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これからは小説投稿サイト一本でやって行こうと思う

今でも“小説家志望”なのは変わりないのですが、今後は賞とか原稿応募に応募するのはやめて、小説投稿サイトに小説を上げるだけにしようと思ってます。それにはいくつかの理由があります。結論として“自分は賞レースに向いてない”と思ったからです。

以下、私が新人賞に応募するのをやめた理由を詳しく書いていきます。


①応募規定を守るのがしんどすぎる

小説の賞に応募したことがある人ならわかると思います。規定が細かくあって、守れていない作品は審査対象外になってしまいます。

例えば、“A4判1枚あたり40字×30行、縦組レイアウトにて、66枚以上167枚以内。(400字詰め原稿用紙換算で、200枚以上500枚以内)”など、賞にはそれぞれ細かい規定があります。

※↑は第38回小説すばる新人賞の募集要項に書いてあったやつです。ちなみに小説すばるに応募したことはありません。

最低限、規約は守れないと話になりません。じつはこれが簡単なようでいてめちゃくちゃ大変なのです。でもこれが企業の採用面接なら、面接の時間に遅刻しないくらいの当たり前のことなのです。規定を守れるかどうかから審査が始まっています。これに関しては、小説以外のジャンルのコンテストでも規定を守るのは当たり前なので文句は言えません。それにしても小説で“66枚以上167枚以内に自分の表現したいこと収める”というのは、難しすぎます。

あまり有名じゃない賞だと、大きな声じゃ言えませんが、初応募だから特別に見逃してもらえて読んでもらえたということもありましたが。(もちろん落選しました)

私みたいな文章力低い系だと、規約を守るのに精いっぱいすぎて小説書くどころの話じゃないという状態に陥ってしまいます。

②賞を意識しすぎて自分の書きたいものとは全然違う小説が出来上がってしまう

賞に応募する場合、自分の書きたいことを書くんじゃなくて、人気が出そうな作品を書かなくてはいけません。

人気が出そうな作品というのは、底辺の日本人がまず一回死んで架空の国の美形の王子や王女か悪役令嬢に転生しそこから気ままに生きたり国を統一したり推しの継母になったり姉の代わりに政略結婚させられたりとかですかね。

とにかく一回死んで日本人以外の横文字の名前の金髪やミルクティー色の髪の毛の碧か翠の目の美男美女にならないといけないという強迫観念でもあるんか?ってくらいそう言う小説が多いイメージがあります。

なろうとかの人の小説を読まないので詳しくはないです。でもタイトルとあらすじを見ている限りそんな感じの話が多い気がします。

そういう話がそもそも書けない。書こうと思って一回チャレンジしたことがあるけど、ぜんぜん面白くなくて途中で断念しました。

③最初から出来レースじゃね?と思うことがあった

詳しくは書きませんが、募集要項には一言も書いてないけど受賞した作品にはある共通点があって、常連と審査員のあいだの“暗黙の了解”があったんだな、と思うことがありました。

④新人賞を開催している出版社の作品を一度も読んだこともなく興味もない

正直これはひどい。自分が悪いと自覚しています。新人賞の過去受賞作を読み込んで傾向を掴むのは初歩の初歩なのに、一切やる気がありません。私がやりたいのは“賞に応募する”ことであって、“過去の受賞作を読み込む”ことではないのです。他人の受賞作読んでも嫉妬するだけなので。

⑤そもそも文章力が低い

私の小説は新人賞とか原稿募集に応募して目に止めてもらえるレベルの文章力にそもそも到達してないっぽいです。文章にクセがありそのときの気分でコロコロ文体も変わります。

⑥総評にショックを受けすぎた

これも詳しくは書きませんが、審査員からの辛口コメントに心が折れました。自分の作品をこんなボロクソ言われるならもう応募しなくていいや…と単純に思いました。

でも一応言っておきたいのは、審査員に文句は言えないということです。ただ単に自分の実力がない、それだけ。

ここまで読んでいただいた方はわかると思います。

お前、賞に応募しない方がいいよ、って。
さらには、小説を書くことに向いてないよ、って。

でも小説を書くこと自体は好きなので続けて行こうと思います。自分には規約が厳しい賞レースより、いつでも自由に投稿できる小説投稿サイトの方が合っているようです。

何かの拍子にバズって漫画化とかしないかな、って思うこともありますが、内容のクオリティ的にたぶん無理だと思います。

チラシの裏に書いとけレベルの小説ですが、それでも一日数人~数十人くらいは読んでもらえるのでこんなにありがたいことはないです。

イラスト描ける人が羨ましい。自分で挿絵とか描きたかった。

小説も何もかも結局は才能才能才能。才能しか勝たんのがこの地球という星です。


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