが合わなかったです。それでも勝ち馬の後ろは取れましたし、良いリズムで行けました。落馬があってペースが上がった時もじっとできました。最後は伸びてきていますが、スタートが全てでした」
3走前、1月小倉2000m愛知杯GⅢ 10着0.9秒 36秒1佐々木
・徐々に順位ダウン

直前の情報
1週前:CW5F65.8-11.4

個人的診断:B-
 この馬も比較的スロー前目の競馬を好んでいる馬ね。牝馬重賞戦線で戦い続けていて、福島牝馬Sの5着がここ最近の最高。ただ、落馬などもあって評価は難しいレース。前走、マーメイドSの54㎏斤量から、今回56㎏に上がる。メンバーレベルも上がってくることを考えると、どうかしら??1800m~2000mは走り慣れてるけど…。

キタウイング 4歳 55㎏ 黛【差し】

父ダノンバラード 母父アイルハヴアナザー

15戦3勝 3.0.0.12
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 11着1.1秒 34秒7杉原
杉原騎手「テンションが高いところはありましたが、道中は上手に走ってやりたい競馬はできました。ナイスチャレンジでした」
2走前、4月新潟1600mL 8着0.9秒 34秒1杉原
3走前、3月中山1800m牝馬GⅢ 14着0.9秒 35秒8杉原
7走前、7月札幌1800mクイーンGⅢ 8着0.5秒 34秒8江田

直前の情報

個人的診断:B-
 新潟2歳S・フェアリーSと重賞2勝馬。ただ、その後メンバーレベルが上がってからは苦戦が続いているわね。だいたい勝馬から1秒差くらいの差なので安定はしているのだけど、足りない感じ。GⅢながらメンバーが集まった今回も苦戦想定ね。万が一ハイペース消耗戦になったら出番があるかしら。

コガネノソラ 3歳 51㎏ 丹内【先行/差し】

父ゴールドシップ 母父ロージズインメイ

7戦3勝 3.1.1.2
前走、5月東京2400mオークスGⅠ 12着1.2秒 35秒0
石川騎手「連戦でしたけど馬自体に疲れは見えなくて、むしろいい状態と思える返し馬でした。ポジションは馬のリズムで、1コーナーの入りもいいところだと思っていましたが、直線に向くにつれて反応が鈍くなってしまいました。若干、距離が影響したかなと思います」
2走前、4月東京1800mL 1着0.0秒 34秒1
・4角8番手から上がり1位
・1分45秒6は過去10年で最も早い
「調教で初めて跨りましたが、前走で騎乗した横山武史騎手や菊沢調教師から、ソラを使うところがあると聞いていました。早めに抜け出そうとすると周りを気にするところがあり、ギリギリまで追い出しを我慢しました。内容としては100点だったと思います」
3走前、4月中山1800m1勝C 1着ー0.1秒 35秒2

直前の情報

個人的診断:A
 オークス前に穴馬として注目を集めたわね。右回り・左回り・ハイペースなど様々なレースを経験しながら3連勝を飾っていた。オークスは連戦になったのと、距離が長かったので12着に終わるも、1800mにまた戻るのはいいわね。また、ゴールドシップ産駒の洋芝は楽しみ。うまく位置を取れれば評価を上げたいところね。

コンクシェル 4歳 56㎏ 横山武【逃げ】

父キズナ 母父Galileo

17戦5勝 5.2.1.9
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 13着1.7秒 36秒7
・他の馬とハイペース逃げ、打ちあがる
・斤量56㎏
岩田望「1600mは少し短かったです。初めての古馬GⅠでしたが、自分の競馬はできました」
2走前、3月中山1800m牝馬GⅢ 1着ー0.1秒 36秒2
・斤量53㎏、スロー前残り
岩田望「前走で乗ったときから、スタートが良いですし、二の脚がつかないので、気合いをつけて今日はハナに行く選択をしました。1、2コーナーはある程度流して、向正面は馬のリズムで落ち着いていました。3コーナーからまくって来られましたが、リズムを崩さず直線を迎えました。直線で追っての反応もありました。10Rは内があまり伸びていなかった馬場だったので、外に出しました。なんとか最後は踏ん張り切ってくれました」
3走前、2月東京1800m3勝C 1着ー0.5秒 33秒5
・2番手逃げ
「ハナに行くつもりでしたが、ゲートを出てからあまり進んで行かず、行き脚がついて、外から行く馬を見ながらになりました。ポツンと2番手だったので、ハナのような感じでした。こういう形で競馬ができたら、ペースが多少速くてもこのパフォーマンスができると思います。上のクラスでも楽しみです」

直前の情報
1週前:CW6F82.8-11.5
清水久調教師は「もう出来上がっているし、そんなにやる必要はありませんでした。動きはいいと思います」
「今回の1800mはいいんじゃないですかね。洋芝は全然問題ないというか、むしろいいと思っています。条件はいいと思いますよ」

個人的診断:B
 今年オープン馬になって、中山牝馬Sをいきなり制した馬ね。この時は稍重のコンディションでスロー逃げに持ち込むことに成功した。洋芝とは比較的相性が良さそうな気がするわね。ただ、その時から斤量が3㎏増加、メンバーレベルも上がってくるので、通用するかどうか。前走ヴィクトリアはハイペースで打ちあがったので評価対象外でいいけど、内枠なら評価を上げる馬ね。

スタニングローズ 5歳 57㎏ 北村友【逃げ/先行】

父キングカメハメハ 母父クロフネ

15戦5勝 5.2.1.7
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 9着0.8秒 35秒5西村
・3番手追走するも、ハイペースで前厳しく
騎手「具合は良かったです。いいポジションを取れたんですけどね…」
2走前、3月阪神2000m大阪杯GⅠ 8着0.5秒 35秒5西村
・中10か月、スロー逃げに持ち込むも
騎手「あの子のリズムで、ハナに立つ競馬をしました。すごく乗りやすい馬です。折り合いも良く脚もたまっていましたが、最後は疲れてしまいました。次はいいと思います」
3走前、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 12着0.8秒 33秒4
・致命的な出遅れ、逃げれず
6走前、22年10月阪神2000m秋華賞GⅠ 1着ー0.1秒 34秒3

直前の情報
1週前:CW5F54.7-11.8
高野師は「前走は、展開が厳しかったですね。ハイペースの中で前めで運び、息が入らない競馬になってしまいました」「(追切は)いつもいい馬ですが、今回はよりいいと思っています」

個人的診断:A
 22年秋華賞馬。屈腱炎からの復帰2戦で結果を出せていないけど、私はかなり評価している。大阪杯は、復帰戦がいきなり牡馬混合GⅠ。瞬発力勝負も苦手だし、逃げてよく粘ったと思う。ヴィクトリアマイルは思い切ってい位置を取りに行ったけどハイペースに巻き込まれた。本質中距離馬の本馬にはきつい展開になった。

 なので、この2戦は実力を発揮できなかったとみる。今回は、1800m札幌となったのは大きく評価を上げていいわ。血統的にも高速馬場より洋芝タイプ。そこそこペースが流れて消耗戦になれば、自然に前に上がってくるはずよ。斤量が見込まれたのが気になるけど、舞台は合っているわ。

ドゥアイズ 4歳 55㎏ 鮫島克【差し】

父ルーラーシップ 母父ディープインパクト

12戦2勝 2.4.1.5
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 4着0.3秒 34秒4鮫島克
・4角6番手から上がるも
騎手「外枠でしたが、インでためる意識を持ちながら好位で運んで直線もいい形。人気馬にフタをしながら進められましたが、ぶつけられてひるむところもありました。それでも、よく伸びてくれています」
2走前、4月阪神1600m牝馬GⅡ 5着0.4秒 33秒0ムルザバエフ
・4角9番手から上り2位も、後ろ過ぎたか
騎手「思ったよりゲートを出なくて、展開も向きませんでした。それでもラストの伸びは素晴らしく、今日の経験は将来生かせるものだと思います」
3走前、2月京都1600mL 1着0.0秒 34秒3ルメートル
・超外差し馬場も、4角6番手から

直前の情報

個人的診断:A+
 安定している上がり馬になってくるわね。元々牝馬クラシックにも出走した経験もある馬。また、3走前冬のタフ馬場で勝ち上がったところも、洋芝に繋がるのではという評価。2走前は、早い上がりを使うも位置が後ろ過ぎ。前走、ヴィクトリアマイルは低評価だった中、あわや3着のレースで4着だった。かなり実力はついてきているんじゃないかしら。

 しかも札幌ジュニア時代ながら走っていて、札幌2歳Sでも2着。その時の1着馬は、昨年のクイーンS勝馬ドゥーラ。適正としては十分じゃないかしら。中央では上り33秒台の末脚も使えるので、中団で脚を溜められれば、馬券内の可能性十分じゃないかしら。

ボンドガール 3歳 51㎏ 武豊【先行】

父ダイワメジャー 母父Tizway

4戦1勝 1.2.0.1
前走、5月東京1600mNHKマイルGⅠ 17着2.5秒 36秒4
・3番手、スロー前気味
・いい手応えで内側から伸びるも、致命的な不利
2走前、4月中山1600mニュージーランドGⅡ 2着35秒1 稍重35秒1
・稍重、1着馬は牡馬
たっけ「まわりがガチャガチャしていましたが、ゲートは出てくれました。得意の馬場とは思えないですが、良いレースが出来たと思います。力はあると思います」
3走前、11月東京1600mサウジGⅢ 2着0.3秒 34秒1
手塚調教師「後ろから行った馬に差されたわけですから、勝った馬が強かったです。うちの馬はゲートの中で落ち着きがなく、出負けしてしまいました。前半3ハロンぐらいまで少し力んでいて、折り合いが難しかったですが、その後はスムーズでした。直線では手応えが残っていたので、これならやれると思っていました。しかし、外からあっという間に離されてしまいました。悪い内容ではありませんでしたし、2着と3着ではだいぶ違います。賞金を加算できて、ゆっくりとローテーションを組めます。今後は暮れのGIをイメージしていきたいと思います」

直前の情報
たっけ「55歳で51キロに乗るのも面白いんじゃないですか。減量も夏だからそうでもないね。軽いということはそれだけチャンスもあるということだし楽しみ」」
田中助手「輸送でも思ったほどへこたれてないですし、具合はいいですよ」
追切は今回もかかり気味
手塚調教師 「デキはいい。斤量51キロもいいし、1800メートルも合う。リベンジです」

個人的診断:S
 色々な意見があるのは承知の上で最高評価にします。伝説の新馬戦と騒がれた例のレース、2着馬チェルヴィニアがオークスを制しGⅠ馬に。これで、2歳戦×芝1600m以上、後半57秒9以内かつラスト1F11秒4以内は、うちボンドガールを除く8頭例外なく全頭GⅠ馬になっている。

 2走前は、復帰戦稍重の中山で終始掛かり気味ながら2着、NHKマイルカップは2着争いまであった中で大きな不利を受けた。ダイワメジャー産駒ということで距離適性としてはギリギリの1800m、掛かり気味なので距離延長ローテも歓迎ではない。考慮しても能力最上位。重賞を勝っていないということで斤量51㎏、掛かる癖は知っているという武豊騎手の継続騎乗なら能力で突き抜けるはずよ。

モズゴールドバレル 5歳 55㎏ 高杉【先行】

父Optimizer 母父ロックオブジブラルタル

19戦4勝 4.3.1.11
前走、6月京都1600mL 11着0.8秒 34秒0
・4角3番手、牡馬混合
2走前、4月阪神1600m牝馬GⅡ 7着0.5秒 33秒7
・4角2番手、上位馬がヴィクトリア上位
藤岡佑騎手「行く馬を行かせて折り合いをつけて進めました。直線で勝ち馬と接触してバランスを崩すところはありました。もう少し力をつけてくれば重賞でも」
3走前、2月京都牝馬1400mGⅢ 8着0.4秒 34秒6
・4角4番手から、超外差し馬場
団野騎手「レースはスムーズでした。ただ、体が減っていて調教の良さが見受けられませんでした。立て直してですね」

直前の情報
松水助手「適性はなんとも言えないけど、上がヨーロッパのGⅠ馬だしね」
「今年に入ってから結果は伴っていないけど、(ヴィクトリアMを勝った)テンハッピーローズとも差のない競馬をしているし(2走前の阪神牝馬Sで3/4馬身差、3走前の京都牝馬Sで1/2馬身差)、持ち時計からもやれると思う」

個人的診断:B
 評価に困っている馬ね。条件戦時代は、先行して早い上がりを使えていた馬なんだけど、重賞になってからやや壁になってしまっている印象がある。前走の京都1600mLは牡馬混合ながら、比較的前残り展開で、力負けしてしまった。牝馬限定ながら、重賞経験の多いメンバーで苦戦が予想されるも…基本的に欧州血統なので、洋芝で激変もおかしくない馬。ここで一気に変わるかしら?

モリアーナ 4歳 57㎏ 武藤【差し】

父エピファネイア 母父ダイワメジャー

11戦3勝 3.0.2.6
前走、5月東京1600mヴィクトリアGⅠ 7着0.5秒 33秒9横山典
・4角13番手から上り3位
武藤調教師「ペースも流れて、折り合いもスムーズでしたが、前が止まりませんでした」
2走前、4月阪神1600m牝馬GⅡ 3着0.3秒 32秒9横山典
・4角9番手から上がり1位
横山典騎手「久しぶりのマイルでよく走っているんじゃないかな」
3走前、1月中山2200mmAJCC・GⅡ 4着0.2秒 不良36秒9
武藤調教師「距離、古馬の牡馬との対戦と初物尽くしでした。遅いペースの中、1コーナーでグッと行きかけましたが、鞍上がよく抑えてくれました。あれがなければもっと最後に加速できたはずです。いい経験になりました」

直前の情報
武藤調教師「品評会に出したいくらい、すごくいい体になっています。強い相手と差のない競馬を続けているし、GⅢなら力は上。この舞台でも勝っていますからね。(ペースが)流れそうなメンバーなので今回はタイトに攻めてほしい」

個人的診断:A
 この馬もヴィクトリアマイル組、その中で中距離の実績もある馬になる。昨年の紫苑S・GⅡ2000m勝者、秋華賞も5着まずまず。さらに、3走前、中山2200mAJCCは牡馬混合、不良馬場の中、後方から突っ込んできて4着と頑張ったわ。ここ2戦マイルは、正直距離が短かったんじゃないかと思っているわ。

 ノリさんから乗り代わりにはなるけど、武藤騎手はジュニア時代に本場に騎乗し、札幌1800mOPで勝利に導いている。前走より舞台は向いているともうわ。後ろからの馬なので、開幕2週目の馬場で届くかどうか、斤量57㎏とかなり重くなっているのが気になるけど、加速出来れば強いはず。

ラリュエル 5歳 55㎏ 佐々木【逃げ/先行】

父ディープインパクト 母父キングカメハメハ

12戦4勝 4.1.0.7
前走、6月函館1800mOP 5着0.5秒 35秒2高杉
・4番手から粘った
高杉騎手「スタートしてから他の馬に寄られてしまいました。本来は先に行くつもりでしたが、それでも上手く競馬ができました。追ってからもうひと伸びがあれば良いですね」
2走前、4月福島1800m牝馬GⅢ 10着1.2秒 36秒1北村友
・番手逃げも
3走前、3月中京1600m3勝C 1着ー0.2秒 34秒4北村友
「話に聞いていたよりもレースまでの雰囲気は落ち着いていましたし、1600mで折り合いを欠く事もなく、リズム良く走る事ができました。最後までしっかりしていましたし、休み明けでフレッシュな良い時に乗せてもらいました」

直前の情報

個人的診断:B+
 枠次第では十分穴馬になりうるかしら。今年になってオープン馬となった逃げ馬ね。基本的には単騎逃げではないと脆い面があったけど、前走函館1800mOP牡馬混合は、4番手の競馬となった中で5着に粘り込む成長を見せていたわ。勝馬のホウオウビスケッツは、その後函館記念を制覇するなど相手が強かった。休み明けの方が強いのは気になるところだけれど、先行ができればチャンスが出てくる馬ね。

まとめ

S:ボンドガール
A+:ドゥアイズ
A:コガネノソラ、スタニングローズ、モリアーナ
B+:ウンブライル、ラリュエル

 例年以上にメンバーが揃っていて面白いわね。距離適性さえ大丈夫なら、ボンドガールが素質抜けていると思うけど、前走マイル組で、本質中距離馬じゃないかと思う馬を評価を上げている感じね。

 ただ、現状まだ迷っていて、評価Bの馬は、同型が多い逃げ馬、もしかすると洋芝が合っているかもしれない馬もいるので、悩むところね。ミドルペースになると思っているけど、逃げ馬がやり合わないなら波乱もありそう。枠順が出るまでは色々とステイね。

枠順・予想

枠順

1枠1番ボンドガール 3歳 51㎏ 武豊【先行】
・新馬戦でのタイムはずっと語り草
・それ以降強いレースは無し、血統の距離の壁はあるか
2枠2番ウンブライル 4歳 55㎏ ルメール【先行/差し】
・1600mで安定した脚を持っている
・1800mは初、ルメールさんも休み明けだが
3枠3番イフェイオン 3歳 52㎏ 西村淳【先行】
・フェアリーS勝者、小回り実績はあり
・NHKマイル5着は経済コース、ただ舞台はよくなるか
3枠4番ラリュエル 5歳 55㎏ 佐々木【逃げ/先行】
・小柄な馬、間隔を開けた方が走る馬ではある
・逃げるにしてはいい枠だが
4枠5番モズゴールドバレル 5歳 55㎏ 高杉【先行】
・牝馬限定戦でもう一つ
・血統的には洋芝で激変はあるか?
4枠6番コンクシェル 4歳 56㎏ 横山武【逃げ】
・中山牝馬GⅢの勝ち馬
・スロー前残り消耗戦なら
5枠7番アルジーヌ 4歳 55㎏ 藤岡佑【先行/差し】
・前走3勝C勝ち上がり
・牡馬混合でしっかり外から差し切った
5枠8番ウインピクシス 5歳 55㎏ 横山和【逃げ】
・前年のクイーンS2着馬
・スロー前残りに持ち込むとしぶとい馬
6枠9番スタニングローズ 5歳 57㎏ 北村友【逃げ/先行】
・22年秋華賞馬
・本質は中距離馬、距離延長と洋芝1800mは歓迎
6枠10番キタウイング 4歳 55㎏ 黛【差し】
・牝馬重賞戦線で走り続けるも
・おおよそ1秒差、力負け?
7枠11番エリカヴィータ 5歳 56㎏ 池添【先行/差し】
・牝馬重賞戦線で掲示板付近が続く
・前回マーメイドGⅢ7着は斤量54㎏
7枠12番コガネノソラ 3歳 51㎏ 丹内【先行/差し】
・条件戦ながら1800mで好走経験は豊富
・1か月前から北海道で調整中
8枠13番ドゥアイズ 4歳 55㎏ 鮫島克【差し】
・重賞未勝利も、ヴィクトリアGⅠ4着大健闘
・札幌2歳S2着、1着馬は昨年この大会優勝馬
8枠14番モリアーナ 4歳 57㎏ 武藤【差し】
・紫苑S勝者、中距離でも実績がある
・開幕2週目、大外枠になったのはどうか

予想

◎1枠1番ボンドガール
 最終的に、ボンドガールの潜在能力に賭けたい。新馬戦で見せたパフォーマンスは圧倒的だった以外は、そこまでではない。距離も血統的におそらく1400mだし、高速馬場の方がいいと思う。それでもNHKマイルカップでは折り合いに改善が見えてきていたので、メンタル面の成長も込み。持っているエンジンは抜けているし、活かせる状態になってきていると思う。

○8枠13番ドゥアイズ
 今年の冬~春の上がり馬ね。冬のタフ馬場でオープンクラスに上がってきた馬。そこから苦戦する馬が多い中、阪神牝馬GⅡ・ヴィクトリアマイルGⅠと掲示板入り。力自体は高いものがある。札幌1800mは2歳時に戦っていて好成績を収めている。斤量も55㎏ということで、中央で見せていた切れ味を洋芝でも期待できる。

▲8枠14番モリアーナ
 洋芝1800mということで、中央重賞の中距離実績がほしいところ。この馬にはあって中山2000m紫苑GⅡ勝利、その他、牡馬混合のAJCCのGⅡ4着もある。後方からの競馬ながら、毎回安定して最後には上位に食い込んでくる。ヴィクトリマイルは超高速馬場になったので度外視可能。今回こそ頭はある。斤量57㎏・大外枠・ノリさんから乗り替わりということでここまで。

△2枠2番ウンブライル
 ルメールさんが戻ってくるということで、やはり外せない馬になってくるかしら。基本後方からの競馬になる馬なので、距離延長はプラスになる。ただ、1800mが初めてということ、ロードカナロア産駒でどこまで対応できるかというところだけど…内枠の経済コースを通れるなら一発あり。

△7枠12番コガネノソラ
 3歳馬もう一頭あげています。オークスにも出走していたコガネノソラにします。1800mで連勝してオークスに間に合った経歴がある。オークスは距離が長かったのと、連戦で疲れがあった。その疲れが取れて、リフレッシュされ調教は非常に動いていました。メンバーレベルは上がるけど、うまく立ち回れるかしら。

☆4枠5番モズゴールドバレル
 内枠に来たら、穴枠として紹介しようとした馬が2頭とも内枠に来たので、2頭紹介。モズゴールドバレルは、重要牝馬戦線で戦ってきているも、いつも掲示板に届かない成績。開幕2週目で比較的内枠に取れたこと、それと血統としては洋芝はドンピシャであること。ここはチャンスです。

☆3枠4番ラリュエル
 爆穴枠になりますね。現時点で100倍台になります。小柄な逃げ馬で、休み明けだと非常に強いタイプ。中1か月の今回は苦しいですが、もし調子を保つことができていればあまり軽視は禁物。牡馬混合巴賞で5着、さらに逃げ馬で内枠を取れた。調子次第では逃げ残りの可能性はあるわ。

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