280_昔話28
昔話28
普段自分語りする機会ってあまりないと思う。語ったとしても話がバラバラになっちゃったり、聞いてもらえなかったりしますよね。なので興味がある人だけ読んでくれればいいし、長いから飽きちゃうかもしれないけど興味を持ってくれる方のために一生懸命伝えていきます。
高校3年生。部活を引退して、就職活動や受験勉強に精を出している同級生を尻目に私はバイトを探していた。いろんな求人誌を見てやっと見つけたバイト先は、友人に紹介してもらった焼き肉チェーン店。時給は安かったが、探すのが面倒なところと友人がいるということで気が楽だった。
初めてのバイトは適当に決めた焼き肉チェーン。中学校の頃同級生だった女の子とか近所に住んでる幼馴染とかギャルのお姉さんとか30歳フリーターとかいろんな人がたくさんいたな。初めての仕事だったけどすぐに慣れて、要領良く幅広く仕事をこなすことができた。
そのお店の店長は病を患っており仕事中にいきなり逃げ出したりする。ところが数時間したらケロッとした顔で何事もなかったかのように仕事に戻る。バイト従業員はそんな店長に文句を垂れていた。そりゃそうだな。忙しくなったら突然いなくなっているんだもん。確かにいきなりいなくなっていたけど、それに対してキレている人はいたけどあんまり気にしたことはない。私に対してあまり当たりは強くなかったから。
私より遅れて入ってきた高校3年生の野球部の男の子。仕事を教えながらプライベートの話をして意気投合してすぐ仲良くなった。アルバイトの帰り道、彼の恋愛相談を受けていた私はいつも通りの持論をかましまくる。そうすると彼の曇りは晴れて笑顔が戻る。後日振られた知らせを聞いたが、振られた後に私に話をしたことによってまた新たな一歩を踏み出せたらしい。
時給は良くなかった。ほぼ最低賃金で働かされて、賄いも出ない。しかし、私にとって人に恵まれていた。何不自由なく働くことができていた。やっぱり何をするかよりも誰とするかの方が大切だ。そうすると何をやっても楽しいし気持ちはハッピーだ。
時給は低いが、お金よりもその学びを得れた初アルバイトだった。
しかし、今なら言える。アルバイトでの人間関係が良いということは沼だと言うこと。肝に銘じておこう。
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