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眼鏡作りに来たんじゃないんですけど~◆自覚検査◆

はい、空気の出るヤツと気球が見えるヤツをやったらなんか視力を検査されませんか?

おいおいおい!僕は眼が腫れているから来たんだよ!眼鏡とか作る為に来たわけじゃ~ないっ!だから視力検査はいらないの!早く診察して薬がほしいの!
ってな感じになる場合がありますよね?


でもね!ここでやる視力検査ってのは皆様が思う検診とかの検査とは違うんです。

眼科で視力検査と言ったら『完全矯正値を出すための検査』のことを意味します。
つまり、自覚検査ってやつですね!

あれ?自覚検査ってなに? 

え~っと前回の気球が見えるヤツでお話ししたアレです!

【レフで機械的に屈折状態をはじき出すことを他覚検査と言い、検査員がレンズを色々入れ替えて屈折状態を導き出すことを自覚検査と言います。】

これです!思い出しましたか?

そう!あの視力検査で計っているのは、その人の屈折状態なのです。
近視や遠視がどれぐらいあるのか?乱視はどうなのか?
この人の眼が完璧にピントが合った状態だと視力はどれぐらいでるのか?

そうそう!自覚検査=完全矯正値とは

【焦点が網膜上にピッタリある時、最高の視力はいくつなのか?また、そのピッタリに合わせる為に必要な度数はいくつなのか?】

これを確認しているのです。

何も眼に異常がない方は完全矯正した状態で1.2とか見えるようになります。

逆に、完全矯正しても0.6までしか視力が出ない場合は、近視や遠視などではない他の病的な原因等を疑います。

だからとても大事な検査なんです。そして検査員の技術力が大きく反映される検査でもあります。

眼科で自覚検査をする検査員の技術力や知識が足りず、正確に自覚検査が行われない状況で完全矯正した視力が0.9でした!なんてことも普通にあるんです。
これって、あなたの眼はどんな眼鏡を使っても0.9までしか見えません!

ざんねんでした~!ってことになるんです。


検査する人の技術によっては1.2見える眼だったとしてもですよ?

場合によってはその人の人生すら変えてしまうかもしれないんです。
その眼が正常なのか、どうなのかを判断する材料になります。
検査の結果により患者の人生を左右することもあります。

資格試験などでは矯正視力が1.0以上必要とかってありますからね!

だから担当検査員の責任により慎重かつ、可能な限り正確に検査してほしいのです。

あっ!話を戻しますね!

なぜこれが眼が腫れた人にも必要なのかってことですが、まずは正常な眼か判断する材料の一つとします。
せっかく眼科にきたのですから、何か病気などが早期で発見出来たらいいですよね?

それと、処方される薬の影響を確認するため!
薬を使用前と使用後で視力の状態が変化したら薬が良くなかったとかの目安になりますよね?

それと、患者さんが
「この薬をつける前はもっとよく見えていたのに!この薬のせいで視力が落ちた!」
そんなことを主張してきたとき!最初に自覚検査をしていたら明確にわかるんです!

そう!

これは患者さんの主張を裏付けるとても大事な証明にもなるんです!

だから絶対、自覚検査=完全矯正値は検査する必要があるんです!
患者さんの為にも病院の為にも!

そして可能な限り正確に検査する必要があるのです!

もし、あやしいと思う検査員が担当についてしまった時、その検査員の技術力を試さないといけません。

その一つとして、魔法のフレーズがあります!それは、、、

「クロスシリンダーで自覚とってくれませんか?」

これを言われて動揺する検査員は、まだ知識や技術が乏しいと判断できるかもしれません。

このフレーズが流行らないことを願います!


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