コネクターになりたい。繋がりから生まれる価値や可能性を。
最近同じようにNPOやソーシャルセクターので働いている人たちとよく話すこと。それは「1団体で出来ることも沢山あるけれど、NPO同士が、他セクターの人と繋がること、連携していくことでより価値を高めていくことが出来るし、課題解決に向けて進めていくことが出来るよね」ということ。
それは何もNPOやソーシャルセクターの人間だけが持っていることではないかなと思う。
企業の人と話していても、また問い合わせや相談をいただくことで「NPOと一緒に何かしたい。でもどんなNPOがあって何が出来るか分からない」「NPOとどうしたら繋がれるか分からない」。
確かにそうなんだろうなと思う。
NPOに関しても少しずつ認知も拡大していっているし、SNSなどでもNPOについて知ることや繋がることが出来るようになってきた。
それでもそれはまだまだ一部であるし、ボリュームとしては少ないかもしれない。
そして限られた情報の中で、選択するか、保留するか。
ここをもっと変えることが出来ないかと思った。
例えばNPOと企業、NPOと個人、そしてNPOとNPOが繋がれる場。
例えばCAMPFIREの家入さんが仕掛けている「やさしいかくめいラボ」
もちろん最初の仕掛けや、プラットフォームの設計、情報提供などは必要になるけど、それでもこのように自発的にどんどんアウトプットを生み出したり、自然発生的に繋がっていく可能性がある。
もちろんすべてが同じようにいくとは限らない。個人と組織では前提や条件も違う。何に価値や成果を置くか。検討していくべきことは沢山ある。
それでも家入さんが言うように、普段は思ってても言えないこと、議論したくても出来ないこと、仕掛けてみたくても個人では、自組織では出来ないこともあるんじゃないかと思う。
「意識高い」「かっこ悪い」「目立とうとして」
そんな言葉で片付けられて、多くの可能性の芽が育たなかったかもしれない。
だから自分はプラットフォームを作りたいと思っている。
自分に何が出来るのか、どこまで出来るのかは分からない。
それでも動いてみたいと思う。
思いやアイディア、可能性を少しでも形に出来るように。繋いでいけるように。
繋がれる場を。
議論出来る場を。
何でも言い合える場を。
出来ない理由を探すのではなく、どうしたら出来るかを話し合える場を。
一人一人が持っている価値や芽を形にしていける場を。
まずは繋がる場を作っていこう。
個人が、NPOが、企業が、様々な人たちが自由に議論して、繋がれる場を。
大層なことを書き綴っていますが、もちろん自分一人では大したことは出来ないし、むしろ何も出来ないと思います。
だからこそ多くの人を巻き込んで、多くの人に協力してもらいながら少しずつでも形にしていきたい。
文章:がんちゃん