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SWOONY#1 リリースです


SWOONY#1
Style:Hazy IPA
ABV:5.0%
IBU:3.4
EBC:4.8

Malt&Grain:Golden Promise , Carapils , Wheat Malt , Naked Oat Malt
Hop:Galaxy , Citra Cryo , Idaho7 , Citra T90

桃やパッションフルーツの様な少し酸味のある南国の果実のアロマ&フレーバー!パンチの効いたホップ感は、次第に甘いメロンのような青い風味に。全体としてはドライな飲み口に仕上げてあり、ドライホップからくる柑橘果皮を連想させるほろ苦さが、呑み終わりをキリッと締めてくれます。

Gangi Brewing風濁ったIPAの登場です。
そこそこドライな飲み口ですが、ビアバーで数杯飲む内の一杯としては、飲み疲れしない、ちょうど良い感じに仕上がったと思います。

さて昔話ですが、Octagon Brewingで初めて自分のレシピで醸造させてもらったビールが実はHazy IPAでした、が、むしろクリアながっつり濃いめのIPAに仕上がり、ただ、ラベルを先に発注していたおかげで、Hazy IPAと表記した、がっつりIPAをリリースしたのは良い(恥ずかしい)思い出です。

あれからというもの、自分と向き合い、レシピを調整し、しっかりと濁ったIPAに仕上がりました。笑

Hazy IPAというスタイルは、今では当たり前のように存在し、クラフトビールを代表する流行りのスタイルですが、実はHazyというスタイルは、濁らせようと思って、濁ったスタイルではない、というのはご存知でしょうか。

ビアギークの方なら当たり前のように知っているお話だと思いますが、実は、Hazyスタイルは、かの有名なThe Alchemist Breweryがホップの香りを究極まで追求した結果、IPAがたまたま濁ってしまった、というのがHazyの発祥と言われています。

Heady Topper / The Alchemist Brewery

私が手にした限り日本には2〜3回ほど輸入され、私もその都度購入し飲んでいます。
一般的なクラフトビールは、見た目と香りを確認するため、「グラスに注いで飲む」というのが定番ですが、アルケミストの定番IPA「Heady Topper(ヘディートッパー)」は、グラスに移す際に逃げる香りすらロスしないため、「缶で直接飲む」という飲み方を推奨しているくらい、香りを追求しています。

現地で、出来立てを飲んでみたいです。どうせ失神するんやろうなぁ。

私のHazyは、まだまだアルケミストのビールには程遠い(ミジンコと宇宙くらい)ですが、醸造家人生を通して、いつしか、誰しもが「このビールえげつない香りしてるやん!」と驚くくらい、究極までにホップの香りを効かせた、アルティメットホッピービールを生み出してみたいものです。

はい、精進いたします。

醸造責任者
綿貫 卓人


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