見出し画像

2ndアルバムに向けて 5th~10th曲振り返り(前編)


11月に2ndアルバムが発売されるということで、

しかたん以降の曲でセレクトされたら嬉しいなって曲を簡単にまとめてみようと思います。(表題は必ず入ると思いますが)

今回は前編ということで、5th~7th曲から選びました。





5th「君しか勝たん」

・君しか勝たん


これまでのいわゆる"バズ"系路線を踏襲した曲の割にちょっと時代遅れ感ない?、 みたいなことをタイトル発表時に思った記憶があります。

でも「アイドルソング」の枠組みの中では結局よかったな、みたいな。


かとしの声ってやっぱいいですよね~。
歌上手くて芯があって、癖が強すぎるわけではなく、ソロでもユニゾンの中でもかとしの声だって分かる。

こういう声が真ん中にあると、大所帯アイドルソングとしてのまとまりがあって好きです。サビを聞くとおすしの歌と相性が良いのもあるなと。

紅白のパフォーマンスや衣装もよかった記憶があるからこそ、
今年は今年発売した曲で紅白が見たいな。




・世界にはThank you!が溢れている



マーチングポップ、とでも言うのでしょうか?

5thまでの二期生曲は「人間関係」がテーマなのかなと思っています。
(恋魚以降は改名前や、個を重視してちょっと意欲的に攻めた曲という印象)

それぞれテーマが

沈黙が愛なら:恋人
Dash&Rush:仲間
君のため何ができるだろう:親友


だったのが、集大成としてこの曲はこの世界のすべてを取り込んだのかなと。


サビのアウフタクトで入ってくる「ごく(自然に)」「そう(周りから)」といったフレーズが収束に向かった歌のパワーを再度押し上げているのが、うまく歌詞を詰め込んだなと思います。

また、僕は勝手に"「魔法のコトバ」理論"と呼んでいるのですが、

曲中で何度も

「ごく自然に口をついて出るだろう」



「この唇は不思議なくらい勝手に動いている」

といった感じに何かを発話しているのに、その具体的な中身が述べられていません。

一応それは"Thank you!"ではあるのですが、
いろんな人間関係の中で"Thank you!"の言い方は変わるわけで。

なんでこんなタイトルなんでなんだろうって初めて聴いたときに思ったのですが、
なにかこう、直接伝えるのが恥ずかしくちょっとごまかすというか、
勢いで感謝を伝える時の象徴として"Thank you!"が歌われているのかなと思いました。


※「魔法のコトバ」理論

「魔法のコトバ、二人だけには分かる〜」

と歌っておいて、
聴き手にそれが何かは教えてくれないスピッツの曲。

(映画ハチクロの主題歌というイメージでしたが、ドラマsilentもう一度脚光を浴びた曲です)

こんな感じで、主題なのにその具体的な中身を聴き手に委ねる手法を勝手に

"「魔法のコトバ」理論"

と呼んでます。



6th 「ってか」


・ってか


アイドルという職業の一般的な認識に対するアンチテーゼ過ぎやしないかと最初聴いたときは思いましたが、実は弱気な女の子の歌であり、ヒーローソング。

であり、

「そこでタオル掲げてるお前、私のこと推しだっていうなら証明してみせろや」

ソングだと思ってます。

曲のパワーとTAKAHIRO先生のダンスとMVがうまくマッチしてますし、
アディショナルタイムと合わせて金村印の曲だなって感じがします。





・あくびletter

埼玉三人組「カラーチャート」最初で最後のユニット曲。


相当好きです。
繰り返し聴いていると本当に胸が締め付けられます。

ラブレターをどうやって書くのがいいのか悩んでいる様子を、

「霧がかかる胸の奥で探す出口」

と歌い、結局寝落ちてしまって

「並木道 腕組んで歩く週末」

なんてベタな妄想が夢に出てきてしまう。

MVも相まって、聴いてる側もいろいろ想像できちゃいます。


曲的には、基礎になるドラムが

"バス-ハット(タム)-ハット-バス”

だったり、サビでベースがメロディックになるのが、
この曲に軽快さと重厚感を同時にもたらしていて一つの味なのかなと思います。

意外と重心低い気がするんですよね。


サビでブラスが入ってくるのも、Cメロでオルガンが入ってくるのも、
歌詞の暖かさとマッチしてて好きです。


今夜も私の味方はミクティー。





7th 「僕なんか」


・飛行機雲ができる理由


詳しいことはこちらの記事で書いてしまったのですが、
5th以降で一番好きです。

卒業ソングではないのに、卒業していくメンバーが増えるたび戻ってきてしまいそうなのは、MVのせいでしょうか。


「君に話しておきたいこと」と同じ路線で日向坂が一番表現できるタイプの曲だと思ってて、この系統で気合い入れた表題作れば売れるのでは?と思ってるのですが、ファンだからなのかなあ。





・もうこんなに好きになれない


2002年組のユニット曲。Y2K超えて昭和歌謡。

曲背景としては、大学生の先輩と恋愛中の高校生でしょうか。
(もしくは社会人と大学生)

ある意味何も歌ってない、曲の雰囲気と歌声で乗り切ろうとしている気すら感じさせるのに、存在しないはずのMVが頭に浮かんでくる不思議な曲だなと思います。



「同じスピードで大人になりたい」

というのが、「先に開けた世界に飛び出した先輩への不安」を「助手席に座る自分」と掛けていて、康の好きなとこだな~。


ケヤフェスでのライブが印象的で、また野外で歌ってほしい曲です。




・ゴーフルと君



3曲目の三期生曲。

頃安監督の手がけたドラマ調のMVが可愛くて好きですが、
特にみくにんの

「ひなのがガンダして助けに行くところとかめっちゃ良かったよね~」

っていうセリフが大好きです。


こちらはサビを半分使ってゴーフルというお菓子の説明をするという暴挙に出ていて、
ぱっと聴き何も歌っていないように見えて、結構色々歌ってる曲。


ゴーフルが記憶を辿るキー(ゴーフル≒君)になっているのですが、
確かに最後にゴーフルを食べたのって実家にいた中高生くらいの時で、
その空き箱(缶)にいろんな大切なものを入れていた気がします。


ベイカーベイカーパラドクスのように君との思い出は浮かんでくるのに、
名前が思い出せない。

何が愛で何が優しさなんだ、みたいなことを意識せずに生きてきた主人公が、ゴーフルをきっかけに過去の思い出を紐解いていって、一つずつ答え合わせをしていくような、そんな物語かなと思います。




陽世ん家!




・知らないうちに愛されていた

こちらの記事に書いているのでここでは割愛しますが、
3回目のひな誕祭で「約束の卵」がゴールしたように、4回目のひな誕祭でゴールした曲なのかもしれません。


いわゆる「締めの曲」がちょっと渋滞している感じはするので、
いろんなライブ会場使い分けたりしたら面白いな~とかちょっと思ってます。





以上で前編終了です!


本当はもっといろいろ書きたかった(特にセカサンとあくびletter)のですが、10月が忙しく、沼にハマると11月に間に合う気がしなかったので切り上げてしまいました。

ここまで読んでいただいた方で、5th以降の曲の総評みたいな記事を書いていただけたら読みたいので書いてほしいです。


最後まで読んでいただきありがとうございました。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?