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【映画】ガンダムの影に隠れた新旧カンフー映画【トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦】

今年最初の劇場鑑賞してきました。
2作ハシゴしたのでちょっと疲れました。

今回観たのは去年の末頃から期待されていた香港映画「トワイライト・ウォリアーズ 決戦!九龍城砦」です。


あらすじ

かつて無数の黒社会が野望を燃やし、覇権を争っていた。80年代の香港へ密入国した陳洛軍チャン・ロッグワンは、黒社会の掟に逆らったことで組織に追われ、九龍城砦へ逃げ込む。
そこで住民たちに受け入れられ、絆を深めながら仲間と出会い、友情を育んでいく。
やがて、九龍城砦を巻き込んだ争いが激化する中、陳洛軍達はそれぞれの信念を胸に、命を懸けた最後の戦いに挑む。

映画パンフレットより

登場人物

陳洛軍チャン・ロッグワン(レイモンド・ラム)

九龍城砦に逃げ込んだ密航者。同年代の信一ソンヤッ達と出会い友情を育む。DIYした武器や九龍城砦に捨てられた物を武器にして戦うなどオーソドックスな戦い方をする。

龍捲風ロンギュンフォン(ルイス・クー)

九龍城砦の平和と秩序を守るリーダー。理髪店を営み、住民から絶大な信頼を寄せられている。鋭い拳技を使い陳を返り討ちにした。かつては「竜巻」と呼ばれ名を馳せた伝説の人物。

信一 ソンヤッ(テレンス・ラウ)

龍捲風ロンギュンフォンの弟子で忠実な右腕。序盤のバタフライナイフを自在に操り、オートバイで城砦内を駆け巡るシーンは必見。
陳洛軍チャン・ロッグワンと友情を育む。

今後活躍が期待される俳優

十二少サップイー(トニー・ウー)

タイガー兄貴の組織の若頭。かつて龍捲風ロンギュンフォンに命を救われた恩を胸に「義」を重んじる生き方を貫いている。
日本刀を使って敵達を三枚におろす。

四仔セイジャイ(ジャーマン・チョン)

中西医学を学んだ九龍城砦の万能医者。日本のAVビデオなどを売ったりしてるせいか、日本語が喋れたり読めたりする。パワープレイなアクションで敵を倒す。顔の傷をマスクで隠す前は田原俊彦似のイケメンだったらしい…

大ボス(サモ・ハン・キンポー)

油麻地ヤウマテイのフルーツマーケットを縄張りとする首領。九龍城砦を手に入れる為に手段を選ばない。72歳とは思えないサモハン氏のアクションは必見。

王九ウォンガウ(フィリップ・ン)

大ボスに仕える幹部。気孔の使い手で自らの身体を硬化させて銃弾や刃物を無効するというチートキャラ。4対1でも終始圧倒するなどラスボスの名に恥じぬ暴れっぷりを見せる。

チュウ兄貴(リッチー・レン)

九龍城砦の大地主。龍捲風ロンギュンフォンとは義兄弟の関係。かつては黒社会に恐れられる男だったが、現在は裕福な生活を送りながら、城砦の平和を見守ってる。実はめちゃくちゃ強く陳洛軍チャン・ロッグワンを一度戦闘不能にさせた。

タイガー兄貴(ケニー・ウォン)

廟街テンプルストリートの黒社会を束ねる首領。龍捲風ロンギュンフォンとは義兄弟の関係。義理人情と激渋ボイスがカッコいい。過去の戦いで右目を失っている。

レビュー

レジェンド・ベテラン・期待の新星のカンフー俳優が集まった香港小説が原作の映画。序盤アクション、中盤は主人公と九龍城砦の人達とのヒューマンドラマ、終盤から再び怒涛のアクションと緩急の上手い作品だと思いました。

アクション監督を『るろうに剣心』でお馴染みの谷垣健治氏が務めており、ケレン味溢れるアクションや九龍城砦のクソ狭い廊下や路地でのバトルは流石でした。特にラストバトルは志々雄真実の時の4対1の進化版と言っても過言ではない出来でした。

中盤のドラマパートが若干長いが、監督が九龍城砦出身だと知り、監督の伝えたい部分ってのはこの中盤の九龍城砦に住んでる人情味に溢れた人達のことではないかと感じました。

時代背景も相まって一昔前のカンフー映画を観てるような懐かしい感じのする映画でした。続編も作る予定だそうなので楽しみにしてます。
「硬化!」は学生の頃にやってたら学校でマネしそうなくらいインパクトあったな…


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