Lovelyzが何故炎上するのか冷静に分析
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もう3ヶ月ぐらいも前の話だが、Lovelyzが新曲「Obliviate」をリリースし久々に大衆の前でパフォーマンスを披露した。後輩グループのRocket Punchが積極的にカムバックを繰り返しているのに対し、Lovelyzは約1年ぶりの新曲とかなり間が空いてしまった。しかし音楽番組で1位を獲ったりと、活動としては成功したと言えるだろう。
ただ「Obliviate」での活動スタートと同時に、メンバーのミジュが番組内でのセクハラ発言を行ってしまったことが問題になってしまい、1位獲得時のミジュの表情は先述の件のこともあったからか喜びを大きく出さまいとしていて、かなり複雑そうな表情をとっていた。
この1件もそれなりに炎上していたのだが、Lovelyzが炎上してしまったのはこれが初めてではなく、過去に何度も炎上をしてしまっている。では何故彼女らが炎上を繰り返してしまっているのか、それを今回の記事では考えていきたい。
1.環境面から分析-期待の裏返しからか??-
2014年11月12日、woolimエンターテイメントからLovelyzはデビューした
2014年11月12日、歌謡界を席巻したinfiniteが所属するwoolimエンターテイメントから、待望の女性アイドルグループLovelyzがデビューした。昔も現在もKpop界では毎年鮮烈なデビューを果たすグループが現れ続けたが、2012~2013年の間は全くと言ってもいいほど、勢いのある新人女性アイドルグループの存在に欠けていた。同じ年にSMエンタからRed velvetがデビューしたが、Lovelyzは同期の中でも一際素晴らしいデビューを果たし、このルーキーの2グループには、デビュー当初から自然と感心が集まった。
Lovelyzを手掛けたのはjypエンタで2pm、miss aらを、先輩のinfiniteや数年後デビューするloonaやonly one ofらをプロデュースしたジョン・ビョンギ(ジェイデン・ジョン)という人物だ。ビョンギ主導のもと、青春時代の儚さを彷彿とさせる楽曲を武器に、apink2世と例えられるほどの清純派アイドルとして、順調にスターダムを上がっていったのだ。
同時期にデビューしたグループの中でもファンカフェ会員数が最も多かったこともあり、将来的に韓国を代表するグループになるかもしれない、そのような期待をLovelyzに抱く者も現れ始めていただろう。
2015年デビューのTwiceがMAMAの新人賞を獲得
デビューイヤーを飾った
しかし、その状況が一変するような出来事が2015年に起こってしまう。それがTwiceのデビューだ。デビューたった44日でMAMAの新人賞を獲得し、Lovelyzが当選確実と言われた中で逆転での受賞を果たした。さらに、それまで指揮権を握ってきたジョン・ビョンギが離脱してしまった。これらの出来事は、彼女らの順調かと思われたスターへの道に待ったをかけたのだ。そして迎えた2016年4月、Lovelyzは「Destiny」を、Twiceは「Cheer up」を公開、なんと同日にカムバックを果たし、最も勢いのある新生グループ同士の直接対決が実現した。しかしその結果はTwiceの完勝、「Cheer up」の曲中の振り付けが注目され歌番組で1位を量産、Lovelyzに一度も1位の座を明け渡さなかった。このブレイクを足掛かりにTwiceは国内はおろか、海外でも絶対的なKpopスターとなったのだ。その後2017年2月に「wow」でカムバックするも、もはや別次元のグループと化したTwiceが再び立ちはだかった。その3ヶ月後「지금, 우리」で高速カムバックし初の1位を獲得するも、同期のRed velvet、MAMAMOO、Laboum※らが既に1位を獲得していたりと、新人当初は最前線を突っ走っていたつもりが、気づけば他のグループがそのポジションを奪いとるほどの活躍を見せていたのだ。
さらにそれだけではない。2015年には他にもgfriend、2016年デビューのi.o.iやblackpink、2017年デビューのpristin、2018年デビューの(g)-idle、iz*one、loona、fromis_9、2019年デビューのitzy、everglowといった勢いある新人が続々と台頭した。さらにoh my girlやclc、宇宙少女、momoland、dreamcatcherのようなデビューから数年経過して人気を集めたグループも徐々に現れ始め、かつてほどの存在感は無くなってしまったのだ。
リスナーたちがかつてこのグループに抱いた理想の姿、立ち位置からは程遠いものになってしまった。その結果期待通りにいかなかった、すなわち失敗したと思われる様になってしまい、聴衆やメディアからの標的となってしまったのではないだろうか。
※Laboumはmusic bankで1位を獲得したが、音源?を事務所が爆買いしてスコアを操作した疑いがあり、毎度この話題では物議が醸されるほど。しかも相手はIUだったことが、議論に拍車をかけている。
2.問題発言・言動から分析
Infiniteのライブを見に行ったLovelyzが、
ゴミを会場に捨てて帰った事件の様子
しかし、後に偽造工作と発覚する
1の分析をもとに、実際に炎上した問題発言・言動を考察していく。
デビュー間もない頃、Infiniteのライブ(飲食禁止)を見に行ったLovelyzが、食べ物&飲み物のゴミをポイ捨てしたという事件が起きた。しかし現場にいたinfiniteファンの偽造工作の可能性が浮上し、後に謝罪も出たためLovelyzは責められるべきではない。イェインのVlive中の暴言事件はあまりにも悪質なアンチコメのせいで、堪忍袋の緒が切れたのだと推測できる。デビュー直前に流れたジスのいじめ加担のデマも、ジスが活動休止に追い込まれるなど一方的な被害を被っている。
このように、1で述べたかつて彼女らを期待していた人たちや、そもそも彼女らを良く思わない人たちが、必要以上のアンチ行為に至っていると考えている。それを語る上で外せないものが冒頭で触れた、ミジュのセクハラ発言事件だろう。実はこの発言が行われた放送はカムバの2~3ヶ月前(放送:6月、カムバ:9月)のことで、明らかに、後からメディアやネットユーザーらが粗探しをし、カムバを妨害したいが故に起きた事故だと言える。ミジュは嘲りよりも悪ふざけ的な様相で発言したらしく、被害者側も特に気にしていないと釈明していた。
V Liveを打ち切ってまで会社前のサセン(過激派ファン)に会うLovelyzのメンバーたち
ただ擁護出来ないものも存在する。Vliveをブチ切ってサセンに会いに行ったことや、一部のマスター贔屓は大勢のファンを軽視する行為なのは間違いない。Queendomでのoh my girlへのリスペクトに欠ける発言も、敗退寸前の状況※とはいえ気をつけなければならないものだった。そして東日本大震災を揶揄するようなイェインの「放◯能蚊」発言は日本のファンの顰蹙を買い、アウトタグがつけられるほどの炎上に至った。(当時ファンでしたが、凄まじい勢いで日本の韓流ファンが叩いてました。ちなみにこの事件で自分はグループとして追うのは辞めました)
このように、素行不良で問題を何度も起こしており、更にアンチの数を増やしてしまい、自分たちの首を絞めているのも事実なのである。
纏めると、Lovelyzはアンチやメディアによって必要以上の被害を受けているのは事実だ。しかし自分たちの行動で、それらを呼び込んでしまっていることも考慮しなければならない。
※ Queendomは番組内で披露した曲を実際に売り、その売上で勝敗を付けていた。全部で4ラウンド用意されており、2ラウンド連続で売上最下位になると脱落になる。ちなみにLovelyzは例の発言をする前のラウンドで最下位になっており、後がない状態だった。
まとめ
纏めると、Lovelyzの炎上の原因として
・期待通りの活躍が出来なかったことによる掌返し
・単純な素行不良
・上記2点によって、メディア・アンチから標的にされる
この3点を、自分が考えるLovelyzの炎上を繰り返す理由とする。
来年で節目のデビュー7年を迎えるLovelyz、仮に今後Lovelyzが音楽活動をするとなったなら、デビュー後中々完成されることのなかったこの未完の大器が、大輪の花を咲かせるかどうかには一見の価値があると考えている。それがトップスターになるための、険しすぎた旅路の終着点なのか、はたまた途中なのかは、我々には知る由もない。