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【Chromium】ブラウザ難民が増えそうだという話③
かくしてDanDengくんは音信不通となり、約束は果たされなかった。
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前回の記事から日数も経ち多くのKinzaユーザーの同胞が新天地へと旅立っていく中、当の私はというと未だに移行先が定まらず相変わらずKinza6.9.0を使い続ける日々でした。
しかしそんな生活がいつまでも続くわけもなく、徐々に徐々にKinzaでは表示出来ないサイトが増え始め、先日ついにhotmailが開けなくなったところでとうとう観念しました。新たなブラウザへの移行の時です。
1. 新天地
色々考えた結果Firefoxに移行することに決めました。Chromeは捨てます。
Google Syncでの同期が制限されてからというもの多くのChromium派生ブラウザが岐路に立たされており、この情勢の中再びChromiumに手を染める選択肢は正直ないなと。
それに開発が続いてもまたいつ今回のようなことが起きるとも限りません。
Googleへの不信感がもはや拭いきれないです。
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とりあえず目下優先すべきはKinza開発終了の直接的な原因にもなった同期機能なわけですが、Firefoxは本家と派生ブラウザ・モバイル間の同期にも当然ながら制限はなく、乗り換えも容易なのでここはまず問題ありません。
また、Chromeに大きく水をあけられているとはいえFirefoxは曲がりなりにもシェア率5位のブラウザなので開発終了のリスクが低いのもポイント高いです。
2. 使い勝手①
さて、肝心の使い勝手の話に移るわけですが、意外にも実は今の所ほとんど文句がありません。80点というところでしょうか。
私がブラウザにまず求めるものが「マウスジェスチャーの利便性」であることは前回の記事で書いた通りですが、残念なことにFirefoxはデフォルトではマウスジェスチャーには対応していません。
しかしChromeの拡張機能と違ってFirefoxはアドオンのマウスジェスチャーが中々に優秀でした。
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Gesturefyというアドオンを試しに入れてみたのですが、プリセット以外にもジェスチャーをフリーハンドで設定可能かつ対応するコマンドの数が多く、さらにホイールジェスチャーにもしっかり対応しています。
「右を全て閉じる」「タブを複製」「シークレットウィンドウを開く」
といったKinzaで自分が愛用していたコマンドが全て揃っており、ほとんど違和感なく使うことが出来ました。
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65432315/picture_pc_e7cdf1016b252e32cc5427621325002b.jpg?width=1200)
ビルトインページで反応しないのはアドオンの仕様上致し方ないところですが、新しいタブの初期ページをホーム画面から空白ページに変更することで設定画面以外のほとんどに対応可能なので妥協点としては上々でしょう。
また、スーパードラッグに関しても同様にHyper Dragというアドオンで済ませています。もう少し慣れたら他のアドオンと使い比べてみようとは思っていますが、これも細かく設定が可能で特に不満なく使えているのでその必要もないかもしれません。
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65434521/picture_pc_52860c699f7f5b2eedb8d8cec0b7ce5c.jpg?width=1200)
3. 使い勝手②
マウス操作周りでもう一点、個人的に地味ながらも譲れないのが
タブ上ホイールの有無なんですが、これはデフォルトでは対応していないもののFirefox本体の拡張設定でONにすることが可能でした(アドオン不要)。
アドレスバーに「about:config」と入力すると以下のような警告が出るので
その先の画面で「toolkit.tabbox.switchByScrolling」の項目を「True」に変更するだけで設定完了となります。
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ただ、ホイールで右端のタブまで進むと一周して左端のタブに戻らずにそこで止まってしまうのがやや不満の残るところなので、これは場合によってはアドオンを使ったほうが満足度の高い結果になるかもしれません。
あと、ついでに書いておくとサイドバーも一応使えます。
私はサイドバーは別になくてもいい派閥のKinzaユーザーなのでアレですが、人によってはありがたいのではないでしょうか。
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こんな感じでツールバーをカスタマイズが可能で、その中にサイドバーもあります。中々ユニークです。
4. 使い勝手③
基本操作面が及第点となりましたので、あと残るはその他の部分のアドオンですが、私の場合元々広告ブロック以外はそれほど高い頻度で使用するものがなかったということもあってかこれは杞憂に終わりました。
というかほぼ全部同名のアドオンがありましたね。
Ghostryとか、DownthemAllとか。
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ちなみに今使っているのは「Waterfox」というレガシーアドオン対応のFirefox派生ブラウザなのですが、私はFirefoxに関しては完全に門外漢なのであまり考えて選んだわけではないです。
特に不満があるわけではありませんが、現状の使い方だと別に本家Firefoxでもあまり問題ない感じなのでもう少し慣れてきたらChromeにないアドオンの導入や他のFirefox派生ブラウザとの比較はしていきたいところですね。
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