
四葉のクローバーの答え合わせ(#noteことはじめ)
note始めの記事は、2022年2月17日だった。
noteというネット上のプラットフォームを知ったのは、もう少し前の2021年の春頃だったと思う。
野鳥が好きで、ネットで検索していたらnoterさんたちが美しい写真を掲載したり、図鑑のように詳しく説明している記事を見つけた。それらを読むうちに、すっかり魅了され、お気に入りの記事を読むためにすぐ登録。毎日の更新を楽しみにするようになった。
最初は野鳥を見るだけのツールだったけど、ある日リア友から「書いてみたら」と勧められ、私に何が書けるだろう?と考えるようになりました。
ごく平凡な主婦だし、面白いことなど何もない。
趣味は色々あるけど、自分の為の娯楽であって人の為になるようなことではないし、私の記事を楽しみにしてくれる人がいるとも思えなかった。
日々の日記を書いたとして、いつまで続くか自信もない。
何より一番気後れした理由が、noteにはクレバーな人たちの集まりだという印象が強かったから。
私にはムリ、絶対ムリ! そう思っていた。
でも思い出した出来事があった。
まだ息子たちが小学校へ通っていた頃、四葉のクローバーを摘んだことがあったな~と。
人間の記憶なんていい加減なもので、時間とともに次第に薄れてしまうか、都合よく書き換えられてしまう。息子たちと一緒に過ごした出来事や、その時々に感じた感動も、いつの間にか違うものになってしまう。
それなら、誰にも読まれなかったとしても、自分のための備忘録としてnoteに残しておこうと書き始めました。
それからもう丸2年ーーー振り返ると、感慨深いものがあります。
noteに初めて投稿した記事は『四葉のクローバー』という日記のような短いエッセイだった。
日付を見ると2022年2月17日となっているから季節は冬だ。
シロツメクサが咲くのは春から夏にかけてだから、思い出しながら書いたものだと思う。
朝の登校時、犬の散歩がてら途中まで一緒に歩くことにした。
息子たちは時々田んぼの中を覗きながら、黙って歩いている。
私はというと、犬があぜ道にある草むらに入るので、そこに群生していたシロツメクサが目に入った。すると偶然にも四葉のクローバーを立て続けに3本も見つけた。それを素直に欲しがった次男に全部譲ってしまった。
長男はすまし顔。
ちょうど曲がり角に差し掛かったので、そこで息子たちと「いってらっしゃい」といって別れ家に戻った。
しかし、その後も長男のことが気に掛かって仕方がなかった。長男も欲しかったかもしれないのに、私は声を掛けずに帰ってしまったから。
帰り道、時間は掛かったけれど運よくもう1本、四葉のクローバーを見つけることが出来た。家に戻るとそのクローバーをそっと長男の算数の教科書に挟んでおいた。
栞になった四葉のクローバーを、翌日長男が気付いてくれることを期待して。
今回のシロクマ文芸部さんの企画を知って、この出来事の答え合わせがしたくなった。あれから15年以上経過しているけど、長男は覚えているだろうか?
あの栞の四葉のクローバーに気が付いたのか?
長男にnoteのアドレスをlineで知らせて、「覚えてる?」と訊ねてみた。
その答えは、
・
・
・
・
・
・
・
・
「覚えてねーよ」
だよねー。
やっぱり私の独りよがりだったってことで(笑)
答え合わせが出来て良かったです。