この夏をジャムにしよう/日向坂46を歌詞以外の面から考えてみる。
こんにちは。「おふとん」と申します。
先日「この夏をジャムにしよう」の歌詞解釈(感想)をノートに投稿して、10人くらい読んでくれたら良いなと持っていたのですが、
コメントを下さる方もいて、思っていたより読んで下さっているみたいでとても嬉しいです。
普段アイドルソングはサブスクで聴くことが多いのですが、
先週発売されたCDを購入してしっかりと聞いたので、素人ながら楽曲面からアプローチしてみようと思います。
CDで聴くことの大切さ
いきなり本題からそれた話になってしまうのですが、歌詞解釈のノートを投稿したときは、ラジコを録音して何周も聴いていました。
この曲は3期生曲ではあるのですが、そもそも3期生は4人しかいないので各々の声がしっかり聞こえてきます。
なのに、ラジコで聴いていたときはなぜか輪郭がぼやけていて、この曲の根幹である四つ打ちのビートに飲まれていたんですよね。
最初はミキシングに時間が掛けられず、ボーカルを録音した後にトラックをしっかり調整できなかったのかなと思っていたのですが、CDを聴くとそんなに良いスピーカーでなくともはっきりそのあたりがキレイに聞こえてきました。
四つ打ちビートに感じていたチープさもあまり感じられなくなりましたし、音場も広く感じられます。
圧縮音源がこうなるのは当然のことなんですが、アイドルソングのようなとにかくボーカルが前に出る楽曲は思っていたより音質に印象が引っ張られるようです。
サブスクリプションだと流石にradikoよりはマシでしたが、それでも一度CDを聴いてしまうと気になってしまいます。
以上、ちょっとした気づきというか反省でした。
声
3期生の声って良いですよね。
この曲を聴いたとき、声は「年を取る」ものなのだと感じました。
少人数で歌っていて、まだあまり歌い慣れていなかったり、(恐らく)あまり声を調整していないからと言うのもありますが、
この曲はもう3期生のものだなって感じます。
1期生中心の歌はみーぱん、かとし、きょんこの歌を中心に組み立てて、
センターの子(My godであればキャプテン、FootStepsであればおたけ)の声を上手く前に押し出す形を取っていることが多いなと感じます。
他にもなっちょを代表するように1期生の声質は各々ベクトルが離れていて、
それぞれに持ち場がありつつも、1期生らしい統一感を持っている。
そんな印象を受けます。
(この統一感ってどうやって作ってるんですかね。エンジニアの方凄い、、)
2期生の楽曲は1期生のそれとは対照的に、皆で一つの歌を歌っているイメージが強いです。
はなちゃんずの二人やお美玖を中心に、総じて歌が上手いんですよね。(他のメンバーが下手と言いたいのではなく、あまりSHOWROOMで歌ってないので分からないという感じです笑)
「最前列へ」は特にわかりやすいです。
サビまでは各々のパートが続くのですが、
「この人たちユニゾンで歌ったらめっちゃ相性良いんだろうな」
とサビ前までで思わせといて、サビで「ああやっぱり」と初めて聴いたときに思いました。
では3期生曲はこれからどうなっていくんでしょう!
冒頭で「声は年を取る」と書きましたが、彼女たちはこれからレコーディングに慣れ、ボイストレーニングを受け、各々また違った味を出してくるのだと思います。
「この夏をジャムにしよう」が生まれたのは本当に奇跡なんですよね。
この初々しさって人工的に作り出せないですもん。
こういう気持ちって、やっぱりアイドルを応援する楽しさの一つだと思います。彼女たちの成長をリアルタイムで追えることが非常に楽しみです。
トラック
この曲の根底にあるのはやはり前に前に!と曲を推し進めていく四つ打ちのビートだと思います。というかこの曲は
・ボーカル
・四つ打ちビート
・お飾り程度のシンセ(ストリングス)
の3つしか要素が無いといって良いと思います笑
ボーカル以外にメロディーを担おうという楽器がありません。
声で勝負しよう!と言う気満々で最高です。激アツです。
でもこのビートが良い味を出してるんですよね。
こ「の」「な」「つ」「を」~
た「い」「せ」「つ」「な」~
で声と合わせて打ち込まれるビート。
考えることを許さないですよね。
とにかくこの波に乗れと、この声に乗れと言わんばかりの圧。
あるあると言えばあるあるなんですが、本当に声を聴いて欲しいんだなという感じがします。
そしてこのビートに切ない歌詞を持ってくる秋元康の力ですよ。
個人的にアップテンポに切ない歌詞を持ってこられると弱いタイプなんです。(だからこの記事を書いたのですが)
切なさ5倍増しですよね。
アップテンポ感が、寂しさに耐えて取り繕うような少女の気持ちに思えてしまって涙が出ます。
歌詞の当て方
1番Bメロの
ずっとこのままで
や、1サビの
キレイなガラス瓶
に見られるように、この曲は基本的に跳ねる形で歌詞をメロディーに当てています。
このビートに乗せるにはこれが普通なんですが、二番サビだけ違和感を感じた方はいらっしゃいませんか?
それは、
最後の夏休み
というフレーズです。
普通であれば
さいごのなーつやーす・みー
となるところが、
さいごのな・つ・や・す・み
となっています。(伝わりますでしょうか?)
ここ良いんですよね。
夏の終わりに気づいちゃったのかなって。
先日のnoteで「大人への成長」みたいなことを書きましたが、
このワンフレーズが起点になってると僕は思うんです。
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おまけ
ちょっと話を逸らしてしまいますが、アップテンポに乗せた切ない曲を1つだけ紹介させて下さい。
(特に解説のようなことはしませんが、是非一度聴いていただきたいです。)
Laura day romance/sad number
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最後に
特に下書きせずつらつらと書いてしまいました。
(下書きとか考えると億劫になって書き進められないんです、ごめんなさい。)
最後まで読んで下さってありがとうございます。
どんなコメントでも大歓迎ですので、是非色々反応して下さると嬉しいです。
次はまた別の曲の歌詞について考えるか、好きな曲を挙げるかしようと思いますので、良かったらまた見ていただけると幸いです。
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