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つながり

この作品の着想は、サヴァン症候群のキムピークの驚異的な記憶力を『蜘蛛の巣のネットワーク』という表現からきています。

ダニエル・タメット氏の書籍を読んだ事がキッカケです。 
書籍を無くしているので、うろ覚えです。


その書籍を手に取ったきっかけは、仕事ができなかった過去があります。

20~22歳ごろの自分は仕事ができず、記憶力や考える力が劣っていると思っていました。
うろ覚えな事が多く、叱られてばかりでしたね。

その時の直属の先輩が厳しい方で、何かしら失敗をすると嫌な言葉を投げてきました。

どの様な言葉か詳細は覚えていませんが、休日の外出先で、ひとり昼食を食べている際に仕事の事を思い出して、泣いたことがあったくらいです。

それもあり、仕事でわからない事があっても先輩に質問できずにいました。
質問をすれば嫌な言葉が飛んでくる。

聞くに聞けない状態に「次はどうすればいいんだ?」手が止まってしまい悩んでいました。


これら経験から、『自分は記憶力とか考える力が劣っている』と思ったので、それをなんとかするために脳科学の書籍を読むようになりました。

「記憶力や考える力は脳が行っている!脳のことを知ればなんとかなるのでは?!」と考えたからです。


その時に出会った言葉に「サヴァン症候群」があります。
脳力が劣っていると思っていた自分にとっては、とても興味深い内容でした。

その書籍で紹介されている、映画「レインマン」のモデルになったキムピーク氏の驚異的な記憶力に憧れました。

そこから、記憶力などの興味からマインドマップなどの記憶術関係の書籍も読みました。

記憶力を高めるためには
・関連付ける
・文字だけでなく絵も加える
・五感を使う
・繰り返し反復をする
・想起力も大事
・物語のように前後の事柄を思い出そうとするのも良い。

他にも要素があったと思います。

学んでいる際に勇気づけられた事が…
幼少期に脳細胞・ニューロンは数が少なくなり最適化される。成長してから数は増えないが、ニューロンの繋がりは学習により強化されていく。
(海馬は別と聞きます)

「そうか、頑張れば記憶力や考える力は鍛えられるのか!」

それ以降は、本を読んだり考えて言語化したり紙に書くなど、できる限りのことをしました。

そうやって脳科学で学んだ事を言語化していく際に『人の記憶や考えるというのは繋がりなんだ!』と思いついたんですね。

その時にパッと思いついたのが、この絵の構図になります。


ここからは、僕が学んだ脳科学での学習方法について少し書きます。

新しいことは、記憶や思考(ニューロン)の繋がりがなく負荷がかかります。だからこそ、新しいことを始めた際は少しづつが大事です。

負荷が大き過ぎると、その負担から逃げるように「嫌な事」として認識してしまうので注意が必要です。

徐々に繋がりが増えてくれば負荷が少なくなります。それに至るまで継続しなければいけません。
だから焦らずゆっくり工夫をしつつ勉強をしていく。

繰り返し反復を行うことで定着していきます。


また、学ぶという事を滅多にしないと、学ぶ事が億劫になってしまい能力が落ちてしまいます。

なので、他にも何か面白そうな事がないか、好奇心や興味関心から色んな事を少しでいいので学び実践する。

こうやって良い状態を保つのが必要だと考えています。新しい事を学んだり実践すると、疲れたり嫌に感じる事がありますが

「たぶん、そのうちできるようになる。だから大丈夫だよ」
「これぐらいに、ゆるく捉えて学んでいけば良いよ」

と、過去の自分に言ってあげたいですね。


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