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2月26日 思うこと

今週は寒波が抜けて春めいてくるそうで、昨日も午後から散歩に行ってきましたが、少し肌寒くいけど心地よい風を感じました。
が、やっぱりまだ朝、お日様が雲に隠れていると寒いですね。
まだ2月なんだと思ってしまいます。
でも、今度の日曜日は各地で5月並みの気候とのこと。
東京マラソンに出場される選手の皆さんは調整が大変ですね。

今日は2月26日。
言わずと知れた226事件 っていっても戦後80年、昭和100年の今。
大昔のこと そんなの関係ねえ ですよね。

でも226事件は軍国政権へのとどめの軍事クーデターです。
かっこよく明治維新に対して昭和維新と言ったりしてますが、軍事クーデターです。
日清・日露戦争を経て軍需産業が拡大した中、第一次大戦で欧州が主戦場化したため、日本の軍需産業が特需となりました。
とはいえ、特需で好景気なのは一部の軍需関係の会社だけで、地方や農村部は飢饉状態です。
関東大震災での震災手形が不良債権化し金融も深刻化、また第一次大戦後のヨーロッパの産業が復興したため、日本の軍需産業は余剰在庫をかかえ不況に追い打ち。さらに日本の金本位制への移行とアメリカ発の恐慌が重なり経済はぼこぼこです。
ここまでの話は 城山三郎著 『鼠』を読むとよいかもしれませんね。
鈴木商店という会社の大正から昭和初めにかけての物語です。
この会社は現在の双日さんや石川島播磨重工業などの源流となった会社です。そして、この時代を知る読み物だと思います。
で、追い打ちをかけるように軍縮会議で水上艦の保有率問題が勃発。
実際には日本の主張よりほんの少し削られた程度であったが、海軍が国防の危機をあおり、さらに統帥権問題を絡めたもんで大混乱。この隙をついて右翼と野党が政権に対して糾弾。
で、時の濱口首相が東京駅で銃撃される(一旦一命は取り留めたが、傷がもとで翌年8月死去)。
この事件をきっかけにテロ事件が頻発し、テロの標的を恐れて軍部等への批判のトーンが落ちていくことになります。
テロはその後財界人を襲撃する血盟団事件、そして515事件へ。
この515事件が というよりは事件処理が226事件へとつながり太平洋戦争へつながっていきます。
経済の混乱と政治不信をテロの首謀者が、元凶に制裁を加えた(様に思わせた)として大衆が首謀者に対して同情する風潮により、死刑から減刑されます。
これにより、テロ行為は正義的な雰囲気ができ、515事件以降各襲撃未遂事件等起きています。
そして226事件となります。

事件自体は 映画『動乱』や『226』等で描かれてます。
また本等でも各種でてますので、そちらのほうがよいかと。

2月26日に思うこと
  正義という名の制裁なんてありえない
   (特に個人に対して)
  煽った挙句悲惨な状況を作った始末は他人任せ
  耳を目を塞がないで、事象を見なくちゃ
   (煽るには必ず裏がある)
  真実は一つじゃありません
  等

昨日に続き、春めいてきたのに変なことばっか言ってます。
これじゃ小言念仏状態ですね😥🙇

でも、世界情勢も日本の政治も226事件前夜と似てませんか?

努々お忘れなく なーんてね🙇

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