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2023年に見た映画のベスト10(+1)
今年の私的映画ベスト10‼️
と言っても年間で13本くらいしかみてなかった… ほぼ見た映画10💦
『アイヌの結婚式/チセ・アカラ~われらいえをつくる~』
人間の喜びは競争ではなく相互扶助、共同作業にあるのでは?と改めて感じました。
『アンデス、二人ぼっち』
都市へ人々を集中させ、温暖化を起こし山の気候を変えていく人類の試みとはなんなのか?神であるかのような老夫婦にはもう力がない。神と自然と人間。自然の条件の中で楽しくも必死に生きていた二人が文明の利器、蝋燭を追い求めたばかりに起き始める連鎖的悲劇。
『コペンハーゲンに山を』
楽しめるゴミ焼却場。その為にそこに注ぎ込まれるたくさんの知の深さに感銘を受けた。
『トリとロキタ』
難民と官僚と搾取。子どもたちの体を使った様々な工夫、細かな仕草を丁寧に追っていく描写に引き摺り込まれ、悲劇だがハワード・ホークスのような西部劇も思い出した。
『怪物』
あまりによくできすぎてるということだけが気になったけど、いつまでも内容を反芻し、人と解釈を述べ合いたくなる映画。思い込みの恐ろしさと解放の喜びと。
『モリコーネ 映画が恋した音楽家』
こんな前衛芸術家でもあったとは知りませんでした…
『君たちはどう生きるか』
アニメを使ったコンテンポラリーダンス。勝手に明治維新の失敗の話だと思い込んでます。
『バービー』
ミュージカル映画。これもはっちゃけてますが、思い込みの恐ろしさの話しと言えるかな。思い込みを乗り越えたらと思ってもまた新たな思い込みが広がる恐れがいつもある。エンタメ映画でよくここまで。
『グレイトグリーンウォールズ』
上映会を主催したわけですが、正直いい映画。気候変動、それが気候の問題だけでは無くなっているアフリカ、サヘル地域。その緑と旱魃を辿っていくミュージシャンたち。
『福田村事件』
この題材を発掘し取り上げて完成させたということがすごい。演出的には言葉に頼りすぎてる感じがするシーンがいくつか気になった。戦さの経験はなかった江戸時代の農村に、明治維新後に在郷軍人が加わる。軍人経験者が町や村に戻り、そして何が起きるのか?という個人的な今年の一大テーマ。
『シェイン 世界が愛する厄介者のうた』
パンクからアイリッシュ音楽に向かう、リアルな音楽を追い求めた姿が見れた。合掌。
どの映画も深い感銘を受けました。